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2016年5月1日 放送内容DASH島研修 ~ハブ駆除2016~
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DASH島は初夏を思わせる日差し。
森にジメジメした湿気が漂い始めると、
城島「そろそろアイツらが出てくる季節やな」
厄介な“ヘビ"が動き出す時期。
そして、この季節が来るたびに思う、
達也「細い道で出会ったらどうしたらいいんだろ?」 |
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城島「広い場所では今までやってきたけど」
それは毎年、沖縄で学んできた毒ヘビの駆除。
これまでは畑など見通しのよい、
広い場所で行うのがほとんどだったが、
DASH島には、狭いケモノ道や急な斜面も多い。 |
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そこで、城島と達也は沖縄本島北部・やんばるの森へ。
今年は狭い場所で毒ヘビと遭遇した時の対処法、駆除の方法を、
毎年お世話になっているハブ捕り名人に教わる。
ハブ捕り名人「(落ち葉が)盛り上がってる所に(ヘビは)潜んでる」
常に地面に注意を払い、怪しげな場所は棒で突いて歩く。 |
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城島「狭い道で急にヘビに出くわしたらどうすれば?」
ハブ捕り名人「ヘビの体長(2m)くらい離れること」
突然、出会った時はすぐに2m離れる。
駆除は体勢が整ってから、が鉄則。
達也「この穴も怪しいですね」
昼間は穴に潜んでいることも多い。 |
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そして、この日、達也の期待は、
達也「(リーダー)今日がんばってね」
島では達也がいないことも。
その時は一人でも駆除しなくては。と、
城島「(ハブが)いますね、穴の中に」
ここは林業や電柱の保守に携わる人が通る山道、駆除の対象。 |
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スコップで穴を掘り、姿を確認したら、
達也「一旦、離れよう」
地中にいるうちはヘビの動きが制限されるが、
引き出した時に暴れ出すので十分に距離をとる。
そして、潜り込もうとするハブの頭をハブ捕り棒で掴み、
達也「毒を飛ばすヤツもいるから気を付けて!」
毒ヘビの中には目を狙い、毒を飛ばしてくるヤツも。 |
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と、城島が一瞬ハブを放してしまったが、
達也「逃げるパワーを使ったから(ハブの)動き悪いね」
ハブ捕り名人「ハブは持久力無いんですよ」
ハブやマムシなど、その毒で獲物を捕らえるヘビは、
瞬発力が優れているが持久力は無い。
一方、毒を持たないヘビは、絞め殺すことで
獲物を捕らえようとするため、持久力に優れている。 |
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そして、捕獲したハブを入れるのは合成樹脂の肥料袋。
2重構造でハブの牙を通さない。
暗い所を好むハブは、頭を入れ尻尾を叩けば自分から中へ。
ただし、口が開いていれば再び出てくる可能性も。
口をしっかりと押さえ、素早く袋を締める。
捕まえたハブはすぐに冷凍。
2時間以上凍らせないと、完全には死なないという |
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そして、DASH島で太一と松岡が見つけた、
急な斜面などでの駆除の方法も学びたい。
こんな場所で出会った時の対処法は、
ハブ捕り名人「(ヘビより)斜面の下には入らない」
斜面の上にいる毒ヘビは自らの跳ぶ力に加え、
重力で勢いを増し、自分の長さ以上に攻撃してくる恐れが。 |
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さらに、頭上にも注意。
達也「木に登ってることもあるからね」
背の低い葉が生い茂る木に、鳥を狙って潜んでいることも。と!
城島「あっ、ヘビがいる!動いてる」
ここは斜面、上へ回り込み、まずハブ捕り棒で下へ落とす。
逃げ足の速いハブ、すかさず掴んで袋の中へ! |
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そして、DASH島で最もヘビに出会う場所が、物陰や天井など。
そんな場所がここにも。
達也「こういう小屋、島にもあるね」
何度もヘビが入り込んだという小屋で、駆除の方法を学ぶ。
城島「そもそも(ヘビが)入るのを防ぐにはどうしたら?」
ハブ捕り名人「ハブの頭が入らないくらいの網目のネットを張る」 |
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ヘビは頭さえ通れば、隙間に入り込むことが出来る。
そのため、沖縄では学校の周囲などに目の細かいフェンスを設置し、
ハブの侵入を防いでいる。
だが、入り込んでしまった場合には、
ハブ捕り名人「(足で)押さえてからこれ(ハブ獲り棒)で掴む」
つまり、棒を扱いづらい狭い場所では、
まず逃げられないように足で頭を押さえ、その後に棒や手で捕獲。 |
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ハブ捕り名人「ヘビは隙間さえあればどこでも入り込む」
と!バケツをひっくり返すと、そこにいたのは、
達也「アカマタ!?」
ハブ捕り名人「足で踏んで!早く!」
逃げられないよう、まずは押さえつけなければならないが、
城島が手こずってる間に、物影に逃げ込むアカマタ。
アカマタはハブを殺すほど性格が凶暴、無毒だが持久力がある。 |
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それでも何とか外に引きずり出し、
頭を足で押さえて袋に入れようとするが、
無毒で巻きつく性質のあるアカマタは、絡んで上手く袋に入らない。
格闘の末、最後は城島が足でアカマタを押さえ、
達也が頭を掴んで、やっと捕獲成功。 |
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そして、もう一つ、学びたかった状況、それは夜間。
これから増えるであろう、DASH島での夜の作業。
暗くなるとハブはサトウキビの間などに潜んで獲物を待つ。
ハブやマムシなどが顔の前方に持つ「ピット器官」。
目はあまり良くないが、このピット器官で熱を感知し、
ネズミなどを狙うといい、サーモグラフィを見るかのように
獲物が見えているという。 |
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そのため、夜の草むらでは注意深くゆっくりと捜索。
ハブ捕り名人「夜は石垣の巣穴から出てくる」
エサを探して石垣の間を這い回っていることも。
と、草の間に見つけたのは、
達也「脱皮した皮あるじゃん!2匹分かな?」
脱皮した後は食欲も旺盛で攻撃的になるという。
近くに潜んでいないか、手分けして探す。 |
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城島「(ハブ)いた!いた、いた!とぐろ巻いてる」
達也「(後ろに)回ろう!」
第6の器官、ピット器官の裏に回る。
だが城島、素早いハブをなかなか捕えきれない。
まだ別のハブも潜んでいるかもしれない畑で、
もたもたするのは危険と判断した達也が捕獲! |
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では、1日がかりの駆除作業、恒例のご褒美。
ハブ捕り名人が手際よく作ってくれたのは、
「ハブ肉ミンチのオオタニワタリ巻き」。
オオタニワタリは、観葉植物としても知られるが、
沖縄では新芽を天ぷらにして食べる。
その新芽でハブを丸々ミンチにした肉を包み、
それを素揚げした一品。 |
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味付けは塩コショウだけ。
達也「旨い!揚がった骨がサクサク」
続いては、獲れたてならでは「ハブのホルモン炒め」。
ハブ捕り名人オリジナルの料理、最近の自信作だというが、
城島「クセがない!脂っこくない。超(腸)美味しいです」
そして、シメは「ハブそば」。 |
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麺は乾燥させたハブの粉を混ぜ込んで作った“ハブ麺"。
城島「ハブ独特の香りがある」
そして、ハブだけを5時間煮込んで出汁を取ったスープは、
達也「ハブの味ってハブにしかない旨味がある」
ハブそばは、沖縄・専門店で3000円くらい。
達也「俺らが作ったラーメンより高いな…」 |
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