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2017年7月23日 放送内容DASH島 無人島を開拓できるか!?
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梅雨が明け、夏本番のDASH島。
舟から釣り糸を垂らして旬の獲物を狙っていたのは、
松岡「タコいないかなあ」
島の港跡にはこの時期、マダコがエサを探しにやってくる。
夏が産卵期で、栄養をたっぷり蓄えた今が旬。 |
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豊富なタウリンで、夏を乗り切る活力源になるそいつを
釣り上げようとしたのは、3年前。
仕掛けは、東京湾伝統のテンヤ。
白い物をくくり付ければ、貝や魚の腹と勘違いし、襲いかかる。
が、食い付くまで待てずに引き揚げてしまい、釣果はゼロ。 |
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ならばと、2年目は同じ仕掛けで釣り手を倍に。
しかし、待てない男、松岡はタコが完全に食いつく前に、
引き揚げてしまい、逃げられた。そして
3年目は貝の代わりにカニをくくりつけ、
松岡「タコってカニも好きらしい」 |
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今度はしっかり抱きつくまで辛抱し、タイミングよく引き揚げた…
ように見えたが、引っかかったのは足一本だけで、外れてしまった。
松岡「北村が舟をズラすからさ」
あげくは、スタッフのせいにする始末。 |
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そこで、今年は何としても大物を釣り上げたいと、もっと食いつきの良い仕掛けを。
松岡「いろんな漂着物を使ってタコっぽく見せる」
達也「疑似餌ね」
それは、北海道のミズダコ漁で知っていた。 |
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タコは縄張り意識が強く、自分のテリトリーに入って来たタコに攻撃的。
時には食べてしまう事も。
その習性を利用して、水中でタコの胴体に見えるガラス玉と、
アルミ箔の足で作った疑似餌。 |
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この仕掛けを無人島にあるもので。
達也は、番線を削って作った針に、なぜか大量に流れ着くタマネギを刺し、
毛糸をくくり付けて、タマネギがタコの頭、毛糸は足の様に見えなくもない。 |
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一方、松岡は、達也と同じく、番線を削って作った針に、
流れ着いた塩ビパイプの口を割いて、
松岡「弁当のタコさんウィンナーみたく」
そうして、あり合わせで作った疑似餌でリベンジ! |
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今年の針は2本から3本に増え、引っかかりやすいはず。
松岡「岩場の方(港跡の入口)に行ってみる?」
港跡の入口は砂の海底で、岩がごろごろと、小魚たちも多い。
タコは、そんなエサを狙って身を潜めている。 |
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そこで、近くに疑似餌を落とし、縄張りを荒らしにきた別のタコに見せかけ、
襲いかかってきた所を一気に引き揚げる。
これをタマネギとタコさんウィンナーで。 |
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達也は腕を上下左右に動かし、タコを誘い出す。
イメージは隠れる岩を探すタコの様に。
一方、松岡は垂らした糸を細まかく上下に引いて、
エサを探す小さなタコのイメージで。 |
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すると、岩陰からタコの足が伸びてきて、
達也「いま(仕掛けを)抱き込んでる!」
微妙に動かしながら、タイミングを計って引き上げるが、
達也「糸切れた…(仕掛け)持ってかれた…」
引いても足は外れなかったが、タマネギの重さが仇となり、糸が切れてしまった。 |
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そして、松岡も一匹のタコに狙いを定め、
弱った小ダコのように動きで誘い出すが、襲いかかる気配がない。
今までとは違い、今度こそは待つ…と決めていたが、
松岡「いつまでたっても釣れない!」
で、とうとう辛抱たまらず、ヤスで一突き。 |
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となれば、達也も松岡と息を合わせて、ヤスで仕留める。
では、獲れたてを新鮮なうちに。
塩揉みし、ヌメリを取ったら、鍋で茹でる。
達也「すぐ(タコの足が)丸まった」 |
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オスダコは、縄張りを守るため、岩に強くしがみ付くよう進化。
