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今年9月、こんなニュースが発表された…事件現場で似顔絵を素早く作成し、捜査に活用しようと「似顔絵捜査員制度」が全国ではじめて警視庁で導入された。捜査においてハイテクや科学が重視される一方で、目撃者の記憶を絵で表現する似顔絵捜査の重要性が見直されている。 ならば、この似顔絵を日常の人物探しにも活かせないだろうか…。 似顔絵だけで人物を探し出せるか!? 以前、番組である事件が発生した…今年8月8日、「自転車3000コギでどこまで行けるか!?」の収録でのこと、快調に海を目指す松岡、すると1人の少女とすれ違い、松岡は一瞬にして心を奪われた! この突然の出会いに闘志をかき立てられた松岡、しかしその直後、張り切りすぎて足をつってしまった! 松岡の心をそこまで揺り動かした少女とは…? そこで今回、この人物の捜索に乗り出す! だが、肝心のVTRにはほんの一瞬しか映っていない…。 捜査に与えられた期間は2週間、果たして目撃証言から作った似顔絵だけで、彼女を探し出せるか!? |
捜査にあたるのは城島・長瀬の両刑事。そして、元滋賀県警の坂本啓一先生…主に似顔絵作成を担当し、数々の事件を解決した実績を持つ似顔絵の専門家。現在も捜査用似顔絵を研究している。まずはその凄さを見るため、城島・長瀬は2人が良く知っている人物の似顔絵を描いてもらうことに。その人物を坂本先生には知らせず、2人の証言だけを手がかりに描く。 似顔絵捜査その1…相手に質問をしながら似顔絵を描く。2人の証言から額や顔の輪郭、そしてイメージの大きな決め手となる目を描いていく。 似顔絵捜査その2…左・右で違う顔を描き、それぞれの印象を確認する。実は先生、ポイントは変えずに左右の顔をそれぞれ違う感じに描いていた。顔の中心に鏡を垂直に立て、左右微妙に違った顔のイメージを確認。2つのパターンを比較することで、証言者のより具体的な表現が引き出される。 似顔絵捜査その3…誰から見ても特徴を分かり易くするため、極力限定せずに雰囲気を似せる。似顔絵は証言通りリアルに描いてしまうと、人によって見た印象が分かれてしまう。よって雰囲気を似せることにポイントを置き、誰に見せても特徴が伝わるように描く。 こうして2人の証言だけで似顔絵が完成! その人物とは…番組プロデューサーの今村司だった! 実際の写真と見比べると、眉・輪郭・髪型などのポイント部分はほぼ一致している。先生いわく、これが実際の捜査だったら間違いなく逮捕に至っているという! 曖昧な証言から印象に残る部分を的確に再現する似顔絵、より多くの目撃情報を集めることで、雰囲気を似せていたはずの顔は次第に実物に近い状態を作り出していく。ならば、目撃者をすべて集め、その証言から作った似顔絵で松岡の出会った人物は探し出せるのか!? 問題のシーンで現場に居合わせたのは、松岡とスタッフの計8名。当時8人の状態は…緩やかなカーブを進み女性とすれ違う松岡、それに併走するロケ隊。先頭にいた1人目の目撃者は、カメラバイクドライバーの山中庸正。バイクの後部座席にはカメラマンの樋地秀雄。その3m後方には原付バイクで走行するディレクターの米沢敏克。さらに5m後方をロケバスが走行、ドライバーの成澤正行。その助手席にはアシスタントディレクター(AD)の平野真一。後部座席にはビデオエンジニア(VE)の大高
浩。その後ろの座席には、マッサージ師の住田実世(タレントの体に異常が起きた時、応急手当でマッサージをする人物)。そして3000コギの実験中だったタレントの松岡昌宏。
