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2016年12月25日 放送内容新宿DASH ~大都会に人と生き物たちが一緒に暮らせる未来の街をつくれるか!?~
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12月25日、クリスマスの夜。
新宿・高田馬場のベース基地にで、TOKIO5人運んでいるのは土。
それは、東京都庁からわずか2㎞、江戸時代から残る、「策の池」から
とった栄養満点の泥に、新宿区内のラーメン屋さんで頂いたコンブから
抽出した、粘り成分・アルギン酸を混ぜて作ったTOKIOオリジナル、600㎏!
作業を急ぐわけは、今年中にある種を植えたいから。 |
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途中、太一と長瀬は、ベース基地からわずか420m、鎌倉時代から続く薬王院へ。
そのわけは、以前ここで見つけた、ある生き物の正体をつかむため。
それは、都会の生き物を研究する川上さんによると、
江戸時代から恐れられていた伝説の獣「雷獣」。 |
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生放送の5日前、幹に爪痕がついていた柿の木付近に、自動撮影カメラを設置。
撮影済みのメモリーカードを回収しに行くと、雷獣が食べたと思われる柿や、
塀の上に雷獣の毛らしきモノを発見。
長瀬「映ってたらすごいね!」 |
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土入れ作業が続く、ベース基地。土留めとなる枠にもTOKIOのこだわりが。
土をただ屋上に敷くだけでは、コンクリートからの冷気や、吹きぬける風の
影響で、土がすぐ冷たくなってしまい、植物が育たない可能性…。
そこで、作ったのが、森のレンガと呼ばれる、間伐材などから作った
新素材のレンガ。 |
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それは、新宿から350㎞、滋賀県・大津市の樹木研究者・原三郎さんが
10年以上かけて生み出したもの。すべて木でできているため、
その重さは一般的なレンガの5分の1。
さらに、レンガに比べ、温まりやすく、冷めづらいのが特徴。
この森のレンガを使って土を囲えば、暖かい土を好むミミズが活発になり、
より良い土へと変えてくれる効果も。 |
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TOKIOのベース基地に使用するため、その材料集めに向かったのは、
新宿御苑前。創業138年の老舗・遠藤材木店。
世界有数の飲食店数を誇る新宿は寿司店やバーのカウンターなどで使う、
大きな一枚板の需要が多く、加工の際に必ず切れ端が出る。
その中でも、特に保温力が高い杉の切れ端200㎏を分けて頂き、再び滋賀へ。
5㎜程のチップ状に粉砕することで表面積が増え、より保温力があがる。
オガクズから作られた接着剤を混ぜ、300トンの圧力で圧縮すれば、
森のレンガが完成。 |
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そんなレンガで囲った枠に、オリジナルの土を入れ終わり、
城島「そしたら、クワで畝作ろう」
達也「久々の感覚じゃないですか、クワは」
畝を作り終えた頃、薬王院から、太一と長瀬がメモリーカードを手に
ベース基地に戻ってきた。 |
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その映像を確認してみると、塀の上に登ってくる雷獣の姿が!
長瀬「これハクビシンだよね!」
川上さん「顔に特徴的な白い筋が入ってる」
太一「雷獣は、ハクビシンのことなんですね」
ハクビシンはジャコウネコ科で猫の仲間。 |
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このハクビシンが雷獣と呼ばれる理由は、昔、雷が鳴ると木から落ちてきた
という伝説があることから。
江戸時代に入ってきたと言われ、当時でも珍しく、見世物になったほど。
高い所に登るのが得意なため、このベース基地に来る可能性も。
城島「柿とか植えたらええんちゃう?いろんな生き物のためにも」
松岡「夢が広がるね」
TOKIOには、今日どうしても植えたい2つの種があった。 |
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その種をくれた人は…16年前に出会った三瓶明雄さん。
福島DASH村で、まだ何もわからなかったTOKIOに、
クワやナタの使い方から教えてくれた人。
作物によって植える深さも間隔も違うこと、それを守らなければ
美味しい野菜が育たないことを教えてもらったのも明雄さん。
特に厳しかったのは、野菜の種の蒔き方。
そんな明雄さんに教えられながら、明雄さんとともに育てた作物は数知れないが。
中でも、TOKIOにとって思い出深いのは、ホウレン草とカブ。
すべてを収穫せずに花を咲かせ、種を取り、毎年つないでいくはずだった。 |
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しかし、5年前の3月11日、東日本大震災の影響で、
突然、福島を追われ、自分たちの畑を失ってしまった。
そんなTOKIOの元に明雄さんが駆けつけてくれたのは、まだ元気だった3年前の事。
「どうしても渡したかった」と、TOKIOに預けたのは、ホウレン草とカブの種。 |
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明雄さん「置いていくから。いつか育ててください」
明雄さんがTOKIOに遺してくれたこの2つの種、
自分たちの手で野菜を育てられる日が来るまでと、3年間大切に保管していた。
やっと植えられる場所を作り出す事ができた今、これをTOKIOの基地に。
達也「明雄さんに言われたように、畝に筋を入れて、パラパラ蒔きね。
深く蒔くと怒られるから、明雄さんに」 |
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長瀬「でも、リーダー、なんでクリスマスに蒔くの?」
城島「明雄さんに頂いた種やから、クリスマスというか、
年内に蒔いて、来年に次に繋げたい」
松岡「西新宿の夜景もキラキラしてるけど、後々俺たちも
キラキラさせるためにやってるんだね」 |
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種を蒔いたらそこに撒く水は、
太一「神田川の水」
ベース基地の真下を流れる神田川。
昭和40年代、生活排水による汚染により、生き物も棲めない死の川に。
しかし、近年は、地元住民の方々の努力によって水質が改善し、
キレイな川に戻りつつある。
そこには、一度は姿を消した「清流の女王」アユの姿も。
そんなキレイになった神田川の水なら、植物を大きく育ててくれるはず。 |
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明雄さんが残してくれたカブとホウレン草。順調にいけば、
達也「三が日には、芽が出るはず」
松岡「三が日に芽が出るってのはいいね」
太一「全部収穫するのはもったいないね。花咲かせて、ハチとか鳥が来てさ」
長瀬「そういう光景いいね!」
城島「そしたらもっと生き物増えるで!」
松岡「とりあえず、ヘビが来なければ俺はいいけどね」
TOKIOが作った新宿産の土。そこから育つ思い出の野菜。
そして、新たな生き物への期待。
新宿で繋がるTOKIOの夢は、来年も続く。 |
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