大都会を進め! カメはお家へ帰れるか!?

 幼き頃の宝物。それは、いつも突然姿を消してしまう。お家を飛び出し、ノロノロと街中を進んで行くその宝物とは…「カメ」。逃げ出してしまったカメは、いったいどこへ向かおうとしているのか?

 沖縄こどもの国動物園・水族館の大谷 勉先生によると、カメに帰巣本能があるかは分かってないが、特殊な嗅覚で水辺の臭いを嗅ぎ分けながら移動する習性があるという。

ならばやってみよう!
大都会を進め! カメはお家へ帰れるのか!?

 しかし、この冬の時期、ハ虫類のカメは冬眠の真っ最中。ところが、日本の最南端には彼らが冬眠せずに暮らしている「カメの楽園」がある。そう、「沖縄」。1年間の平均気温は22.4度。冬でも16度以上の亜熱帯気候は、カメ達にとって快適な生活環境。そこで、沖縄を舞台に大実験を敢行!

 カメを求めて沖縄へやってきたのは達也と長瀬。2人がお家を目指すカメのサポートにまわる。さらに、以前「ホタルでイルミネーションはできるか!?」にも参加していただいた、おなじみ阿部宣男先生も登場! 水生動物のことなら先生におまかせ。

 舞台となるのは、宜野湾市と沖縄市の2ヶ所。沖縄市ルートの主役は「沖縄こどもの国動物園・水族館」の池に住む「ミナミイシガメ」(体長23cm・オス)。沖縄・八重山原産で、性格は非常に温和。コースは市街地にある「中央パークアベニュー入り口」をスタートし、お家である「沖縄こどもの国」を目指す。その距離は直線にして800m。サポートにつくのは達也とカメ博士の大谷先生。

 一方、宜野湾市ルートは「わかたけ児童公園」の池に住む「アカミミガメ」(体長 27cm・オス)で実験。アメリカ西南部原産で、縁日などで見かけるミドリガメが成長したのがアカミミガメ。性格は荒々しく怒りっぽい。こちらのコースは、市街地にある「真志喜交差点」をスタートし、直線にして800m離れた「わかたけ児童公園」のお家を目指す。サポートにつくのは長瀬と阿部先生。

 カメ達の行く手には、数々の難関が待ち受けている。塀や階段、人の足音、そして目の前を通り過ぎる車。さらに、彼らをつけ狙う他の動物…。

 果たして、2匹のカメは無事に生まれ育った水辺へ帰ることはできるのか?



 

 それぞれのスタート地点に立った2匹のカメ、正午一斉にスタート!

 沖縄市ルートのミナミイシガメ、まずはゴール方向へ順調に歩きだした。達也と大谷先生も後に続く。ところが、いきなり大通りに直面! カメは行き交う車を目で追うと、結局ゴールと別の方向へ回避。ここまで19m歩き、お家までの直線距離は811mと遠ざかってしまった。

 一方、宜野湾市ルートのアカミミガメ、出だしからゴールとは別の方向に進んでしまった! 長瀬と阿部先生はひとまず様子を伺う。そしてしばらく大通り沿いを進むと、こちらも通りに直面! お家へ帰るにはここを横断しなくてはならないが、右・左と目で確認し、結局横断を避けて方向変換。ここまで120m歩き、ゴールまでの直線距離は726mと、方向は違えど徐々に近づく。

 続いて自動販売機を見つけると、その下に潜りこもうとするが、甲羅が引っかかって入れず。すると、今度は隣の販売機に入ってしまった! 焦る長瀬と阿部先生だが、窮屈だったのか? しばらくして再び歩きだした。

 その頃、ミナミイシガメは再び通りに直面していた。カメの中でも特に大人しく慎重なミナミイシガメ。首を長くして通りの様子を確認すると、ついに渡りだした!目の前を走り抜ける車に驚きながら、それでも慎重に前へ進む。すると達也、「頑張れ カメ吉!」と、いつのまにか名前をつけていた。そして達也のフォローもあって、カメ吉は無事に横断成功! ここまで189m歩き、ゴールまでの直線は832mと離れてしまっていたが、ここでようやく軌道修正。

 一方、アカミミガメは696m歩き、ミナミイシガメの3倍以上のペースで進んでいるが、ゴールまでの直線距離は1140mと離れるいっぽう。そして住宅街に入り、ニワトリの鳴き声が聞こえると、手足を隠して防御態勢! 聞き慣れない動物の声に驚いた様子。続いて飛行機の音が響き渡ると、またしても防御態勢!

