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2016年2月28日 放送内容DASH 0円食堂 ~北海道~
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日本全国、捨てちゃう食材探して料理旅!DASH0円食堂!
今回、城島と太一がやってきたのは、北海道。
太一「ジンギスカン、ホッケ、カニ…」
城島「魚介いっぱいありそうやね」
食材豊富な北の大地に期待しつつ、食材のヒントを探して、
東太平洋に面した白糠町にある道の駅「しらぬか恋問(こいとい)」へ。 |
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実はここ、釧路空港から車で15分という近さ。
釧路空港には中国や台湾からの直行便があるため、海外から観光客が殺到。
来客数は年間20万人を超えるという。
お目当ては、昆布やホタテの貝柱など水産物の加工品。
その他、水揚げ量日本一のホッケや、
北海道ならではの魚介類が15種類以上並ぶ。 |
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さっそく、漁協直売店の方に旬な食材を聞くと、
店員「いまは、タコとかオキツブ」
オキツブとは、ツブ貝のことで北海道が水揚げ量日本一。
甘味があり、コリコリとした食感が特徴だという。
そして、世界最大と言われるミズダコは、
店員「大きいのだと25kgとかあるよ」 |
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さらに、白糠町沖合で獲れる毛ガニは、
形が大きく、ぎっしりと詰まった身が特徴。
と、あることが気になった。
太一「野菜が少ないね」
というのも、この時期、北海道は畑が一面雪に覆われてしまうため、
野菜を作ることが難しい。 |
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とはいえ、野菜は0円食堂に欠かせない食材。
不安を抱きながら、ここからは二手に分かれ、捨てちゃう食材探し。
まず、太一が向かったのは、近くの漁港。
さっそく、漁師さんらしき方を発見し、声をかけてみると、
どうやら、ホッキ貝を獲っているとのこと。 |
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実際に漁船を見せて頂くと、巨大な鉄製の漁具が。
漁師さん「これを海に落として底を掻いてホッキを獲る」
北海道の冷たい海水で育った冬のホッキ貝は、
身が引き締まり、程よい歯ごたえが特徴。
しかし、肝心の捨てちゃう食材については、
ホッキ貝以外に獲れたものは、すべて海に放すとのこと。
残念ながら、何も頂けなかった。 |
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一方、城島は、道の駅で見つけたラム肉の捨てちゃうところを求めて、
生産者さんの羊牧場へ。
「茶路めん羊牧場」は、北海道でも数少ない羊専門の牧場。
こちらでは、北海道産の大豆や小麦をエサに加えることで、
柔らかく臭みが無い肉質になるという。
また、精肉も行い新鮮なラム肉を道の駅などで販売している。 |
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北海道の郷土料理・ジンギスカンに欠かせない羊の肉。
少しでも分けてもらえる部分がないか伺ってみると、
案内された加工場の冷凍庫に保存されていたのは、
胸腺、胃袋、レバーなど様々な羊の内臓。
しかし、商品にもならず余ったお肉はすべて、愛犬ダイスケ君のお腹に。
犬のエサになるものは頂けないので、次の場所へ。 |
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その頃、太一は道沿いで見つけたビニールハウスへ。
作業中の農家の方に話を伺うと、やはり今の時期、
この辺りの農家さんは誰も作物を作っていないとの事。
太一「冬の北海道は厳しいんだね」
ここまで収穫0…。
焦りの中、城島は一縷(いちる)の望みをかけ、ある場所へ向かっていた。 |
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城島「あそこに賭けるしかないな」
そこは、この日の朝、道の駅に向かう途中で見つけていた、
「カニのデパート」と大きく書かれた、カニの卸売場。
新鮮なタラバガニが入った水槽を横目に、
店主に事情を説明すると、
流し台に無造作に放置されたタラバガニが。 |
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店主「水槽の中で弱って死んだやつ」
とは言え、まだ息絶えたばかり。
タラバガニは、カニの王様とも呼ばれ、
東京・築地で買えば1杯二万八千円もする高級食材。
こちらのお店では、タラバガニを生きた状態で販売しているが、
中には、脚がとれてしまったカニも。 |
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それらは、茹でて剥き身や訳あり商品として販売しているが、弱って
息絶えてしまったカニは、味が落ち始めるため、
すべて捨ててしまうという。さらに、
店主「タラバの味噌は苦味があるから食べない」
とは言え、これも息絶えたばかりなので鮮度に問題は無いという。
城島「今までで一番高級な食材かもしれん」
やっとのことで、本日、最初の0円食材ゲット! |
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その頃、太一は、道の駅で見つけたキクイモの生産者さんの元へ。
キクイモは菊のような花が咲くことが名前の由来。
イヌリンという血糖値を下げるとも言われる成分を多く含み、
近年、健康食材としても注目されている。
訪ねたのは「キクイモ同好会」メンバーの藤澤さん。
キクイモを普及させるため、地元の方14名で結成。 |
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事情を説明すると、案内されたビニールハウスに大量のキクイモが。
藤沢さん「掘るときに傷ついたキクイモ。燃やして廃棄する」
キクイモは、生命力がとても強いため、畑に捨てると、
そこからまた芽が生えてきてしまい、他の作物の生長を妨げる。
なので、こちらでは余ったキクイモはすべて、
ご自宅の焼却炉で燃やして灰にしているという。なので、
太一「キクイモゲットしました!」 |
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こうして、北海道白糠町周辺で集めた食材は、
0円食堂始まって以来の3品。
さらに、あまりの寒さにキッチンカーでの調理を断念。
道の駅の方のご好意で作業場をお借りし、調理開始。
まずは、タラバガニから身を取り出し、
甲羅は味噌が付いたまま蒸し焼きに。 |
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城島「甲羅をお皿にしてグラタン風の料理を」
そう、2人のイメージは温かいグラタン。
一方、太一は、キクイモの皮を剥いて細かく刻み、
柔らかくなるまで15分、じっくりと茹でたら、
潰してペースト状にしていく。 |
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そして城島は、蒸し上がったカニの甲羅から、
カニ味噌を取って、ペースト状にしたキクイモに加える。
それをよく混ぜ合わせたら、グラタンのベースが。
さらに、太一は訪ねた加工場でもう一品、0円食材をゲットしていた。
太一「鮭のハラスをカットしたもの」
ハラスとは、鮭のお腹周りの身のこと。 |
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大森水産では、北海道産の鮭を
200gの大きさに揃えて商品にするが、
その際に切り落とした端の部分は、すべて捨ててしまうという。
このハラスに酒を加え、フライパンで10分間、蒸し焼きに。 |
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カニの甲羅に詰めたキクイモペーストの上に、
カニの身と酒蒸ししたハラスを乗せ、
上からマヨネーズをかけて、オーブンで15分、
じっくりと焼けば、“0円グラタン風"の完成。
では、食材を分けて頂いた方々をお招きして食事会!
まず、グラタンのお味は、
太一「キクイモの中のカニ味噌が味を濃厚にしてる」 |
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そして、城島のアイデアで作ったもう一品。
ペースト状にしたキクイモに片栗粉を加え、
形を整えて10分ほど茹で、その上に炙ったカニの身と、
ハラスを載せれば、“0円握り寿司風"の出来上がり。
太一「ほんとにお寿司みたい!ヘルシーだしいいね」
城島「白糠(しらぬか)がこんなに寒いとは、知ってか知らぬか、不勉強でした」 |
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