3本足での散歩は辛いはずなのに音を上げることなく、散歩を続ける逞しいジュンジュン。
その姿に誰もが振り向き、優しく接してくれる。
気がつけば、ジュンジュンは足を失う以前よりも沢山の人とふれあうようになっていました。

夏になり事態が急変しました。
ジュンジュンの骨肉腫が再発してしまったのです。
今度は切断した側の右後ろの足です。
森下さん「ほら、ジュンジュン、パパが治してあげるからね」
体への負担から、もう手術は出来ない事を森下さんは知っています。ジュンジュンは森下さんの腕の中で幸せそうに寛いでいました。

もうジュンジュンは治療の出来ない段階であると知った森下さんは、ジュンジュンを2階の自分のベットに寝かせてあげる事にしました。
そこはジュンジュンが小さいころから大好きだった場所で、少しでもジュンジュンが元気になればと考えたからです。