 その頃、ミナミイシガメのカメ吉は車の下で休憩中。カメは狭い所を好むようだ。すると、ここでも首を長く伸ばして周囲を伺う。このカメ特有の動き、実は視覚と共に「鼻のセンサー」で水辺を探しているのだ。カメの優れた能力の1つ。そして方向を定め再び歩き出した。ゴールへは着実に近づいている。

 一方、アカミミガメは柵の向こうに雑草の生い茂った空き地を見つけるが、甲羅がじゃまで中へ入れず。体もかなり乾きだし、やさしい阿部先生が水を吹きかけてあげる。そして時刻はPM2:00をまわり、ここまで1176mもの距離を歩いたが、依然ペースは衰えず。ゴールまでの直線距離は844mと、先ほどよりもかなり近づいた。

 その頃、カメ吉もようやくゴール方向へ軌道修正し、草むらの中を進む。ここまで 1461m歩き、沖縄市内を抜けるとゴールの「沖縄こどもの国」まであと少し。残りの直線距離は83m。

 一方、アカミミガメは1808m歩いたところで、ゴールである「わかたけ児童公園」が見えてきた! 残りの直線距離は107m。脇道を抜けて通りを左に進むと、お家の池なのだが…なんとアカミミガメは逆の方向へ進んでしまった! いったいどこへ向かっているのか? 時刻はPM5:00をまわり、ゴールは尚も遠のく。そして、依然ペースを落とさずに歩き続けると、行く手には緑が豊富な田んぼが見えてきた。もしや、このまま田んぼに行ってしまうのか?

 その頃、カメ吉はようやく「沖縄こどもの国」の園内に入った! 生まれ育った池まであとわずか。そして草の生い茂った道を進み、低い土手を登りきると、いよいよゴールの池が見えた! すると、お家の臭いを嗅ぎ取ったのか? カメ吉はもの凄いスピードで猛突進! そのまま池に飛びこみ、無事お家に到着! 達也ははじめて見るスピードにただ驚くばかりだった。

 一方、ゴールから大分離れてしまったアカミミガメは、水田地帯へやってきた。時刻はPM6:00をまわり、ここまで歩いた距離は1896m。そして田んぼを目の前にすると、長瀬と阿部先生に見送られながら、水の中へと飛びこんでいった! アカミミガメは、どうやら「大山水田」を安住の地としたようだ。

<記録>
ミナミイシガメ 所要時間5時間38分、1558m歩いてふるさとの池に到着!アカミミガメ 所要時間6時間17分、1912m歩いて新たなお家へ辿り着いた。

どうしても思い出せない! あのメロディーを探し出せるか!?

 ふとした瞬間に出てきてしまった鼻歌…でも、何の曲だか思い出せない! あなたにもそんな経験は有りませんか? どこで聴いたのか、どんな歌詞だったかも定かではないが、記憶の片隅に引っかかっている「謎のメロディー」。このままではスッキリしない!

ならば、その正体を突き止めよう!
どうしても思い出せない! あのメロディーを探し出せるか!?

 現在、国内外で市販され、登録されている楽曲数は、400万以上。その中の1つに、鼻歌を頼りに辿り着く。

 挑戦するのは、TOKIOのキーボード担当である国分太一。好きなジャンルはロック。初めて買ったレコードはジャッキーチェンの映画「天中拳」のサントラ。そしてもう1人は、ギター担当である城島茂。好きなジャンルは歌謡曲。初めて買ったレコードは杉良太郎の「すきま風」。

 以前、番組で「あなたの謎のメロディー募集」の告知をしたところ、視聴者の皆さんからたくさんの「鼻歌テープ」が寄せられた。その中から城島と太一が無作為に1曲ずつ選び、そのメロディーを大検証!

