しかし、ほぼ日本の中心に位置する長野県松本市からは、太平洋にも日本海にも行くルートが存在する。
果たして時刻表を頼りにどこまでヤドカリ泥棒を追い詰めることができるか!?
そして対するヤドカリ泥棒長瀬はいかに刑事の予想を上回っていくのか!?

逃げるヤドカリ泥棒長瀬は、ヤドカリを奪った後に松本駅へ。ここでさっそく10時49分発の中央本線高尾行き電車に乗り込む。
目指すは太平洋沿岸。このまま一気に海までの距離を縮めることができるのだろうか?
しかし、中央本線に長瀬が乗り込んだことは刑事たちの知るところとなった。達也・太一のコンビは二戸キャップと相談の上、11時7分発の特急あずさ14号で同じく中央本線へ乗り込み長瀬を追いかける。

しかし、長瀬もただ闇雲に逃げているわけではなかった。刑事が特急に乗った場合、上諏訪駅での停車中に追いつかれてしまうことに気付いたのだ。そこで長瀬は上諏訪駅到着とともに急いで下車し別の交通機関を探すことに。
一方、山梨県甲府市にやってきたのはベテランと若手のコンビ、城島刑事と松岡刑事。彼らもさっそく特急あずさ8号に乗り込み、達也たちとは反対側から上諏訪駅を目指していた。