DASH村産石焼きイモは売れるか!?

来まだまだ寒さ厳しいDASH村…
室からなにやら取り出している男1人。
「おいしそ」
それは城島だった。
昨年、大収穫だった縁側に並べられたイモ。
城島「ヨイショ!」
清と2人、風呂敷につつんだイモを担いでどうするのか…?

村を飛び出した二人の目の前には、機材を積んだトラックの集団。
そのトラックの頭上には「焼きイモ」の文字が。
そう、ここは焼きイモを売る屋台商の国将。
部長の坂本さんは伝説のイモ売り師とよばれるベテラン。
城島「焼きイモの作り方を教えて欲しいんですけど…
   この焼きイモは石焼きイモに適しているんでしょうか?」
坂本さん「形は太い方がいいけど焼いて食べてみないと分からないけど…」
移動販売は、基本は行商。
坂本さん「必ず端を切って確かめてください」
切り目に黒い筋があるのは病気を持っているイモ。
農家でも私たちでも切ってみて初めて分かるものらしい。
お金を頂いて商品として売るイモ、失敗は一つも許されない。

焼きイモを焼くためには火を焚きつづける焚き木も必要。
となると巻き割りも重要な仕事なのだが…
そこで清、早速挑戦してみることに。
と、端きれが城島の足元に!
城島「危な!」
清「スイマセン」
もう少しでケガするところだった…

そんなまき割りも終り、釜に火もくべられ準備は整った。
と思われたのだが…
釜の中で温度が違い、太いイモは壁にくっ付けて焼くなどのコツがあるらしい。
10分に1度はひっくり返すのも常識で、
たんに焼いていれば良いと言う物ではないのだ。

ここで坂本さんからの行商に行く前のアドバイス。
お客さんとは条件が3つあるらしい。
そのアドバイスとは…
お金を持っている
お腹が減っている
食べたい人がいる
城島、清はそれを肝に銘じて売らなければならなかった。

焼き始めてから1時間かかる焼きイモ。
焼けたイモを試食してみるが、お味はどうか?
清「手前味噌ながら美味しいです」
坂本さん「土を知っていないと出ない味だね」

販売価格は100g100円。
目標は30kgを完売すること。
トラックを走らせ焼きイモ販売が始まった。
城島「とりあえず材木やねんなー」
イモを売る前大切な仕事。
材木屋で燃料調達をしなければならなかった。
早速火をくべてみる。
一歩一歩完成に近づく焼きイモ。
城島「いい感じ暖まってる」
そろそろ石の温度もいいようだ。
と、
城島「大事なこと忘れてない?端っこ切らな…」
清「あ!黒いヤツ」
危ないところだった、イモの病気。

準備は整った。
DASH村のイモがいくらで売れるかドキドキする。
城島「億万長者になったらどうする?」
清「イモ御殿を」
夢膨らませる2人、と… ギュルルン!
運転手城島、バックを失敗してしまった…
城島「イモ大丈夫?」
清「並べる向きがその為に縦なんですね」
城島、妙になっとく。

白い煙を吐き出し車は揺れる。
城島「パリパリして美味しそう。もういけるやろ?」
石焼きイモの本番はこれから。
街中にあの美声をとどろかせなければならない。
「い〜しや〜きいも〜…おいも…」
しかし、どうもしっくり来ない。
城島「もっとさわやかなほうがええで」
そこで清がやってみたのは、
清「チェケラ!チェケラ!イモが、焼けた、焼けた、イモ、食って、みんなで、アレ…、食物繊維だ、チェケラ…」
ラップでアレンジ、清の美声。
城島も苦笑い…

城島「おれたちの歴史はココから始まる」
車を止めて最初のポイントにした場所。
だが通り過ぎるのは車ばかり。
が、
城島「来た来た!」
白いコートの婦女ひとり。
果して買ってくれるのか?
だが目配せはしてくれるものの…通りすぎてしまった。
清「結構感じは良かったですが」

暇を持て余した2人はたまらずつまみ食い。
城島「ウマ!」
味は確かなのだが…
そうこうしている内にお次は女性2人、親子か?
しかし目線は感じるのだが買ってはくれなかった。

城島「あ!小学生」
このお客さんは若い。
2人は知恵を絞ってチョット違う作戦にでてみることに…
清「石焼きイモ〜チェケラ石焼きイモ〜チェケラチェケラ」
子供を楽しげに誘う作戦か?
城島「続けて続けて!」
子供ばかりが気になる2人。
と、「スイマセン〜」
意外なところから女性客が…
記念すべき初のお客さん。
「サービスして♪」
試食の味に満足のお客さん、ひとつお買い上げ!
車を走らせて3時間、やっと一つ売れた。

だが、あまり人通りの多いとは言えないこの場所。
車で移動し、場所をかえることに。

時間を考えると駅ははやい。
人が溜まってる場所はどこにあるのか?
城島「ここはいいんじゃないかな」
そこは病院の目の前。
確かに人通りは多いが、声はかけられない。
いいにおいだけがアピールポイントなのだが…

「美味しそうなのください〜」
親子連れ女性2人。
いきなりの売上。
ここは行けるか?

