2017年1月29日 放送内容新宿DASH ~大都会に人と生き物たちが一緒に暮らせる未来の街をつくれるか!?~

新宿DASH!!生き物と一緒に暮らす未来の街をつくれるか!?
その第一歩は、昨年のクリスマスの生放送。
達也「種まこうぜ!」
その種は、明雄さんから、3年前に受け継いだホウレンソウとカブ。
それが、種まきから17日目で、全てが芽吹いた。
すると、初めてわかった事が…。
太一「この畝、誰が種まいた?」
城島「芽が密集してるやん」
その犯人は…番組4年ぶりの生放送に、人一倍気合いを入れていた、松岡。
本来は、畝に掘ったスジの中に、パラパラに蒔いていくのだが、
松岡は、同じ場所に固まるようにまいていた。
城島「(松岡のまいた畝)芽を間引かないと」
それも、明雄さんから教えてもらった知恵。
芽が密集すると、日光や栄養の取り合いになるため、
人間の手で間引くことで、育ちが良くなる。と、
城島「ハウス外したら生き物が(芽を)食べに集まるんじゃない?」
太一「芽で虫とか動物を呼び寄せるってこと?」
つまり、人間ではなく生き物の手で間引く事で、
人と生き物が共に暮らす、新たな環境の第一歩を。
そこで、松岡の畝のハウスを外して実験。
城島「外した空のハウスを横に置けば(生き物が)雨風をしのげる」
本当に現れるなら、その姿、捉えたい!
そこで、長時間撮れる無人カメラで観察。
そして、1週間後。
太一「(芽が)減ってる!生き物が食べたんじゃない?」
確かに1週間前に比べると、密度に違いが!
川上さん「(芽が)つつかれた跡がある。何か来てますね」
そこで、観察カメラをチェックしてみると、設置翌日の映像に、
太一「DASH島にもいたヒヨドリじゃない?」
ヒヨドリは「ピーヨ」という鳴き声が「ヒーヨ」となり、この名前に。
室町時代、公家達の間では、ペットとしても飼われ、
その鳴き声の美しさを競う、「小鳥合わせ」が大流行。
無人島のヒヨドリは大群で移動していたが、映っていたのは1羽。
達也「単体でも飛ぶんですか?」
体長30cm程の渡り鳥で、ハヤブサなどの外敵を寄せつけないために
群れになって移動。
危険を察知すると、海面ギリギリを飛び、襲ってくる外敵から逃げる。
そして、棲みやすい場所を見つけると、単独行動をすることも。
達也「(ベース基地に)ヒヨドリは意外だったな」
本来ヒヨドリは、高い木など、外敵から身を隠せる場所で寝泊まりし、
木の実などを食べて生活する。
基地には、葉が生い茂る木も無ければ、目立つ赤い実もない。
川上さん「高い建物に合わせて棲めるようになった可能性が」
つまり、かつて生活していた雑木林がビルに代わっても、
その高さや環境を生かせる適応力が!
川上さん「(基地の)手すりを止まり木代わりに外敵を警戒してる」
さらに、都会ではわずかな緑でも大事なエサに
川上さん「カブの芽が早速、ヒヨドリを呼び寄せた」
さらに、設置2日目、この日も1羽が手すりの止まり木に。
川上さん「もうここに畑があることを覚えましたね」
と、その1羽、城島が予想した通り、
太一「あ!(空のハウスに)入った!」
そのハウスの中を確認してみると、
川上さん「ヒヨドリの糞ですね」
鳥は飛び発つ前、身を軽くするため、排せつする習性が。さらに、
川上さん「ハゼノキの種かな?」
ハゼノキは、秋には「ハゼモミジ」とも呼ばれる広葉樹で、
和歌や俳句の季語にも。
冬になると白い実が付き、その中には、
川上さん「種の周りにロウ(脂)がたくさん付いてる」
ハゼの実には脂が多く、それがロウソクの原料に。
よく見ると、種の周りには白いロウの結晶が。
脂肪分たっぷりの実は、ヒヨドリにとっても冬の大好物。
さらに、ヒヨドリが食べる事で、周りの脂だけが消化され種だけになる
川上さん「発芽に邪魔な脂(ロウ)を砂肝で取り除いてくれる」
実は鳥には歯が無い。そのため砂や小石を飲み込み、
砂肝の中に貯め込み、丸呑みした木の実や果肉を細かく砕く。
だが種は固くて砕けないため、そのまま排泄。
その種は、自然に落ちた実に比べると、発芽率が上がる!
太一「ヒヨドリが色んな場所に植物をプレゼントしてるんだ」
川上さん「緑豊かな場所から都会に植物を運んでくる」
ヒヨドリが沢山くれば、さらに緑が増えていく可能性が!ならば、
太一「ハゼノキの種を撒こうか!」
発芽から1年半、秋になると実が生る。
太一「これからもハウスに色んな種類の種を置いてってくれるかも!」
達也「これから何が出てくるか楽しみだね」
ところが、観察カメラにもう一羽…
そいつはヒヨドリを襲うヤツだった!
太一「猛禽類!?」
果たしてその正体は!?
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