似顔絵捜査その4…複数の目撃者から似顔絵を作成し、共通の特徴をピックアップ。先生によると、複数の方が人物の特徴を見つけやすく、証言者による似顔絵がそれぞれ異なっても、同一の特徴点を見つけ出すことが重要だという。 3ヶ月以上前の記憶のみを引き出すため、8人にはVTRを改めて見せてはいない。まずは第一の目撃者…彼女を最も近くで見た松岡。その視線を考えても長い時間に渡って彼女に目を奪われていた可能性が高い! 似顔絵作成のポイント…質問をしながら似顔絵を描く。坂本先生による質疑がはじまった。「Q.その方はかわいいですか?」、「(松岡)めちゃめちゃかわいいですよ!」。「Q.第一印象で何かに例えると?」、「(松岡)ネコ」。「Q.髪の毛の色は?」、「(松岡)茶髪で髪が肩まで伸びていた」。「Q.髪に何かつけていましたか?」、「(松岡)何もつけていません」。「Q.目の大きさは?」、「(松岡)目は大きく、眉毛が細いイマドキの顔」。 先生によると、松岡はしっかりと彼女を記憶しているという。だいたい目撃者は質問に対して「普通です」と答えるものらしいが、松岡はすべての質問にキッパリと答えた。松岡は相当ときめいたらしく、これに長瀬も「そこまで言われると見てみたい」と興味を示した! しかし松岡、長瀬にだけは会わせたくないという…「長瀬を好きになるタイプの女性」らしい。こうして松岡の証言から似顔絵が完成! 年齢は20歳前後、茶髪でネコっぽく、目の大きさが特徴。 第二の目撃者は、原付バイクに乗っていた米沢ディレクター、松岡の斜め後方を併走していた角度から、女性の姿もしっかりと確認していたハズ! 米沢の印象は「猫目でパッチリしていた」「髪の色は金髪だった」という。そして髪型は「ポニーテール」らしい。米沢の証言による似顔絵は、松岡とは髪型が大きく異なるもののネコのような目は共通している。 続いてバイクの後部座席に乗っていたカメラマンの樋地、問題のシーンを捕らえた張本人! 驚く松岡につられ瞬間的に彼女の顔を見たらしい。最も鮮明に覚えていることは「髪は茶髪で長かった」。次に「目の雰囲気は?」と聞くと、樋地は「目は一重」と答えた。すると先生「よく見えましたね?」と驚くが、定かではないらしい…。樋地の証言による似顔絵、目は前の2人に比べるとかなり違った印象。
5人目はロケバスを運転していた成澤、車道の中央に近い運転席は彼女から最も遠い位置だが、「色黒で長い茶髪」、年齢は20歳以上との印象だった。 6人目はマッサージ師の住田、疲れがピークだった松岡を注意深く見ていただけに、期待も大きい! 印象に残っている特徴は「目はキツイ感じ」だったという。その似顔絵は、松岡と共通する特徴が多い! そしてロケ隊の中で最も注意深いVEの大高、ロケバスの窓際で常に周囲の状況をチェックしていたハズ! ハッキリ覚えている印象は「髪は肩まで伸び、金髪だった」という。さらに「目は大きい」と答えた。女性を見る時はまず髪型という大高、証言には自信が見られた! 最後はADの平野、ロケバスの助手席に乗っていたうえ、スタッフの中では最も若い27歳、彼女をしっかりチェックしていた可能性大! ところが首をかしげたまま…何も覚えていないという。どんな感じの女性だったかを尋ねると、「髪の毛は金髪で長い」と答えたが、それ以上の証言が出ない…。平野に最も期待していた城島と長瀬、しつこく食い下がるものの「覚えてない」の一点張り! しまいには「覚えてないっていってんだろ!」と逆ギレ! 妙な反応の平野、結局、髪と輪郭だけで似顔絵にならず…。 こうして完成した8枚の似顔絵を全員に見せ、改めて共通点を絞る。だが、平野の妙な絵…これを松岡が問い詰めるが、ここでも平野は強気な反応! すると米沢ディレクターが気づいた…「お前寝てただろ?」、すると素直に謝る平野、寝ていたため問題の瞬間は目撃していなかった! 怒られると思い黙っていたらしく、平野はここで脱落! やむなく残り7人の似顔絵とVTRで照らし合わせることに。すると共通する特徴が出てきた…まずは髪型、金髪か明るい茶髪のセミロング。顔の輪郭はタマゴ型で全員ほぼ一致! ところが、年齢の印象は高校生から20代半ばとバラついた。さらに7枚の似顔絵から特徴をピックアップして、坂本先生が1枚の似顔絵を作り出した。 いよいよ捜査開始!
