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2016年1月10日 放送内容DASH島 無人島を開拓できるか!?
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崖の下で、達也と太一が見つけた。
太一「あそこちょっと面白そうだよ。これ行けるの?」
達也「行けるじゃん。すげぇ」
太一「すごい、この穴」「怖い」
穴の方へと進んでいく2人。
太一「洞窟かな?」
この穴が洞窟だとすれば、どこまで続いているのか? |
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考えられるのは、波に削られてできた・海食洞や
地下水で石灰岩が溶けた・鍾乳洞など。
空気の出入りが少ないため、温度が一定。
古くは食料の貯蔵や、酒の熟成などに使われたことも。
さらに、外の環境と切り離されているため、独自の進化を遂げた生物がいる可能性も。 |
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太一「やたらめったら近づかない方がいいかな?」
達也「暗いよね。」
今は明かりがない。足下も見えず、
崩れそうな岩も見分けられない。
「危ないかな」
この日は、一旦諦め… |
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数日後は、今度は達也と松岡が
松岡「神秘的だね。」「耳に圧がかかるね。」
かがまないと・入れないほどの狭さ。
ヘルメットなど装備を整え進んで行くと
達也「広い!広くない?」
入り口の先には、6畳ほどのスペースが広がり、さらに二股に分かれている。 |
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松岡「本当に行けるかな?」
更に進むと
松岡「水がすごいじゃん。」
達也「波がデカいときに入ってくるんだと思う」
達也「これ、自然にできたものでしょ?すげぇ」
岩肌を見る限り、波によって削られてできた海食洞。
達也「これどうなってるんだ?」「こっちも続いてた。すげぇ。」
入り口から約50m地点で、洞窟はさらに・二股に分かれている。 |
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洞窟での単独行動は、危険を伴う。ここからは、達也と松岡のペア、
そしてスタッフの二手に分かれて、さらに奥へ。
するとスタッフのルートで、
スタッフ「音がした。え、まじで?」
スタッフ「何かおる!何かおる!うわー!!」 |
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達也「どうした!?」「ちょっと待った!上!」
松岡「コウモリだ!コウモリいるんだね」
調べてみるとコキクガシラコウモリ。
鼻が、菊の花に似てるいことから、その名がついた。
日中は洞窟などの暗い所で羽根を休め、
日が落ちれば、外へ飛び出し蚊や蛾などの虫を食べる夜行性。
おとなしい性格で、毒もない。
しかも、冬眠中のようなので
松岡「かわいそうだから起こさないでおこう」「いいよ寝てて」
そして、山でも新たな発見が。 |
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城島と達也は山で食料調達へ。
達也「山に入れば何かしらあるか」
というのも、砂浜上の斜面で見つけた倒木には、
焼いて美味い、椎茸の仲間・ヒラタケや
木々に紛れて、滋養強壮に効くといわれるサネカズラなど
貴重な食料が。と、大量に落ちていたのはアケビの仲間・ムベの実。 |
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旬は秋の初めだが、周囲を見渡しても
達也「ムベの木はないね」
城島「斜面を落ちてきたんかな」
そこで、さらに斜面を上ると、
達也「あ、木見っけ!でも…あれムベ?」
ムベなら赤く熟れている季節だが、見つけた木の実はまだ青い。 |
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確かめたいが、その実は8m上の枝の先。
アラフィフの城島が果敢に挑むが、
あと3m、手が届かない。
結局、枝を使って、実を落としてみると、
やはりムベとは別物。 |
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試しに割ってみると、
達也「カボチャ?ウリ系みたいだな」
調べてみると、確かに“キカラスウリ"。
スイカの仲間で、日本の固有種。
種を煎じて飲めば、母乳の出が良くなると言われ、
根を細かく砕き粉状にしたものは、昭和40年代まで、
子供のあせも予防などに使われていた、天花粉となる。 |
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達也「大体火を通せば食える」
では、皮を焦がさぬよう、じっくり10分、網焼きに。
と、香ってくるのは、
城島「唐辛子みたいな匂い」
そして、実らしき部分をかじってみると、
達也「キュウリとかカボチャとか、色んな野菜を混ぜたような食感」 |
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そして、皮の部分は、
城島「ん!美味しい。ホクホクして芋っぽい」
達也「イケるけど、もっといい時期があるんだと思う」