そのため、吸盤の並びと大きさがまばらに。
一方、その必要の無いメスの吸盤は、大きさも均一でキレイに並ぶ。
それでいて、身もやわらかで美味しい。
恐らく獲れたタコも、吸盤の並びからして、美味い方。 |
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茹で上がったら、生まれ変わったまな板で一口サイズに切り分け、
城島「美味しい!いい歯ごたえ」
達也「やっぱり吸盤だな。吸盤が美味い」
松岡「めちゃくちゃ味濃いね」
そして、タコで精を付けたら、今年もあの季節が。 |
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七夕を控えた舟屋では、雪辱に燃える男が。
城島「右上手投げか…」
食い入るように見ていたのは、2年前、あるスタッフとの真剣勝負。
その相撲の取り組みのVTRを見返していた。 |
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というのも、相撲は平安時代、七夕の日に、
豊作を願い行われた宮中行事でもあった。
そこで、無人島でも毎年、開拓の安全を祈って、取り組みが行われていた。
そして、城島の因縁の相手となったのが、スタッフ・北村。 |
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舟屋の建設中に、ADとして開拓の一員に。
日々の作業だけでなく、アイドルのピンチには体を張り、
信頼関係を築いて、2年前に念願のディレクターに昇格。
いつも陰で開拓を支えて来た男。
そんな、16歳差の勝負は、城島の2戦2敗。 |
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しかし、負け続けた原因は、歳のせいだけではなかった。
城島「必ず右上手を取られて投げられてる」
つまり、北村の利き手、右の上手を取られることで、圧倒的不利な体勢に。
この右手を何とか封じなければ。 |
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こんな時のヒントが、横綱・稀勢の里の一番に。
相手は右利き、上手投げを得意とする白鵬。
立ち合い、稀勢の里は白鵬の利き腕を抱えるように押さえ、まわしを取らせない。
さらに、たとえ右上手を取られても、
相手から距離を取るように腰を振り、手を外す。 |
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相手にまわしを取らせず、取られても、腰を振って回しを切る。
これで、今年こそ、北村から勝利をもぎ取る!
この日から、作業の合間、時間を見つけては、
突き出た丸太を北村の右腕に見立て、一人猛特訓の励む城島!
ここまでやるのには、もう一つ、理由があった。 |
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城島が芸能界に入ったのは、31年前の7月7日。
城島「7月7日というのは“絶対負けたくない日"」
そんな闘志を胸に秘め、いにしえより神々に捧げられて来た、
男の真剣勝負、七夕相撲に挑む。
浜に漂着物のロープで、その勝負を決する土俵を描く。 |
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そこに現れた、横綱・北村。
北村「僕が東です」
大相撲では、同地位の場合、番付が上の力士が東、下の力士が西に陣取る。
それにならって、七夕相撲、DASH島場所、結びの一番。
ここまで無敗の横綱だが、AD足立は、その身を案じていた。 |
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最近は編集作業が立て込み、睡眠不足。
この日、北村は一睡もしていない。
一方、城島も、いつ爆発するかわからない、四十肩。
しかし、その脳裏には、勝利への確かなイメージがあった。 |
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それは、肩の怪我を押して出場した今年の春場所・優勝決定戦。
左腕はほとんど使えない状態ながら、
気迫の相撲で優勝を勝ち取った稀勢の里、あの大一番の様に。
達也「はっけよい、残った!」
特訓の成果か、北村の腕を押さえ込み、回しを取らせない城島! |
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だが、そこは横綱、強引に右腕をねじ込む!
そこで城島もすかさず、回しを切ろうとするも、
慌てて、逆方向に回しを切ろうとしてしまい、焦って足をかけるが、
反対に切り返され、共に倒れ込む!
これは、スローで見ても微妙な判定。 |
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そこで、達也、松岡にAD足立も加わり審議。
達也「タッチの差で城島が先に着いたと判断し、北村の勝ち!」
これで城島、3連敗。
来年の七夕には、体力はますます落ちるが、闘志は衰えず。
城島「北村くーん!次は勝つぞー!」 |
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