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しかし、さらにしばらくすると・・・
長瀬「・・・・・・!、いたっ!!」
今度は長瀬が濁流から引き上げた仕掛けにウナギの姿が!慎重に取り上げて桶に移す。
長瀬「もう逃がしたくないね~」
なんとか手に入れた獲物は、先ほどの大ウナギには劣るが、充分にみんなで食べられる大きさの良型であった。
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雨の中の漁を終え、村へ戻った男たち。
夏の食べ物の代表格であるウナギは手に入れたが、じつはもうひとつ真夏にうってつけの食材が用意されていたのだった。
しかもその食材、準備を始めたのは今から150日も前、季節でいえば寒さ厳しい真冬の盛りのこと・・・。
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山口「ここに氷室ができるんだね・・・」
雪積もる村を、山口と国分そして明雄さん、保原がスコップ片手に里山へとやってきた。
男たちの作る「氷室」とは、日本書紀にも記された昔ながらの保氷法。
冬の間にできた氷をもみがらと共に地下に埋め、真夏まで保存し涼をとるために使われた。
国分「これで夏にかき氷が食えるじゃん!」
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