 まず太一が探す鼻歌は、細川聖可さん(19歳・女性)から送られた謎のメロディー。テープを聞いてみると「んーんんーんんんんー」といった鼻歌だが、太一には全く予想がつかない。

 これまでに分かっている手がかりは…
(1) 小さい頃ラジオで流れていた曲(少なくとも1980年代より前)。
(2) 懐かしい感じがする恋の歌。

 一方、城島の担当は、大井麻莉ちゃん(9歳)とお母さんの幸子さん(30歳)から送られた謎のメロディー。こちらは「んーんーんーんんんんんんんんんーんーんー」といった鼻歌だが、城島も全く分からない。

 これまでに分かっている手がかりは…
(1) お母さんが子供の頃に聞いた曲。
(2)男の人と女の人が歌っていた。

 ミュージシャンとしてのプライドを賭けて、検証に挑む城島と太一。そのメロディーにまつわる小さな手がかりから、音楽の知識や音声科学の検知など、突き止める手段は様々。あいまいなメロディーを一音ずつ地道に組み立てて行けば、きっと全てが解かるはず…

 果たして、謎のメロディーの正体を突き止めることはできるのか?


 城島は何度も鼻歌を聞き、手がかりから「お母さんが子供の頃に聞いたってことは、70年代後半から80年代後半ではないか?」と予想。そして城島は考えた、「毎日曲がかかっている所…有線」そこで有線放送の会社へ急行! 移動中の車では、たて笛を吹きながら曲をイメージ。すると、早速ある曲に辿り着いた。「男と女?」果たして合っているのか?

 一方、太一も繰り返しテープを聞くが曲に結びつかず、そのメロディーが「う〜ち打ちまくれ〜」と言ってるように聞こえるらしい。そして手がかりにある「ラジオで流れていた」という情報から、ひとまずラジオ局へ向かうことに。

 その頃、城島は渋谷区の有線放送会社「ゆうせん」に到着。ここは1日約1200曲のリクエストに対応し、古い曲から最新の曲まで6万曲の在庫数を誇る。早速、リクエストのプロに鼻歌テープを聞いてもらうと、辛うじて思い当たった曲は、やはり「男と女」。城島が曲に合わせて笛を吹いてみると、メロディーの前半はかなり似た感じだが、後半がどうも一致しない。そこへ、カラオケ曲を作っている所なら分かるのでは? との意見をもらい、城島は移動することに。

 一方、太一は千代田区のラジオ局「TOKYOFM」に到着し、自らパーソナリティーを務める「TOKIO・国分太一のラジオ黄金時代」のスタッフを訪ねた。早速、スタッフの皆さんに鼻歌を聞いてもらうが、思い当たる者は誰もいない。そして、曲の作り手に聞いた方がよいのでは? との結論に至った。

 その頃、次に城島が向かったのは、世田谷区の「メディア音楽工房」。ここは、発売前の新曲を聞き、譜面に起こしてカラオケ用の曲を演奏・録音しているスタジオ。そこでプロの方にメロディーを分析してもらうと、その場で譜面に起こしてキーボードで演奏してくれた。すると、ここで達した結論は、やはり「男と女」であった。メロディーの動きはほぼ一致し、先ほどの「後半が一致しない」とうのは、曲の部分ごとの記憶がくっついているためと推測。

 一方、太一は秋葉原の「ラオックス電気館」に来ていた。目的はパソコンの作曲用ソフトで鼻歌の譜面をつくること。見つけたソフトは「らくらく作曲名人」、マイクで音声を伝えると、自動的に認識して譜面に起こしてくれるというスグレ物。キーの変換も楽にでき、これなら捜索に役立つはず。早速、鼻歌を吹きこんで再生してみると、見事に曲として仕上がった! そして、キーを変えて数パターン再生し、別のカセットレコーダーで録音。さらに、推測の手がかりとしてパソコン画面の譜面を書き写した。

 その頃、城島はCDショップで「男と女」映画主題歌(1966年公開)を購入し、表で聞いてみる。男女のデュエットで歌われる「ダバダバダ、ダバダバダ…」のフレーズと鼻歌テープを一緒に流してみると、「この曲に間違いない!」と確信。早速、依頼主の大井さんに連絡をし、電話越しに曲を聞かせてみる…が、反応はイマイチ。お母さんによると「もっと明るくてコミカルな曲」だという。城島、絶対の自信が脆くも崩れた! さらに、「歌っていたのは日本人」だったという新たな情報が浮上。捜査は振り出しに戻った。

 一方、移動中の太一は鼻歌の楽譜とアレンジしたメロディーを繰り返し確認し、曲を思い浮かべようとしていた。そして向かったのは、代々木にある「カワイ音楽出版」。ここには楽譜を読みこなすプロが多く在籍している。長年楽譜づくりに携わってきた方なら、何か思い当たる歌が見つかるはず!

