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2017年2月5日 放送内容DASH島 無人島を開拓できるか!?
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1年で最も空気が乾くこの時期、舟屋では、
乾燥に敏感なアラフィフ男がこしらえていた。
城島「若さを追求していかないと。片栗粉使わせてもらお」
それは、秋に収穫したユリ根から作った。
石臼ですり潰し、デンプンを搾り出す。
丸一日乾燥させれば、DASH島の片栗粉が出来上がる。 |
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これで、料理の幅は格段に広がった。
アジにまぶして揚げれば、竜田揚げに。
さらに、とろみをつければ、高級中華、
ナマコのオイスターソース煮込みにも。
そして、そのツヤを見て、閃いた。
城島「これで保湿を…城島流美容法」 |
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城島がネットサーフィンで見つけた、片栗粉で作るパック。
片栗粉はデンプンのかたまり。
デンプンは保湿効果に優れ、市販のパックなどにも使われる。
片栗粉に水を加えて火にかけ、すこし粘り気が出てきたところで、
気になる部分に塗れば、乾燥肌に効果がある。 |
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しかし、少し目を離した隙に煮込み過ぎて、コンニャク程の固さに。
急いで、服が汚れないよう漂着物のシートを被り、スタンバイ。
ちなみに、このシートは以前、ヨモギ蒸しでも使用。
ヨモギ蒸しは、ヨモギを蒸した蒸気を肛門から吸収し、
血行を良くするという、民間療法。 |
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だが、パックしようにも鏡が無いので、コテさばきに自信がある達也がお手伝い。
城島「ほうれい線が気になる」
アラフィフ女性の顔のお悩み第一位とも言われ、
見た目の年齢を大きく左右する、ほうれい線。 |
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ヒビのように深く窪んだ口元を20代の頃のように。
温かいうちにパックを行えば、毛穴が開き、より水分が浸透しやすい。
適温は42~3℃だが、囲炉裏での温度調整は難しかったようで、
城島「(顔にパック当たって)熱っち、熱っちいー!!」 |
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DASH島の温熱パック、推定60℃。
なので、しばらく冷ましてから、
城島「目元も気になるんよね」
程よい熱は、血行を促進し疲れ目にも効く。
以前、虫こぶの綿とクルミの殻でやったくるみ灸でも、その効果、実感していた。 |
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片栗粉パックは、目の周りを覆うように温めれば、目尻のシワにも効果が。
そして、目元をパックすること10分。
城島「すごい!視界がハッキリして緑が鮮やかになった!
個人的な意見やけど」
一方、舟屋では、あの問題が未解決のままだった。 |
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それは、3か月前。
舟屋の2階の梁に、いつの間にか産みつけられていた卵。
その側の柱の隙間に身を隠していたのは、ヤモリ。
古くから、家屋の隙間などに棲み着いては、
夜な夜なハエやガなどの害虫を食べてくれる。 |
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松岡「ベビーヤモリ見られるかもしれないね」
そこで、弥生時代から続くネズミ除け「ネズミ返し」を設置。
もともとは、ネズミが柱に登れないようにし、倉庫の穀物を守る為の知恵だが、
松岡「これでヘビは上って来れないはず。ヤモリの卵を守る」 |
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そうして、孵る日を心待ちにしていたが、
城島「卵がない…生まれたか、喰われたか」
達也「ヘビは(舟屋に)いるからね」
ヤツらは、少しの隙間があれば進入してくる。
以前、舟屋の軒先でも目撃した。 |
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しかも、ヘビは卵が大好物で、ひと呑みに。
つまり、ヤモリの卵も餌食になった可能性が。
そこで、生まれる瞬間を撮ろうと設置した、観察カメラの映像を確認することに。
そこには何が映っているのか? |
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すると、36日目の映像に、
達也「何か(卵の中で)動いてる!」
城島「確実に育ってる」
ヤモリは2つの卵を、壁などに貼付ける様に生み、およそ40日から90日で孵る。 |
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その間の平均気温が28度前後ならオス、それ以外ではメスになる。
白かった卵は、血管の発育とともに薄いピンクに。
孵る直前には、中のヤモリが透けて黒っぽく。
と、突然に現れたのは、1匹のヤモリ。
城島「(卵を)食べようとしてる!?」 |
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しかし、卵に近づくだけで去っていった。
そして、その日の夜には2匹のヤモリが。
達也「夫婦で卵の様子を見に来たんじゃない?」
まもなく孵るという事か。
そして、58日目、中のヤモリの動きは一層活発に。 |
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と、次の映像は61日目、すでに卵がない状態…
達也「(2日間)映像すっ飛ばしてんじゃん」
一番大事なところが撮れていなかった。
スタッフ「台風で2日間だけ(島に)来れなかったんです」
卵は順調に生長していたのだが、去年の夏、台風9・10・11号が同時期に発生。 |
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スタッフが島へ上陸を試みたものの、猛烈な波風に阻まれ、
その間に、観察カメラのバッテリーが切れてしまった。
城島「観察カメラの映像を観る限りヘビは来てなかった」
おそらく、無事に孵りどこかに潜んでいると考えられるが、
達也「生まれたかどうか、松岡に決めさせる?」 |
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卵の第一発見者の意見も聞かねば。
そこで、ヘビが苦手な松岡のために、ヘビの抜け殻を用意。
これを、卵があった直ぐ下の壁の隙間に置いて、驚かせるサプライズ。
そして、数日後、卵の様子を見に来た松岡。 |
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松岡「あれ?これ、ヘビの抜け殻だよね?」
用意した仕掛けに、全く驚かず。
まさかのサプライズ失敗…。
ともあれ、卵の行方はわからないので、
達也「春を待とう」 |
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ヤモリはおよそ1年かけて大人になるといわれる。
自分では体温調節できないため、風が当たらない隙間に潜み冬を越す。
DASH島にも、まもなく春が。
その頃には、少し生長した姿で再会したい。 |
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