2016年9月4日 放送内容出張DASH村

DASH村で培った知識と経験を生かし日本全国の農家さんをお手伝い!
今回、TOKIOが向かったのは、横浜市のお隣、鎌倉。
鶴岡八幡宮の参道沿いにあるのが、
城島「レンバイ。懐かしい!」
3年前の冬も明雄さんと共に訪れていた、80年以上の歴史を持つ
鎌倉市農協連即売所。通称「レンバイ」。
その特徴は、『鎌倉野菜』と呼ばれる珍しい野菜の数々。
冬には、大根や人参など根菜が多かったが、夏になると、
松岡「俺たちの知っている野菜の色じゃない」
南米原産のカボチャでひょうたんのような形をした『バターナッツ』や、
赤い色をした『島オクラ(島の恋)』など、様々な色とりどりの鎌倉野菜が!
城島「こんだけ色んな種類を作ってる」
松岡「楽しい!」
そんな種類豊富な鎌倉野菜を求め、このレンバイには、地元だけではなく、
東京のレストランからもシェフが通い、野菜を仕入れていく。
そんな鎌倉野菜を作っている農家さんのもとへ。
城島「以前、お世話になった方がいる」
2人が訪ねたのは、明治初期から続く農家の5代目、盛田勝美さん。
高校卒業後、地元ハムメーカーの営業マンだったが、
24年前、父親の後を継いだ。
前回お世話になったのは冬。
日に当たった部分だけ紫になるカブの『あやめ雪』や、
皮が黒くて丸い大根の『くろ丸君』など、初めて見る野菜ばかり。
当時専門学校生だった瑠未(るみ)さんは、
子どもの頃から美味しい農作物に触れてきた経験を生かし、
高級フルーツ店『千疋屋』に就職。
長男の恭祐(きょうすけ)さんは、地元のJAに勤め、
休みの日は一緒に畑に出る後継ぎ候補だという。
そんな盛田家の敷地面積は、なんと約3000坪。
早速、ナス畑を案内していただくと、
松岡「このナス、白くないですか?大根みたい」
日本で一番多く作られ、スーパーなどでもよく見かける紫色のナスは、
『千両二号』という品種。
しかし、この畑で作られている『味しらかわ』は皮が真っ白!
さらに、皮が緑色の『緑美』というナスも!
松岡「なんで白や緑になるんですか?品種改良?」
盛田さん「逆ですね、海外のナスは白や緑が多い」
原産地のインドを始め、東南アジアを中心に世界中で栽培されるナス。
市場に並ぶのは、白や緑がむしろ主流。
ナスは英語で『EggPlant』。直訳すると『タマゴ植物』。
つまり、白くて当たり前。
その違いは、見た目だけではなく、
城島「皮が硬いけど、水分が多くてみずみずしい」
皮の厚さを比べると、白ナスの皮の厚さは一般的な紫ナスの約3倍。
ナスの皮の紫色はナスニンと呼ばれるポリフェノール。
強い紫外線からナスを守る働きがあるが、
白や緑のナスは、このナスニンを持たないため、
紫外線から身を守ろうとして、皮が厚くなるという。
そのぶん、皮の表面から水分が逃げにくいため、実の水分が多くなる。
盛田さん「焼くと美味いですよ」
それこそが、白や緑のナスが海外で多く出回っている理由。
インドや東南アジアで食べられるのは、主にカレー。
白ナスや緑ナスは皮が厚いため煮崩れしにくく、スープをよく吸うため、
カレーのような料理に適している。
一方、日本では、漬物や生で食べることが多いため、
パリッとした歯ごたえになる皮が薄い紫色のナスが好まれ、
広まったと言われる。
すると、畑の土を見ていた城島が、
城島「ローム層ならではの黒ボク土」「一番いい状況」
松岡「土ソムリエか」
鎌倉は、約1万年前に噴火した富士山の火山灰が降り積もり、
長い年月をかけて、深さ1.5mほどの黒ボク土に。その特徴は、
城島「フカーっとして良い」
盛田さん「ナスが下に深く根を伸ばすので、いいものができる」
そんな土で作られているナスは、なんと14種類!