調べてみれば、熟すと実は甘くなり、そのまま食べられる。
真冬には貴重な山の幸。 |
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まさに、開拓の救世主になりうる実。とはいえ、
城島「まだこの時期は、ウリじゃないんやろね」 |
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そして去年の秋の終わり。
男たちは森に生る恒例の果物で、正月の準備。
松岡「“柿"いっぱい生ってるよ!」
見つけたのは三年前だが、渋みが強く、
もいで食べるたびに苦い思いをしていた。 |
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そこで、今年は、
松岡「“干し柿"にすればいいじゃん」
干し柿は、渋柿を乾燥させた保存食。
平安時代には、すでに食べられていたとされ
幸せをかき集めるという語呂合わせから、
鏡餅にも飾られる、めでたい食べ物。 |
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福島DASH村でも、熟れる前の固い渋柿を使い、干し柿に。
実が甘くなることは、経験から知っていた。
そもそも渋柿は、渋味の元タンニンとともに、糖分を多く含む。
だが、タンニンは唾液に溶けやすいため、
甘味よりも先に渋味を感じてしまう。 |
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しかし、干すことでタンニンの成分が変化。
唾液に溶けにくくなるため、渋みは感じず、
甘みを感じるようになる。
柿がこの変化をするのに、およそ一か月。
これをDASH島でも。 |
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渋柿があるのは、高さ5mの枝の先。
すると、躊躇なく、木を登り始めた男。
松岡「札幌が誇る、木登りのマサとはオレのこと」
熟れた柿を難なく採っていくマサだが、
欲しいのは、もっと高いところに生っている渋柿。 |
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届かないときは、3つ股に分かれたヤスで、
実を傷めぬよう、枝をはさんで、振るい落とす。
こうして、採れた渋柿は人数分の5つ。
と、木から降りた松岡の目に留まったのは、
松岡「カニがいるんだけど」 |
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松岡「柿を上から投げて潰したら“猿蟹合戦"みたい」
猿蟹合戦は、室町時代から残る昔話。
熟れた柿の実を食べた猿が、
木を登れないカニに、青く固い実を投げつけ、
カニの子供が、臼やハチなどを集め、猿に仕返しする話だが…
松岡「あとでオレ、石臼にやられちゃうんじゃない?」 |
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とはいえ、時間がかかる干し柿作り、急がねば。
ひとまず近くにある石臼を遠ざけて、
松岡「オレに乗ってくるかもしれないから」
まずは小さな実、できるだけ薄く皮をむく。
皮をむいたら、熱湯に10秒つけて殺菌。
こうすることで、干してもカビが生えないようになる。 |
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そして、干すためには、荒縄のすき間に、
枝を差し込む必要があるが、
収穫する際、ヤスで折ってしまったので、
後付けで実に枝を取り付ける。
これを荒縄のすき間に差し込んでいくのだが、
ちょっとしたコツが。 |
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荒縄を軽く解いて、出来た輪っかに枝を通し、
再び縄を締めれば、落ちる事はない。
達也「じゃあ干そうか!」
雨に濡れるとカビが生えてしまう干し柿。
福島DASH村では、風通しが良く、
雨の当たらない母屋の軒下に干した。 |
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DASH島で、同じような条件の場所といえば、
城島「“山城"の横辺りに干す?」
舟屋の表札の横、下屋の梁の部分に5人分の干し柿を。
出来上がれば、貴重な保存食にもなる。
そして、DASH島の風と、日光を受け、
みるみる水分は抜けていき、2週間が経過。 |
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達也「普通もう少し白くならない?」
達也が言う、その白いものとは
表面につく白い粉、すなわち柿の糖分。
通常は、乾燥と共に浮き上がってくるのだが、
城島「揉むと糖度が上がるらしい」
それは、明雄さんから学んだこと。 |
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揉むことで、より味が均等になり、乾燥も早く進む。
そこで、揉みこんで、さらに1か月が過ぎたが、
どの実にも白い粉は見られず、これ以上変化がなさそうなので、
試しにひとつ、味見してみると、
松岡「味も食感も昆布みたい」と甘くない干し柿ができてしまった。
調べてみると、干し柿は気温が15℃以下で乾燥させなければ
甘みが凝縮しない。
今年は暖冬だったため甘くならなかったのか? |
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