その頃、太一と長瀬は街中から再び漁港を目指していた。
地元の人から裏道を教えてもらい、漁港に近づくが、
太一「あ、ビーコン鳴ってる」
ビーコンの反応から、近くに何人もの刑事がいる様子。
慌てて逃げる太一と長瀬。
太一「これは・・・脱出無理なんじゃないかな?」
早くも弱音を吐き始めた太一は、いつしか長瀬とはぐれてしまった。


そして、一人草むらに取り残されていた城島には、
ある光景が目に飛び込んできた。
城島「あれ? 沖の方からフェリーが来てるやん」
フェリーは、島唯一の玄関であるフェリー乗り場に着いた。
城島「フェリー乗り場に向うか」
フェリー乗り場にも厳重警戒されているだろうが、
ここは刑事の裏を書いて逃げ道を探す作戦を取ることに。

一方、達也は海水浴場とは反対側に位置する断崖の方へ。
崖を下り、近くで漁をしている船を探す。
断崖絶壁の道亡き道をしばらく進むと、釣り客のいる突堤が目の前に現れた。
ここにいけば、漁船が見つけてくれるかもしれない。
突堤を目指し、崖に這いつくばりながら進む達也。