このあとも順調な売れ行き。
人だかりが出来始めた。
城島「細いけど甘いんですよ」
しかし、売る事に夢中になりすぎてこんなことが…
清「出来ているイモが2〜3本しか…」
最初に比べたら嬉しい悲鳴。
お客さんが来たらどうするのか?
残るは後一本…
お客さんは看護婦さん。
果して注文は何本なのか?
「一本でいいですか?」
清「ちょうどいいのがありました」
2本ではなくて本当に良かった…

しかし、そろそろ病院前も潮時か、
城島「次のポイント行ってみましょう」
次のターゲットは大型スーパーの近く。
城島「寒い夜には〜有機栽培〜」
この2人、場所が変われば掛け声も変わるらしい。

ここでも順調に販売をしていた2人だが…
徐々に減りつつあるお客さん。
城島「え?もうこんな時間?」
清「夕食終ってる時間ですね」

次のお客さんを目指し、場所を急いで変えなければならない。
が、
城島「エンジンかかれへん!バッテリー上がった?」
清「ガソリンがエンプティー」
緊急事態!
あせる2人をよそに車が動かない…

とりあえず押してガソリンスタンドへ…
城島「スイマセン軽油なんですけど」
清「火があるから気をつけて」
火を焚いている為、ガソリンスタンドには入れない。
店員さんにエンジンを持ってきてもらってスタート!
だが…
城島「かからへん…」
バッテリーも上がってる様だ。
しばらくかかったが整備も終え何とか発進!
城島「御礼といっちゃなんですが…一本」
御礼の焼きイモおすそわけ。

清「今のところ売上は1万二千円です」
狙い目は電車を降りた駅のお客さん。
果して買っていってくれるのか?

準備は万端。
城島「どっからでもかかってこい」一斉に階段を降りてきた乗客。
と、早速女性客の姿が!どこでも女性客は強い。
順調なラストスパート。
トラックを囲む様にお客さんがあふれる。

周りの店も暖簾をしまうこの時間。
もう電車は終電の時間を迎えていた。最後の追い上げ。
通りすがりの人に願いは通じるのか?声のトーンもあがる。

終電も終り人の姿はもう少ない。
と、そこに最後の女性客が!
「頑張ってください」

果して今日1日でどれくらい売れたのか…
坂本さん「完売しました?」
城島「とりあえず目標の30kg…売れませんでした」

この日の売り上げ
場所 売り値(客数)
第一ポイント・農道 500円(1人)
第二ポイント・病院 4750円(33人)
第三ポイント・スーパー 4700円(17人)
第四ポイント・駅 12200円(45人)

TOTAL 22150円(96人)

坂本さん「ご苦労様でした」
1日の売上の一部を頂き焼きイモ売りは終了。
寒さが身にしみる1日でした。

トラックに乗ってからずーっと巨人の帽子をかぶっていた清。
ほとんど知られていないことだろうが、清は大の巨人ファン。
実はあの帽子は清自前の巨人帽で、休みの時などはあの巨人帽をかぶり、キャッチボールを楽しんでいるらしい。
しかもちゃんと東京ドームで買った物らしい。
かなりの情報通で、東京にいる巨人ファンのスタッフよりも最新情報に詳しく、いつも驚かされているのだが、まったくどこから情報を仕入れているのか…
教えてくれないので詳細は闇の中だ。

 
恐竜発掘できるか!? 〜クビナガリュウ発見!〜

2月24日の放送で、群馬県立自然史博物館の長谷川善和博士に、
「まだ骨がたくさん埋まっているかもしれない」と言われた発掘隊員は、勇気百倍、期待に胸おどらせながら、作業を続行した。


発掘開始から100日目

今日は、太一班(鈴木先生・黒山隊員・神田隊員・青柳隊員)が発掘、
城島班(高橋先生・熊鰐隊員・橋本隊員・岩上隊員)がクリーニング、と作業を分担することに。



城島がクリーニングするのは、95日目に発見した、骨らしき白い化石。
まず、パラロイド溶液を全体に塗って、化石を保護する。
そして、エアチゼルを使い、慎重に母岩を削り落としてゆく。
77日目のクリーニング作業中に、化石までまっぷたつに割ってしまうというミスをした城島、つい慎重になってしまい、なかなか作業がはかどらない。
高橋先生の助けを借りて、なんとかクリーニング完了。
岩盤の中から全貌を現したその化石は、まぎれもなく骨の形をしている。
高橋先生も「スゴイですね! これほどキレイには取り出せるのは珍しい」と感心したほど。



