そのまま、海沿いを走られる道を探しながら、トキオ工業を過ぎる。
海はすぐ近くなのに、なかなか海へ出る道は見つからない。
日暮れの時間は刻々と迫っていた。
徐々にパワーダウンしてきて、遂には自転車の女の子と
競り合うようなスピードになってしまった。
そこで見つけた、「日本の渚百選、小舞子海岸」と書かれた看板。
最後は海で、この気持ちのままに、看板の向く方向へ右折して入っていく。

やや下り坂の道を進んでいくと、目の前には海が広がっていた。
うれしそうな声をあげ、海のほうへと向かう。
もうほとんど余力のみの走行となり、のろのろ運転のまま
海岸へと徐々に進んでいく。
海岸へ出られるかというところで、そこにかけられたチェーンを発見。
止まらざるを得ない。海へは出られないのか?
今日はここで車を降りることになるのか?

そこに、地元の人が現れ、チェーンを外して下さった。
気を取り直して出発!少しでも海に近づくぞ!
と意気込んでみたもののもうパワーのないだん吉。
ピクリともしない。悪あがきはしてみるが、やはりここで終わるしかなさそうだ・・
サイドブレーキを引き、本日の走行は終了。
悔しさは残るが、まぁこんな日もありますよね。