 太一が鼻歌テープを聞かせてみると、プロ達の意見は、「カーモメカモメー」ではないかとの予測。さらにアレンジした曲も聞いてもらうと、「70年代の歌謡曲では?」との意見が浮上。すると、1人のスタッフが「ぼーくのかわいいミヨちゃんはー」と口ずさむと、「それだ!」と、全員の意見が一致! それは、ザ・ドリフターズの「ミヨちゃん」(1969年)という曲。しかし、この曲は何人かの歌手に歌われているという。果たしてこの曲なのか?

 その頃、城島は新宿の「うたごえ喫茶 家路」でお客さんと一緒に歌っていた。城島はここが70年代の曲を中心に歌っているお店だと聞いてやってきたのだ。早速、店内で鼻歌テープをかけてみると、「70年代にはこの手のメロディーが多かった」という。まず候補に挙がったのは、チェリッシュの「なのにあなたは京都にゆくの」(1971年)。続いて、紙ふうせんの「冬が来る前に」(1976年)、2曲ともサビの部分に合わせて鼻歌テープをかけてみるが、手がかりにあった「明るくコミカルな曲」ではなく、どちらも決め手に欠く。

 続いて城島は、同じく新宿の音楽教室へ行き、ある大先生を訪ねた。その方は、アコーディオン演奏家の横森良造先生! 先生によると、依頼主である9歳ぐらいの子供の場合、音程のあるメロディーを頭では理解していても、実際には平たんな音程で記憶してしまう場合があるという。

 まず候補に挙がったのは、キンキキッズの「硝子の少年」(1997年)。鼻歌テープに合わせて「がらすのしょうねんじーだいをー」と歌ってみるが、どうも一致せず、手がかりの「明るくコミカル」「男女のデュエット」とも合致しない。続いて、ヒデとロザンナの「愛の奇跡」(1968年)を先生のアコーディオンに合わせて歌ってみるが、これも違う。結局、有力な手がかりは得られなかったが、先生の軽快な演奏に合わせて城島は教室を退散!

 一方、太一は銀座にあるライブハウス「ケネディハウス」に来ていた。ここは60〜 80年代のヒット曲のライブが聴ける、元ワイルド・ワンズ加瀬邦彦さんのお店。早速、ステージで鼻歌テープをかけてお客さんの反応を伺うと、加瀬さんから「ミヨちゃんでは?」との意見がでた。やはりそうなのか? ここで太一は、「ミヨちゃん」に絞って捜査することに。

 その頃、城島は西麻布へ移動し、若者が集うクラブ「J TRIP BAR」にやってきた。ちょうどこの日は80年代の歌謡曲が中心に流れる「歌謡曲ナイト」だった。城島はお客さんに聞いてまわるが手がかりは得られず、続いてDJ担当のDJクリスさんに鼻歌テープを聞いてもらうと、かけてくれた曲は横浜銀蝿の「尻取りRock’n Roll」(1980年)。曲に合わせてノリノリの城島だが、これは「男女のデュエット」ではない。さらにもう1曲挙げてくれたのは、「郷ひろみと樹木希林の歌かもしれない」という。タイトルは忘れたが、途中で「イッヒイヒイヒ」と歌う「お化けもの」の曲だったような気がするという。これが有力な手がかりとなるのか?

