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2016年2月7日 放送内容DASH ご当地PR課 ~北海道小樽市 冬の坂道をソリで滑ってPR~
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今回、城島と達也が訪れたのは、北海道小樽市。
石狩湾に面し、明治時代には港町として栄えていた。
今もその当時の面影が残る、ノスタルジックな町並みと、
豊富な海鮮グルメで有名。
しかし、近年、人口は減少の一途をたどり、
ピーク時には20万人いた人口は約半分に!
2010年には国から過疎地域に指定されてしまう事態に…。
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町は観光に力を入れ、立て直しを図っているが、一つ問題…
田宮さん「9割が日帰りのお客さんなんですよ」
小樽観光協会の専務理事、田宮さんによると、
その観光客の多くが、小樽運河付近を訪れ、
海鮮グルメを食べ、札幌のホテルへ行ってしまうとのこと。
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だが、小樽には別の一面も。
田宮さん「坂の町としても有名なんです」
達也「(坂の上から)海が見えて、きれいな景色!」
小樽の隠れた名物が、情緒あふれる多くの坂道。
「船見坂」は、その美しい景観から、
映画やドラマのロケ地として度々使用されていたのだが、
いまや訪れる観光客はほとんどいない。
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小樽には急な傾斜が長く続くことから、その名がついた「地獄坂」や、
春になると満開の桜が楽しめる「励ましの坂」など、
名物の坂がいくつも。
そんな小樽が誇る美しい坂の風景をPRすることに。
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すると、
城島「坂といえば、以前、流しそうめんやったね」
それは、2年前の夏、二人は坂の町・尾道で、
全長1kmの巨大流しそうめんを敢行。
そうめんが名所を通過することで坂の町の美しさをPRしていた。
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しかし、今は冬なので、
達也「滑り降りるなら…“ソリ"かな」
坂が多い小樽では資材運搬から遊び道具までソリは必需品であった。
小樽の博物館に100年前に使われていたというソリを見に行くことに。
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用途によって様々なソリが小樽では使用されていたが、その特徴は、
城島「どのソリも先が曲がってる」
館長「理由は雪に上手く乗るためと、曲げるとソリが割れづらくなる」
曲げてあることで木目の方向がカーブを描いており雪の衝撃を
受け流すことができるため割れづらくなるとのこと。
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小樽市をPRするためにソリづくりに名乗りを上げたのが、
手作り家具製作工場の稲垣工芸。
家具製作のノウハウや
ソファーの手すりなどに使われる曲げ加工の技術を応用し、
木材加工のプロ集団が、小樽のソリを作ってくれる。
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まず、材料となるナラの木を水に浸けてふやかし、
木材の繊維を柔らかくする。
さらに、特製の蒸し器で2時間ほど蒸したら、
木が柔らかいうちに、急いで万力で曲げて固定。
達也は職人の仕事の速さに気づいた、
達也「グズグズしてると冷えて割れちゃうんだね」
堅いナラ材も、蒸すことで柔らかくなり曲げ加工が可能に。
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固定された木材は滑らかなカーブを描く曲木に。
さらに、本体は“組木(くみこ)"と呼ばれる、
家具の繋ぎ目などに使われる接合法で作成。
釘で打ち付けるよりも強く、木材同士を組むことができる伝統技法。
1mmでも誤差があるとぴったりとハマらないが、
小樽の家具職人の手に掛かれば、
達也「ピッタリきてます(ハマってます)」
そのミリ単位のワザに、数々の継ぎ手を作ってきた達也も驚いた。
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本体完成後、曲木のソリ部分を取り付けた所で、
北市さん「ブレーキを付けましょう」
家具職人・北市さんのアイディアでブレーキを取り付ける。
バーを上げ、両方を同時に接地すると、ブレーキとなり、
片方だけ上げると、舵が効き左右に曲がることができる仕組み。
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北市さん「最後に椅子を取り付けます」
滑らかなラインの椅子も曲げ木の技術を使ったもの。
ブレーキと舵付き、家具職人の匠の技で作り上げた、
小樽産木製ソリで、小樽の代表的な3つの坂をすべってPR!
その道中にある、小樽の名所を巡りつつ、
地元の方々が待つ坂の麓のゴールまで辿り着けるか!?