一方、太一率いる発掘チームは、白い骨化石が出土した近辺をくまなく調査する。
川底の岩盤をひっくり返し、その裏側を見た瞬間、太一が叫んだ。
「何だ、これ!?」
小さく黒光りしている物体を、太一は見逃さなかった。
歯の先端が1 cmほど岩盤から飛び出していたのだ。
これまでにも何度か出土しているエンコウドゥス(中生代の肉食魚)の歯かと思われたが、鈴木先生が叫ぶ。
「サメの歯だ!」
中生代白亜紀(約8000万年前)に生息していたクレトラムナというサメの歯らしい。



「珍しいですよ、飛び出しているなんて。普通は折れますからね」
と興奮を隠せない様子の鈴木先生。
「首長竜と格闘しているうちに折れた歯かな?」と想像はふくらむ。

作業開始から3時間。
ずっと川底をさらっていた鈴木先生が「アッ、丸いモノが!」と声を上げた。
岩盤に円形の物体が埋まっている。
骨の断面のようにも見える。
ここは、白い骨化石が出土した岩盤の真下だ。ということは…!?
「やっぱり骨っぽい。アレとつながってるんじゃない?」と太一も予想する。

岩盤ごと慎重に掘り出す。
すると、「まだある!」と驚きの声が上がった。
その下にも、さらに破片が埋まっていたのだ。
結局、骨化石のような物体は、2コ出土した。
95日目の白い骨化石と本当につながりがあるのか?
それを確かめるため、本部でクリーニング中の城島班と合流することに。



本部に入るなり、太一は「骨が2コ出た!」と自慢げに報告。
すると、城島は驚きと羨望を隠しきれず、顔がゆがんだ。
それはともかくとして、
太一班が掘り出した破片の接合面は、城島がクリーニングした骨化石の接合面と、ピタリと一致!
太一たちの予想的中!!
やはり、ひとつながりの骨だったのだ。


発掘開始から105日目

95日目に出土した骨化石。長さは6cm、重みがズシリと手に響く。
どんな生き物の、どの部分の骨にあたるのか?
それを調べるために、発掘隊は福島県いわき市の「石炭化石館」にやってきた。
ここは、首長竜に関する展示物が日本一充実している施設。
そこで、天井から吊るされている首長竜〔プレシオサウルス類〕のレプリカ(複製標本)と比較してみる。
どうやらヒレの部分と似ているようだ。
そこで、石炭化石館の学芸員である菜花智さんに鑑定して頂くと、
「首長竜の骨と一致しますね」
という、嬉しい答えが返ってきた!

レプリカのヒレの骨をよく観察してみると、付け根に近づくほど丸く、先端に近づくほど平べったくなっていることが分かる。
これは、水の抵抗を減らすのに適した形なのだ。
54日目に出土した化石は、ヒレの先端に近い部分の骨だったが、
今回の化石は、ヒレの中央部にある骨と、形や大きさがほぼ一致した。



学芸員の菜花さんによると、発掘隊の化石は、
「滅多に出土しない大きさですね。このレプリカと同じくらいではないでしょうか」とのこと。
つまり、体長6.5 mほどもある大きな首長竜の骨だったのだ。


発掘開始から110日目

『のぞき(=透明なプラスチックの箱)』で川底をジッと観察していた太一、ノジュール探しで培われた勘が、今日も冴えわたる!
鈴木先生ですら気づかなかった物を大発見!!

太一「あの白いのは何だろう!?」
鈴木「どこですか?」
太一「先生の足元です。白い物ありませんか?」

鈴木先生が驚いて足元の砂利をスコップで除けると、白い物体がみるみるうちに姿を現した。
今までに見たことのない形だ。
鈴木先生も「不気味ですね」と驚愕!
太一は「頭じゃないの!?」と絶叫!!
長さ15 cmほど。U字型をしている。
太一の直感通り、首長竜の頭の骨なのか?
それとも、ついに新種発見なのか!?
すべては、クリーニングの結果、明らかになる!

それにしても、ノジュールや化石を見つけ出す太一の眼力はスゴイ!と言おうか、神がかりとでも言おうか・・・。
大ベテランである鈴木先生までライバル視してしまう(?)ほど。

一方、クリーニング班を率いる城島は、久々のリーゼントでさっそうと登場!
他のコーナーではともかく、恐竜発掘隊では初めてだ。
作業開始から数時間後、掘り出した化石を手に意気揚々と戻ってきた太一を見て、
城島は「ア〜ァ、久しぶりの発掘やと思って、せっかく気合を入れて来たのに・・・」。
やっぱりそうだったのか! だが、気合いを込めたリーゼントもむなしく、今回は太一にオイシイところをさらわれてしまった模様。

ところで、発掘現場周辺は、杉の木がたくさんある。
花粉症の人にとっては実にツライ環境だ。
それどころか、神田隊員が、新たに花粉症患者の仲間入りをする始末。
カメラが回っている最中に、クシャミくをガマンしきれず、口を押さえて走り出す人の姿がちらほら・・・