午後4時30分、問題のロケ現場に全員で乗り込んだ! 松岡が彼女とすれ違ったのは、道路に面したファミリーレストランの前。もしや彼女は同じ時間帯、定期的にこの場所を通っているかもしれない。そこで目撃者7人は現場で待機し、ロケバスから通行人をチェックする。捜査チームの城島と長瀬は1枚の似顔絵を手に聞き込みをすることに。
続いて道路左手に団地を発見! 彼女がその団地に住んでいる可能性もあり、2人はそこで聞き込みをはじめた。しかし周辺には若い女性が多いらしく、人物を特定するような証言が掴めない。そこでより多くの情報を集めるため、捜査の手を駅周辺へと広げてみる。駅前で似顔絵を掲げると、そこに大勢の人だかりができた! そして長瀬が大声で説明するが、まったく反応なし…。 午後8時をまわり、ここまで有力情報ゼロ! 捜査のポイントを再び現場に戻し、駅から全員で歩いてみる。すると前方にコンビニを見つけ、店内に金髪の女性従業員を発見! 年齢も20歳前後とみた。城島・長瀬が中へ入り聞き込み開始! そして似顔絵と見比べるが、どうも違う? ロケ当時の現場にはおらず、似顔絵とは口元が大きく異なっていた。肩を落とす城島と長瀬…。 結局、捜査初日は手がかりを掴めないまま無念の終了! その後、坂本先生を交えた話し合いで、似顔絵を1枚にまとめたことでかえって本人の特徴を薄めた可能性がある。目撃者7人中3人は松岡の似顔絵のほうが近いとの意見から、こちらでの捜査に切り替えることに。さらにVTRのコンピュータ分析も試みた。1秒間の動きを10コマに分け、顔の構造が最も分かる1コマから立体のCGを作成。人の輪郭や目・鼻・口の位置は約300人に1人しか一致しないといわれ、この照合も本人を確認する大きな決め手となる! そのCGに似顔絵を合成してみると、よりリアルな人物像が浮かびあったが、本当にその顔の女性なのか? 捜査2日目からは、松岡の証言による似顔絵を手に、スタッフの聞き込み調査が続いた。しかし、有力な手がかりは中々掴めない。 そんな中、捜査難航の噂はあの男たちにも届いた…出動すべきか悩む国分刑事、一方、宇梶刑事は「かわいい子には旅をさせよ」と、捜査の様子を見守ることに。そしてボスこと誠刑事は…眠りこけていた! 捜査期限まで残り2日となり、再び現場へやってきた城島・長瀬・坂本先生。スタッフによる聞き込みは駅から徒歩20分圏内にまで及んだが、情報は得られなかった。しかし先生によると、これで捜査範囲が絞られ、このままローラーを続ければ何らかの情報が得られるハズだという。付近をまんべんなく聞き込むローラー作戦、手間はかかるが最も確実な方法。そこで捜査範囲を徒歩30分以上の場所に拡大して聞き込みを開始!
気をとり直して歩き出すと、遠くに1人の女子高生の姿、城島が駆け寄ると…女の子が逃げた! ついに発見か? 城島・長瀬・スタッフの総勢9名で懸命に追いかける! そして3分後、ついに身柄を確保! 息を切らしながら長瀬が逃げた理由を問うと、急に追われてとっさに走ったらしいが…似顔絵に良く似ている! そこでロケ当日の行動を聞くと、松岡やロケ隊とは出会っておらず、噂も聞かなかったという。逃げたのは本当にビックリしたからだった…。 そして今度はファミリーレストランを発見! ちょうどお昼時、ここなら地元の人が多く出入りしていそう…。店員さんによると似た雰囲気の女性は出入りしているらしく、さらにお客さんにも聞いてみる…主婦の皆さんは反応なし。すると2人組の若い男性は番組を見ていたらしく、本人の自宅や名前までは分からないが、確かにこの辺りで噂になったらしい! さらに近くの本屋さんでも聞き込み。女性の店員さんに似顔絵を見せると、買い物に来る女性と目の特徴が似ているという! 店長さんにも見覚えがあり、さらに男性社員から「まよちゃん」という名前が浮上! まよちゃんは「以前金髪だった」らしく、よく制服姿で訪れるため「女子高生ではないか」という。ここで一気に有力情報をゲット! 確信を得たのか? 2人は松岡に連絡を入れて近くで待たせ、さらに捜索にあたる。駅から学生がよく通る歩道にカメラを構え、その映像を車内の城島・長瀬がモニターでチェック。次々と学生が行き交い、似顔絵と照らし合わせる…。すると金髪で特徴に似た女子高生を見つけ、2人が動き出した! 彼女のもとへ駆け寄り確認してみると、ロケ当日のことは見覚えないらしい。さらに名前を聞くと、「まよ」ではなく「まいか」だった! 松岡とはすれ違っておらず、良く見ると似顔絵よりソフトな顔立ち…またも勇み足。 その頃、呼び出された松岡は1人公園で待ちぼうけ…。捜査チームは既に2時間が経過、未だまよちゃんに出会えず、気を抜くことなくモニターに集中する。さらに30分後、1人の女子高生が映ると、2人は口を揃えて「松岡が一目で気に入りそう…」。そこで直接会って話を聞いてみることに。 彼女は人から「猫目」と言われることが多く、現場であるレストランの前も良く通るらしい。そして名前を尋ねると…「まよちゃん」だった! さらにロケ当日も松岡とすれ違っており、城島・長瀬はついにたどり着いた!! しかし気になるのは、彼女は金髪ではなく黒髪、そのうえ短めだが…実は松岡と遭遇した時、金髪のウィッグを着けていた。これで坂本先生も一安心! 松岡が一瞬で抱いたネコっぽいシャープな印象、眉と目の感じはほぼ一致していた。そしてVTRからコンピュータ分析したCGにおいても、目と鼻の位置はピッタリ!
