2016年11月13日 放送内容DASH島 無人島を開拓できるか!?

まだ、残暑厳しい、ある日。
城島と達也は、島の南側の岩場で、食料調達。
毎年、達也が潜って獲るイワガキは、DASH島定番の味。
栄養豊富で、食べれば冬に備えて活力が。そこで、
城島「潮引いてる時が狙い目」
この日は、大潮。
普段は海の中の岩も姿を現している。
いつもは潜るポイントへ歩いて。
DASH島には、マガキとイワガキの2種類が。
達也「これはマガキだね。(殻の)肌が見えてる」
マガキは、比較的浅い所にいるため獲りやすいが、旬は冬。
水温が下がり切る前に食べるとあたることも。
一方、イワガキは、常に海の中にいるため、表面に藻が生えていることが多い。
波打ち際の海藻が生える辺りには、イワガキが紛れている可能性が。
干潮で、わずかにだけ姿を現している岩へ。と、
達也「この辺、イワガキかな?」
確かに、岩肌にしてはこんもりしている。
と、気付いた。
達也「おれ、イワガキの上に座ってる?」
城島「全部そう(イワガキ)やん!」
つまり、岩を覆いつくすのは、すべてイワガキ。
ここは手付かずの無人島、この岩だけで、およそ100個!
一か所のポイントだけで、イワガキを大量ゲット。
城島「こんな簡単に獲れたらあかんやろ」
達也「おれがどれだけ素潜りで獲ってきたことか…」
ともあれ、獲れたてを調理。
網で焼き、湯気が吹き出せば、火が通った証。
そして、城島が2年がかりで仕込み、さらに熟成の進んだ島味噌で頂く。
達也「うまい!味噌と合ってる」
一方、3か月ほど前、舟屋で見つけたのは、
松岡「エッグ作りやがった」
日々使う舟屋だが、いつの間にか梁の下に、ぶら下がるように、卵らしきものが。
松岡「ヤモリの卵だよね?」
というのも、森の民家跡の物置で、同じような卵がふ化した形跡と、
ヤモリを大量に見つけていた。
この状況からすると、物置の卵は、ヤモリの物と考えられる。
形・大きさが近い舟屋の卵も、恐らくヤモリが産みつけたもの。
松岡「ヤモリは家を守ってくれるんだっけ」
ヤモリは、肉食の爬虫類。
古くから、家屋の隙間などに棲み着いては、夜な夜な、
ハエや蛾などの害虫を食べてくれる。
室町時代から、家を守る神として祀られてきた。
松岡「(戸板に)相当な数産んだんだね」
舟屋の窓の戸板は、かつての島民の倉庫跡で見つけた。
その時、重ねてあった戸板の間にビッシリと卵の殻が。
さらに、森の中の倉庫跡にも、荷物と壁の間に、500個ほどがすし詰めに。
そして、森の奥、古井戸の中にも、石の間に隠すようにひっそりと。
これまでは舟屋から洲を挟んで、大きい方の島でしか見つからなかったのだが、
松岡「遥か向こうからわざわざ来たんだ」
つまり、2年前に完成した開拓の拠点・舟屋の存在に気付き、
そこを目指して、鳥や波風が襲いかかる、洲を渡ってきた、ということか。
と、かすかに聞こえてきたのは、鳴き声。
松岡「爬虫類は鳴かないでしょ?」
ヤモリは、危険を感じた時に、カメは、オスがメスの気を引くために、
ヘビも、敵を見つけた時には、鳴くことがある。
松岡「おれの嫌いな、あっち(ヘビ)の卵か?」
調べたところ、ヘビの卵は長細く、産むのは土の上など。
一方、ヤモリは、2つの卵を壁などに貼付けるように産む。
やはり、舟屋の卵はヤモリか。
これまで見つけてきたヤモリは、あらゆる隙間に潜んでいた。
体温を調整できないため、そうして温まっている。
鳴き声がするのは、卵を産みつけた梁と壁板の間。
ヤモリが潜むには、十分な隙間だが、
松岡「なんかいた!」
隙間から覗く、爬虫類らしき生き物。
松岡「ヘビだったら嫌だよ」
確かにヘビも物陰や、人の目につきにくい建物の隙間に。
城島「ヤモリが出るってことは…」
松岡「捕食!?」
そう、ヤモリはヘビの大好物。
大人のサイズでも襲いかかる。
ヤモリの卵がかえるのを、身を潜めて狙っていてもおかしくはないが、
松岡「手がある、手がある」
確かに、梁に隠れているが、足を折り曲げた状態。
松岡「(卵かえるまで)大事にしようよ」
ならば、さっそく行動に。
松岡「“ヘビ返し"作る」
それは、弥生時代から続くネズミ除け。
元々は、ネズミが柱を上れないようにし、
高床式倉庫の穀物を守るための古の知恵。
現代では、電柱を支えるワイヤーに取り付け、蛇などが上り、
感電して起きる停電を防ぐために利用されている。
その知恵を舟屋の柱に。
取り付ければ、ヘビが柱を上り、2階のヤモリの卵を食べることは叶わない。
まずは、板を台形に切り出し、それらをL字に組み合わせ、
柱をぐるりと囲めば、ネズミはもちろん、ヘビも舟屋に上って来られない。
台形の板を斜めにして、釘で柱の4面に固定する。
松岡「とりあえず、これでいいか」
有り合わせの材で作った、松岡初めての一人仕事。
少々、形はいびつだが、これでヘビも多少は上りにくくなるはず。
しかし、ヘビ返しを取り付けたのは、高床式倉庫をイメージして、
四隅の柱にだけ。
舟屋の柱は、全部で36本。つまり、
達也「(ヘビ返しがない柱は)上れるけどね!」
そして、しばらくすると、ヤモリの卵を狙う影が…!
ふ化するまで卵は守れるか?
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