一方、城島と杉山は、水田広がる山形県上山市。
かかしがシンボルとされるこの町では、毎年9月、ユニークなデザインを競う「かかし祭り」を開催。
その中の競技に「全国かかし立ち選手権」がある。
まず、10回、回ってから頭にリンゴを乗せて、片足立ち。
上げた足が着くか、リンゴが落ちるまでのタイムを競う。
対戦相手は前年、その子供の部で優勝した地元の5年生、山川くん。

軸足の力強さが求められる戦い。
杉山の強烈なバックハンドを支えるのは、右足。
その鍛えられた右の軸足で、チャンピオンを越えられるか、いざ!
と、城島はわずか1.56秒で、早々に失格。
杉山と山川くんの一騎打ちは、両者、安定したまま1分が経過。
やがて風が吹き、リンゴだけでなく体も揺れる。
両者、脚が震えながらも一歩も譲らず、間もなく6分。
そして、遂にチャンピオンの頭からリンゴが落下! 杉山の勝利で2勝1敗。
その頃、内藤は泥ターザンに挑み続けていた… が失敗…
男たちはこれからも、そんなストイックに、ご当地競技に立ち向かう。