世界一うまいラーメンを目指す、男たちの挑戦。 最高の麺を作るべく、男たちが福島県の畑で育てているのは、 長瀬が北海道で出会った、日本が世界に誇る、最高級小麦「春よ恋」。 春、種を蒔いた小麦は、夏を迎えると、高さ50cmに生長。 この頃に欠かせない作業が、雑草などを刈り取る除草。 城島「小麦の栄養を奪ってしまう」 最高級小麦、「春よ恋」はナイーブな品種。 雑草を放置してしまうと、十分な栄養が、小麦に行き渡らないと育たない。
小麦にとっての天敵は、雑草だけにあらず。 城島「でかっ!これ!食っとる!食っとる!」 城島が見つけたのは、マイマイガという名前の毛虫。 あらゆる植物の葉を食い尽し、農作物に甚大な被害を与えるとして、 世界中の農家さんが悲鳴を上げる、脅威の存在。 世界の侵略的外来種ワースト100に指定され、国際機関が注意を促すほどで、 今年に入り、日本でも大発生し、各地で猛威をふるっている。
この緊急事態の発生に、城島がすばやく対策。 城島「これは効きますよ、これ」 ニンニク、ショウガ、唐辛子、ニラなどを刻んで擦り、 焼酎や茶殻、酢などと一緒に煮詰めて作る、「無農薬農薬」。 これは、福島DASH村で明雄さんに教えてもらったもの。 材料は、全て人が口にできるものばかりなので飲んでも害はないが、 その匂いは強烈で、虫にも効果てきめん。
こうして作った「無農薬農薬」をエンジン式噴霧器で一気に散布! すると、マイマイガは、みるみる小麦の葉から落ちてく。 城島「けっこう逃げて行ってるな。ええんちゃう?」 念願の収穫まで、間もなく。男たちの期待も高まる。 その頃、達也は、北の大地・北海道の海を潜っていた。 達也が目指していた、最高のラーメンのための次なる食材、 それは、日本が世界に誇る究極の旨味…!?