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2016年6月19日 放送内容DASH島 無人島を開拓できるか!?
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それは4か月程前のこと。新たな保存食作りが始まっていた。
太一「これ“ハマダイコン”っていうんだ」
それは、海岸沿いの砂地や岩場に自生する野生種。
島根県では品種改良されたものが販売され、強い辛味から、
大根おろしなどに利用されている。 |
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と、よく見ると小さな花が。
城島「ダイコンの花が咲いたら遅いかも」
というのも、1年程前にもこの花を見つけ、
掘り出してみると、見た目は確かに大根だったのだが、
かたくて食べられなかった。 |
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調べてみると、一般的な大根と種類は違うものの、収穫期は共に冬。
花が咲くまで収穫せずに放置すると、根っこの真ん中が、
噛み切れないほどかたくなってしまう。
今年こそ、花が咲く前に収穫したいが…
城島「こっちは咲いてない」 |
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幸い花が咲いていたのは1本だけ。その他は、食べ頃のはず。
さっそく、掘り起こしてみると、
達也「これはデカいわ!」
確かに去年のものに比べ、一回り程大きい。
城島「面白い形!石のせいで曲がったのかな」 |
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包丁で切ってみると、去年との違いは明らか。
城島「柔らかい!簡単に切れる」
真ん中の部分も、かたくなっている様子はない。
太一「(一口食べて)普通のダイコンより甘い!」
まさに収穫時期。 |
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しかし、この甘さ、いつでも味わうためには、
城島「漬け物にしてもよくない?」
漬け物は、1000年以上前から食べられている保存食。
野菜や果物を塩や糠などに漬け込むことで発酵し、腐りにくくなる。
中でも大根は、古くから漬け方はさまざま。 |
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糠で漬ける沢庵漬けや、麹で漬けるべったら漬けなど、
全国各地、特色ある漬け方が。
福島DASH村でも、自ら育てた大根を糠に漬け、
沢庵漬けを作っていた。
これを、DASH島でも。 |
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まずは、材料のハマダイコンを収穫したら、
太一「干したら甘みが増すからね」
それは、福島DASH村で身をもって知っていた。
干すことで水分が飛び、甘みが凝縮。
味も染み込みやすくなる。 |
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収穫した4本のハマダイコンを荒縄でくくり、干す準備は完了。
福島DASH村では、雨風をしのげる母屋の軒下に干した。
そこで、DASH島では、日も当たり、風通しも良い、舟屋の軒下に。 |
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さらに、余った葉は自炊が得意な、独身二人が調理。
野生ならではの苦味を気にして一手間。
松岡「カメノテの出汁で煮よう」
歯ごたえを残す程度に茹で、一口。
城島「美味い!ちょっと食感ある方がいい」
これを松岡の提案で、2年がかりで作った島味噌と和えてみる。
城島「美味しいな」
松岡「野性味があってセリにも似てる。成功だね」 |
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そして、全国的に気温が高かった今年の冬。
軒先に干した4本のハマダイコンは、ほんの数日島をあけた間に、
吹き抜ける風で、順調に乾いていった。 |
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しかし数日後、様子を見に来ると、
軒先に干したはずのハマダイコンの姿がない。
松岡「鳥に食べられた?」
観察カメラはその原因を捉えていた。
水分が抜け、萎むと共に縄が緩くなり、その結果…
松岡「下に落ちてるじゃん」
が、しっかりと乾燥したことで、
達也「漬け物みたいな、いい匂い。それに柔らかい」 |
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それは、十分に干せた証。
福島DASH村では、糠に漬け、沢庵漬けにしたのだが
DASH島に糠はない。そこで、
城島「塩漬けにする?」
海藻で作った藻塩を使い、ハマダイコンの塩漬けに。
さらに、漬ける容器は、港跡で見つけたタコ壺を代用する。 |
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藻塩をハマダイコンにまぶし、板の上に押し付け転がす。
塩で皮が傷つき、その傷から塩がより染み込む。
全体に満遍なく馴染んだら、敷き詰めるよう、
タコ壷に入れ、落としブタと重石を。
数日置けば水分が染み出し、味が全体へ馴染むはず。
これを、日も当たらず、温度が一定な舟屋の隅に置き、発酵を待つ。 |
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そして、一週間後。
松岡「あれ?水分が無さすぎなんじゃない?」
本来、ひたひたになるほど水分が出て、
満遍なく味が染み込むはずなのだが、
DASH島のものは、かたくてカラッカラ。
考えられる原因は、干し過ぎか? |
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試しに、一口食べてみると、
松岡「漬け物の乾物だね」
もはや、何の食べ物なのか。とはいえ
太一「魚釣ったら大根おろしで食べられるね」
ハマダイコンを安定して収穫出来れば、料理の幅も広がる。
そこで、無人島開拓の新たな試み、
野菜を育てる為の畑作りが、動き出した…。 |
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