城島「鎌倉野菜って、なんでこんなに色んな種類を作るようになった?」
盛田さん「買ってくれるレストランが多い」
鎌倉・湘南エリアには、約350軒のフレンチ・イタリアンレストランがあり、
レンバイには、毎朝シェフ達の姿が。
シェフ達は、自ら鎌倉野菜を仕入れ、料理に使う。
盛田さん「変わった野菜を作ると、シェフへのアピールにもなる」
さらに、ナス畑の隣のピーマン畑を見てみると、
城島「ありえない!ピーマンの常識を覆すピーマン!」
通常のピーマンは下向きになるが、
この『浜ニュークリーム』は上向きに育つ。ヨーロッパ産のピーマンを日本で
品種改良し、横浜の種苗会社から売り出された。
その味はまるで、パプリカとシシトウの中間のような味。
さらに、まるでUFOのような形の『ベル型ピーマン』も。
こちらは、ハンガリーの伝統品種で、料理の添え物などに使われる。
そんなピーマン畑の先のハウスには、ミニトマトが!
松岡「俺たちの知らないトマトが…」
それは『トスカーナバイオレット』という品種のミニトマト。
バイオレットとはすみれ色のことで、皮が薄いのが特徴。
見た目だけでなく、食感もブドウのようだという。
次のトマトは、オレンジ色が美しい『キャンドルライト』。
オレンジ色は、βカロテンが豊富な証。その味は、
城島「美味しい!みずみずしい!」
松岡「甘い!」
こちらのハウスでは、ミニトマトだけで15種類も作られている。
松岡「見ていて楽しい」
そんな鎌倉野菜を、地元ならではの食べ方で!
教えていただくのは、前回同様、奥さまの広美さん。
1品目は、白ナスや緑ナスの長さを生かし、細く切って麺に見立て、
その上に、ピーマンや神奈川育ちの高座豚の冷しゃぶを乗せた、
『ナス麺の冷やし中華』!
2品目は7種類のミニトマトを、オリーブオイル、みじん切りにした玉ねぎ、
ニンニク、アンチョビで炒めトマトソースに。
それを生地に塗り、トッピングする具は、トマトと相性抜群なナスの素揚げ、
輪切りにしたベル型ピーマン、たっぷりのチーズ。
オーブンで焼けば、『夏野菜たっぷりピザ』の完成!
城島「これ絶対美味しいぞ~」
続けて、松岡がどうしても作りたかった1品。
ナス畑で見つけた、その名も『マー坊ナス』を使って、
『マー坊ナスの麻婆ナス』!
料理が完成したところで、早速頂く!
ナスで作った『冷やし中華』は、
松岡「トゥルトゥル!」
マー坊ナスで作った『麻婆ナス』は、
城島「すっごいトロトロ!美味しい!」
さらに、様々な種類のナスを使った『焼きナス』の食べ比べ!
まずは、白ナスの『ホワイトベル』。
城島「うわ、美味しい!とろろろろろ~」「ナスの大トロ!」
緑ナスの『緑美』は、
城島「全然味が違いますね。さわやかな味」
さらに、『パープルクララ』、『味しらかわ』、『千両二号』など、
それぞれ違ったナスの美味しさを堪能!
そして、メインは、『夏野菜たっぷりピザ』!
松岡「美味い!ソース抜群!チーズと合う!」
城島「トマト美味しいですね!複雑なトマトの酸味と甘みが絡みあって」
そして、駆けつけた瑠未さんが作ってくれたのは、ミニトマトのゼリー!
砂糖を使わず、トマトの甘さだけで!
城島「爽やか~」
松岡「お酒のおつまみになるゼリーだね」
見て楽しい、食べて美味しい鎌倉野菜に、まさに驚きの連続!
TOKIOが知らない野菜はまだまだ!
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