ほんの一瞬の出会いから、何もしなければ一生会うことのない人と4ヶ月の時を越えてまた会えた! 1枚の似顔絵で人物を見つけ出し、事件は無事解決! |
パン屋さんへ聞き込みに入った時のこと、研修中のロシア人女性に行き着いた城島・長瀬だが、彼女が作業中だったため店内で待たせてもらうことに。すると2人、ほのかなパンの香りに誘われ…その場で15個も購入! そして店を後にすると、今度はとっさに逃げ出した女子高生の大捕り物! 500mの猛ダッシュで、追いついた頃には全員クタクタ…。城島・長瀬、そしてスタッフ全員地べたに倒れ込み、そのまましばらく動けず…。すると城島、「驚かせたお詫びに」と、先ほど購入したパンを彼女に1個プレゼントするが…実はそのパン、長瀬一番のお気に入り! とり返すわけにも行かず、「リーダー何であげるんだよー!」と詰め寄る長瀬だった。そしてパンを全員で頬張り、座ったまま休憩は20分に及んだ。 一方、城島・長瀬に呼び出された松岡、お昼の1時に到着し、女の子との再開に胸躍らせていたが、捜査は思いのほか難航! 結局5時間以上も待たされるハメに…。公園のベンチで待機するも次第にくたびれ、そこで遊んでいた子供と一緒にキャッチボールやサッカーをして時間をつぶしていた。 |
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DASH村に冬到来! 懸命の冬支度が進む中、八木橋も生まれてはじめての冬を迎える。思えば、7月30日放送の「雨に降られずにどこまで行けるか?」の実験で雨を知らせる強い味方として登場。当時生後2ヶ月で小柄だった八木橋も、今では大きな体格に寒さから身を守る冬毛、いつしか角も顎ひげも立派に生えていた! 今回は八木橋のこれまでの成長ぶりを一挙公開! そして冬を迎え、ヤギは寒さに強いと言われるが、八木橋のお家は夏用に建てたまま…。
そこで、八木橋の冬対策にとりかかる!
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八木橋がはじめてDASH村へやってきたのは今年8月のこと。八木橋はオスのシバヤギ(偶蹄目・反芻亜目・ウシ科・ヤギ属)、その時は生後3ヶ月で体長75cm、体重10kgだった。そもそもヤギと人間とは、太古の昔から親しい間柄、優れた家畜でもある。そして何より草が大好き! 家の修復の際、達也が玄関戸に貼り付けた葦を食べてしまい、説教されたことも…。それでもみんながいればご機嫌な八木橋に、自分だけのお家ができた! みんなが作ってくれたくつろぎの住まい。村の畑づくりがはじまると、八木橋も草刈りを手伝う。 日々成長する八木橋、村の実りと共にその成長はさらに加速! そして9月、生後4ヶ月となった八木橋は体長81cm(+6cm)、体重11kg(+1kg)、体が大きくなったうえに、シバヤギの特徴である顎ひげが2.8cmも伸びた! 角は左右ともに7.2cm、蹄(ひづめ)もしっかりとしてきた!
遊んでもらうのが大好きで、達也と追いかけっこで体を動かす。時にはしっかり役目も果たす…ヤギは鳴けば雨が降る。八木橋が知らせてくれた恵みの雨で、心配されていた畑の作物が息を吹き返した! 秋深まる10月、生後5ヶ月を迎え、体長89cm(+8cm)、体重13kg(+2kg)とまたひと回り成長し、仕草も大人っぽくなった! 一段と力強くなり、角を突き出して松岡と互角の押し合いっこ!しかし、一方では草を頭からかぶってなりふり構わず食べるあどけなさ、呼ばれてあくびで応えるのん気さも見せる。一番の友達は共に暮らす清。清は、八木橋の糞を刈り取った草に混ぜ、肥料として役立てる。 次第に冷え込む朝となる11月、生後6ヶ月の八木橋は体長96cm(+7cm)、体重16kg(+3kg)となり、冬用の毛が体を覆い尽くす。畑で待望の収穫がはじまると、誰よりも先に喜びを味わい、繰り返し味わう反芻(はんすう)行動を見せる。
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