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まず、挑む一つ目の坂は、
かつて、一尊庵(いちそんあん)と呼ばれた尼寺があった「一尊庵の坂」。
達也「景色がいいね!いい坂だね」
坂の上からは、町を一望できる絶景。
ここをスタートし、最大斜度17度の坂を行く。
いくつかのカーブを曲がり、300m先のゴールには、「たけの寿司」の大将が、
小樽名物のネタを用意して待っている。
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第一走者は、達也。
坂の中間地点には、小樽生まれ小樽育ちの田宮さん、
市に公認されたいゆるキャラ“おたる運がっぱ"と、
小樽の技術を守る、家具工場の稲垣社長が見守る中…スタート!
徐々にスピードに乗る達也、まさに順調な滑り出し!
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そして、ソリは中間地点へ。
ここから先はカーブが連続する難所、
足をつかずに滑り切りたいところ。
しかし、傾斜が緩やかになり、減速して停止…
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達也「(押してもらって)いいっすか?」
ここは、小樽のソリを小樽の皆さんの力で進め、
無事、坂の由来となった尼寺の跡地を通過。
そして、残り60m、ソリは最後のヘアピンカーブへ。
達也「来たー!ゴール!」
一つ目のゴールで待っていた、おいしい名物とは?
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大将「ようこそ小樽へ。“ハッカク"です」
「たけの寿司」の大将が握ってくれたハッカクは、
そのグロテスクな見た目とは裏腹に、
脂ののった上品な味わいが人気のご当地高級魚。
達也「歯応えがあって美味い!」
おいしい寿司をいただき次の坂へと急ぐ!
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続いてPRしたい小樽の坂は、「五百羅漢(ごひゃくらかん)の坂」。
斜度12度860mの坂には宗圓寺があり、
そこに参拝に来た人を出迎える、500体の羅漢像が名前の由来。
さらに、この坂には一部、雪の無いところが。
田宮さん「“ロードヒーティング"です」
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それは、道路に熱線を埋め加熱することで、
路面の凍結を防ぐシステム。
坂の多い小樽では、様々な場所で見る事ができるのだが、
達也「大回りしたら(コース)アウトだね」
城島「アスファルトは滑らないから(雪のある)インコースで」
そんな難しい全長860mのロングコース、
滑り切ることはできるか?滑走者は城島!
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前半、なんとか調子よく滑っていた城島。
しかし、先には除雪作業中の住民の方が。
巻き上げた雪がソリの滑りを良くするか…と、
城島が舵をかけ過ぎ、まさかの転倒…!それでも、
城島「足の裏まだ着いてないよ!」
彼なりのこだわりを見せつつ、
急いで立て直し、再スタート!
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そして、左側の舵を利かせてロードヒーティングのポイントへ。
舵の操作にも少しづつ慣れ、無事に、
城島「行ったあ、クリアー!」
ますます、スピードに乗る城島のソリ。
そして、再びのロードヒーティング!
減速しながらも、体の反動でソリを何とか前へ。
意地でも足を着かないのが、彼なりのこだわり。
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沿道に駆けつけてくれた、地元の高校生や保育園の皆さん、
小樽の将来を担う若き方々の声援を背にして、
2つ目のゴール「龍徳寺」に到着!
と、鐘が鳴り響き、若き僧侶からのお誘いで本堂の中へ。
実はここには、一本の楠から削り出された、日本一の巨大木魚が!
大きさはなんと、直径1.3m、重さ330kg!
その音色を堪能したら、いよいよ、最後の坂へ。
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数ある小樽の坂の中でも、最大の斜度を誇る「水天宮(すいてんぐう)の坂」。
25度の斜度が続く、全長200m。
垂直の壁のようにも見える坂を下った先には、
小樽が誇るB級グルメのPRブースが待っている。
この、急こう配を一気に滑りきれるか?
最後の滑走者は達也!
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スタート直後から、ぐんぐんスピードが上がる達也。
時速25km、本日の最高速度で沿道の子供達の前を通過!
子供達「うわ、すげえ!」
そして、スピードを落とすことなく、ゴール!
そこで待っていた、小樽のB級グルメとは、70年の歴史を持つ、
パリパリの麺に熱々のアンが乗った“あんかけ焼きそば"!
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では、お酢を少々垂らして、小樽名物を頂きます!
城島「んー、これは美味しい!」
達也「お酢の感じもいいですよ」
運河だけじゃない、小樽の坂の美しさ。
皆様も泊まりがけでぜひ。 |
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