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この実験のために製作されたのが、高温好気堆肥菌ドラム缶装置。
高温好機堆肥菌が入ったドラム缶にヒマワリを裁断していれ、密閉。
必要な空気はチューブで送り込み、フィルターを通して排出水がノズルから噴射し、側面にまかれた電熱シートでドラム缶を温め、くるりと回転して中身を撹拌。
こうしてバクテリアが活発に働く環境になり、放射能を外に放出する事なくヒマワリを分解してくれる。
全て電動式のため、その電力用として使われるのがソーラーパネル。
達也「懐かしいな、ソーラー。だん吉連れてくればよかったな」
さらに、温度を上げるために、ドラム缶にヒーターを巻いて、準備完了。 |
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このドラム缶装置の中に入れるのが、高温好気堆肥菌。
100℃前後の高温、酸素を好む菌で、ドラム缶装置は、この菌が充分働けるよう配慮されている。
そして、全ての動作制御は、もちろんこの場でも行えるが、遠隔操作することも可能。
遠隔操作はJAXA長谷川さんの本領発揮。
温度調整や、重量測定、また、小屋内外に危険な線量が現れないか等、離れた場所から確認出来る。 |
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翌日、長谷川さん達の手で処理実験が開始。
シュレッターでヒマワリを細かくし、高温好機堆肥菌が入ったドラム缶の中へ入れ、蓋を閉めでスイッチを入れる。
JAXAで見たバケツタイプなら1週間程で終了。
だがこの量を1/100容量まで処理して、そこから放射線量変化の有無等の実験データは現在分析中。
その結果はどうなるのか? |
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