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そんなアユの産卵を手助けしているのが、東京都島しょ農林水産センターの職員として、江戸前アユの調査や保護を行う川の専門家の安斎さん。
昨年も、川を上るアユを調べた際にお世話になった、アユのスペシャリスト。
そんな安斎さんがこの日行っていたのは、アユが好む産卵場所作り
安斎さん「アユが産卵期を迎えるので、川底を耕しています。石と石の間に隙間を作ってあげる」
もちろん、場所はどこでも良いというわけではない。
アユの産卵は、1匹のメスと数匹のオスで行われ、アユが好んで卵を産みつけるのが、安全な石の隙き間。
しかし、水の流れが弱い多摩川では、石の隙き間に砂や泥などが溜まりやすいため、人の手で耕してあげる必要があるという。 |