2017年10月15日 放送内容DASH島 無人島を開拓できるか!?

この日、達也は夏が旬の獲物を狙い、小島西側の岩場へ。
水深3mの海底には、大きな岩がゴロゴロと。
そして、生い茂るクロメの間には、
大型の肉食魚から身を隠すように、ベラの子供たち。
さらに、まだ小さな高級魚・イシダイの群れも。
成長すれば、体長40cm以上、刺身が絶品だが、脂が乗るのは冬。
達也の狙いは、岩の隙間に。
岩と同化するように、張り付いていたのはクロアワビ。
夏が旬の、これを探していた。
大きなものは1枚1万円以上の値がつく。
水深2mから7mに棲息し、見つけにくく、
天然物を獲るには、2分以上も潜る熟練の技が必要。
それが、最高級の食材として扱われるゆえん。
クロアワビは、海藻に隠れた岩の隙間に。
一度上がれば、見失いかねない。
潜り始めてすでに1分ほどだが、
取り損なえば、より強く岩に張り付いてしまう。
息が切れる寸前、潜水時間1分半程でアワビを岩から剥がした。
達也「アワビです!」
獲れたものは、市場に出れば1枚5000円は下らないサイズ。
息を整えたら、達也はすぐに、より深い水深5mへ。
今度は手に網を持ち、生い茂る海藻の中へ。
狙うのは、再び岩の間。
10cmほどの隙間で、トゲを突っ張り
体を支えていたのは、高級食材アカウニ。
DASH島の浅瀬でもよく獲れるムラサキウニとは違い、
地元以外ではほとんど出回らない。
水深5mほどの深い岩場に隠れているため、
熟練の漁師でも見つけるのが難しく、高値で取引される。
また、旬を迎えた夏のアカウニは、ウニの中で最も美味いとも言われ、
別名・幻のウニとも。
のべ15分ほど潜り続け、収穫はウニ11個、アワビ2枚。
さっそく、獲れたてを持って、舟屋で待つメンバーの元へ。
達也「すごいの獲ってきたよ!」
長瀬「これは贅沢だ!」
総額2万円以上、DASH島史上、最高額の食材。
どうせなら、見た目も豪華に贅沢に味わいたい。
そこで、達也があり合わせの板で作ったのは、
お店で出てくるような、盛り付け用の板。
長瀬「そこに並ぶだけでテンション上がる!」
身を丁寧に鍋へと取り出し、いくつかを板に並べてみると、
達也「これDASH島史上最強の画じゃない?」
松岡「板のウニと生のウニを食べ比べてみる?」
まずは、鍋に取った生ウニから。
長瀬「うめえ!クリーミー」
続いて、板に並べた、通称板ウニを。
城島「1回板に置いたから、いい感じに水気が抜けて美味しい」
木の板は、ウニの余分な水分を吸い、
形が崩れるのを防ぐ、古くからの知恵。
続いて、1枚5000円以上のアワビも贅沢に。
松岡「肝潰して、肝醤油にしてもいいよね」
アワビの肝は、高級フレンチにも使われる、濃厚な味わい。
これを包丁で叩き、肝ソースにし、豪快にアワビの上へ。
そして、アワビの殻でウニを焼く、岩手の郷土食焼きカゼをヒントに、
DASH島では、肝ソースを下味に、
アワビの身の上に、ウニをたっぷりと載せて。
長瀬「もっと、ウニ載せたほうがよくないすか?」
長瀬こだわりの黄金比になったら炭火で半ナマになるまで焼く。
DASH島特製、焼きアワビのウニのせ。
達也「トロっとした感じが残ってる」
長瀬「美味すぎて、ぶっ壊れそう」
松岡「ウニも火が通ったほうが味が濃くなるね」
だが、達也には、もっと大きな収穫が。
達也「ウニがいた小島の海中に、でっかい洞窟を見つけた」
それは、陸から5mの水の中。獲物を探し、水深7mまで潜ったとき、
巨大な岩の下にぽっかりと、達也の体も入る直径2m程の穴が。
奥まで伸びており、底が見えないほどの暗闇が続いている。
素潜りだったため、安全を考えてこの日の潜入は断念。
達也「夜行性の生き物とか隠れてる可能性もある」
長瀬「なんか珍しい生き物がいるんじゃない?」
確かに、パラオ諸島の海底洞窟からは、
2億年前の古代ウナギが見つかっている。
松岡「陸側の洞窟につながってる可能性もあるよね」
確かに、海底洞窟のすぐ側の小島には、人が入れるほどの洞窟が。
城島「海底洞窟を抜けた先に、さらに謎の洞窟があるとか?」
フランスの海底洞窟は、陸の空洞につながり、
その先で、2万7000年前に描かれた壁画が見つかったことも。
長瀬「それか、地底に行って地底人と遭遇…?」
メキシコにある海中洞窟からは、
およそ1万年前の、原始人の骨が発見された。
達也「そのうち調査しようよ。空気送る潜水服とかで」
船や陸から空気を送る潜水服なら、水の中でも作業が可能になる。
無人島で行うなら電気もガスもない、
500年以上前から難破船の回収に使われていた
古くからの潜水技術で、海底洞窟の調査を…。
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