 一方、太一は「ミヨちゃん」のレコードを求めて蒲田の「えとせとらレコード」にやってきた。するとレコードが置いてあるという。但し貴重品のため、店頭には出していないらしい。そして「ミヨちゃん」のレコードを見せてもらうと、なんとオリジナルは平尾昌晃さんが歌っていた。早速聞いてみると、レコードの「ぼーくのかわいいみよちゃんはー」に対し、鼻歌は「んーんんーんんんんー」。手がかりの「依頼主が子供の頃の曲」「懐かしい感じの恋の歌」とも一致しており、店員さんも似てるというが、念のためにドリフのレコードも出してもらうことに。

 そして、太一が何気なくミヨちゃんを口ずさむと、曲を知らないはずだが…ワンコーラスを歌いきった。「何で知ってるんだ?」と、自分に問いかける太一。実は2年前の「第49回NHK紅白歌合戦」に出演した太一は、白組の応援歌としていた「ミヨちゃん」の替え歌を歌っていたのだ!

 そしてドリフの「ミヨちゃん」を発見し聞いてみると、「ぼーくのかわいいみよちゃんはー(どんな娘よ どんな娘よ)」と、ドリフの曲には掛け声が入っていた。早速、依頼主の細川聖可さんに連絡し、電話越しにまずはザ・ドリフターズの「ミヨちゃん」(1969年)を流してみると、「しゃべり声は無かった」という。そこで、平尾昌晃の「ミヨちゃん」(1960年)を流してみると、感じは非常に近いが、彼女が聞いた曲とは「違うような気がする」という。これには太一も困ってしまった! 彼女曰く「胸のつかえがとれず、違和感を感じる」らしい。ここへ来て振りだしに戻ってしまった太一、残る手立てはあるのか?

 しかし太一は考えた…「ミヨちゃんを他にも歌っている人がいるのでは?」と、お店に戻り、最後の望みをかけ従業員の皆さんを巻きこんでの大捜索! これで見つからなければ、太一に残された手立ては無い。さらに、在庫の部屋で探してみると、「あった!」果たして、合っているのか? 再び依頼主の細川聖可さんに運命の1曲を聞かせてみると、「これだ!」と、彼女は大感激! 太一はようやく突き止めたのだ! 3曲目の「ミヨちゃん」は、なんと「寅さん」こと渥美清さんが1971年に出した歌であった。

 その頃、城島はカラオケボックスにいた。クラブでの情報を元に曲目リストを見ると、郷ひろみ&樹木希林の「お化けのロック」を発見! 曲をかけてみると、手がかりの通り「明るくコミカル」「男女のデュエット」「日本人の歌」だが、鼻歌と一致するメロディーが見つからない。すると、城島は何かが引っかかったようだ。気になった部分を鼻歌テープと合わせて何度も聞いてみるが、どうもしっくりこない様子。

 ところが、ここで問題発生! 次の仕事である毎日放送ラジオの「オレたち×××やってまーす」の生収録の時間が迫っていたのだ。残り28分しかない。城島はひとまずラジオ局へと移動。鼻歌探しはここまでか?

 しかし、城島は移動中の車内である作戦を練っていた。ラジオ曲に到着すると、番組スタッフに何やらお願い事をしている様子。さらに依頼主の大井さん親子にも連絡をとる。いったい何を企んでいるのか?

 そして、PM10:00となり、ラジオの生放送がはじまった。実は城島、この生番組中に曲を確かめようとしていたのだ! 自らのリクエストで曲をかけてもらうと、それは郷ひろみ&樹木希林の「お化けのロック」(1977年)。曲が流れる間も、城島は共演者の極楽とんぼや優香に鼻歌を聞かせる。そして、城島が確信を持った問題の部分に入った…「おーっと、あしをふむのはだーれだもっとも…」。共演者の様子を伺う城島だが、鼻歌の「んーんーんーんんんんんんんんんーんーんー」とは違うのでは? と反応はイマイチ。続いて2コーラス目の同じ部分に入った…「こえをかけてもだーめさせいぜい…」すると、耳が慣れたのか「そうだ!」と、全員が正解だと確信した! 確かに途中で「イッヒイヒイヒ」とも言っている。

 そしてCMに入ると、城島は急いで大井さん親子に電話確認。すると、ラジオを聞いていたお母さんが「これです!」と喜びの一声。ついに城島も正体を突き止めた!

<記録>
国分太一 曲目「ミヨちゃん」(1971年)歌・渥美清

城島茂  曲目「お化けのロック」(1977年)歌・郷ひろみ&樹木希林

 ふと口ずさんでしまう気になる鼻歌。心細い手がかりから何とか探し出した2曲は、共にせつない恋の歌だった。