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2018年3月11日 放送内容 出張DASH村 ~愛知県 ブロッコリー~
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DASH村で培った知識と経験を生かし、日本全国の農家さんをお手伝い!
今回、城島と長瀬がやって来たのは、
大平洋に約50km突き出た渥美半島に位置する愛知県田原市。
この時期、生産量日本一を誇るのが、ブロッコリー! |
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地中海沿岸が原産のブロッコリー。日本の一般家庭に広まったのは、
1980年代と意外にも最近のこと。
トマト、ピーマンに次いで『子どもの嫌いな野菜』3位に入るなど
苦手な人も少なくないが、年々、その消費量は増え続け、40年の間に約17倍に!
その理由は、野菜の王様とも呼ばれるほど栄養が豊富なこと。
ビタミンCはレモンの約2倍、食物繊維はキャベツの約2.4倍、
抗酸化作用が期待できるファイトケミカルを200種類以上も含む。 |
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今回、お世話になるのが、ブロッコリー栽培歴33年の加藤由貴夫さん。
農家になる前は、地元・愛知の新聞記者だったという加藤さん、
事件が起これば、ヘリから命がけで写真を撮っていたそうだが…
加藤さん「ブロッコリーも命がけで作ってます」
長瀬「今も同じ気持ちなんですね」 |
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その命がけで作っているというブロッコリーは、
長瀬「なんかかっこいい。盆栽みたい」
城島「可愛らしい形」
その見た目とは裏腹に、
城島「重たい」
長瀬「身がぎっちり詰まってる」 |
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城島「我々も昔作っていたけど、なかなか難しかった」
TOKIOが福島DASH村で初めてブロッコリーを育てたのは12年前のこと。
ハウスの温度調整が上手くいかず、出来はイマイチだったが、
城島「これ、蕾(つぼみ)なんですよね?」
それはブロッコリーの緑の粒々。正式には、『花蕾(からい)』といい、
1株に3万~4万個ほどの蕾が集まっている。
収穫せずに置いておけば、やがて、黄色い花が咲く。 |
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加藤さん自慢のブロッコリー、採れたてを頂くことに。
奥さまの見佐子さんに作っていただいたのは『蒸しブロッコリー』。
フライパンに少量の水と塩を入れ、そこにブロッコリーを入れたら
あとは蓋をして火にかけるだけ。
加藤さん「ビタミンCは水溶性なので逃げてしまう。
この方法なら栄養がたっぷり残る」 |
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3~4分ほど蒸せば完成!何もつけずにそのまま頂くと…
長瀬「これ美味しいわ!いつも食べてるものより、味が濃い」
城島「自然な甘み!」
長瀬「ちょうどいい歯ごたえもある。軟らかすぎず」
蒸したても美味しいが、
加藤さん「冷めても甘みが増すんです」
だからお弁当のおかずにも最適。 |
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さらに、普段なら捨ててしまう残った茎も…
加藤さん「生でも食べられる」
皮を厚めに剥き、芯の軟らかい部分を食べるという。
長瀬「甘い」
加藤さん「蕾よりもカリウムやカルシウムが多いんです」 |
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そして、農業歴17年の城島が気になるのが、
城島「どういう土なのか。」「赤いね」「赤土の粘土や」
加藤さん「赤土の粘土はブロッコリーに一番良い。肥料がくっ付いてくれる」 |
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粘土の特徴は、1粒1粒が細かいこと。
粒が大きいと、間にできた隙間から養分が流れ出てしまいやすいが、
粒が細かい粘土は隙間ができにくい上、養分がくっ付きやすい性質を持つため、
与えた養分がとどまりやすく、ブロッコリーがより多く吸収できる。
城島「今まで水はけの良い土で甘さが凝縮する野菜を見てきたけど、
その辺は野菜によって違うんですか?」 |
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城島が気になっているのは、粘土の水はけの悪さ。
養分だけでなく、水分も保ちやすいため、うま味が凝縮しにくい。
しかし、ブロッコリーが旬の今、田原市周辺は日照時間がとても長い。
むしろ乾燥し、水分が不足気味なため、土の中に保たれた水分で、
うま味とみずみずしさのバランスを保っている。
長瀬「向いてるんですね、ブロッコリー作りに」 |
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そんなブロッコリーの収穫はすべて手作業。
まず、18~20㎝程の所で切り落とし、茎の周りの葉を落とす。
さらに、出荷用に、16~18cmの長さに揃える。
そして、そのブロッコリーを入れるのが、
長瀬「背中に背負うタイプですね」
元々肥料を散布する背負子(しょいこ)の廃材で作ったカゴ。 |
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収穫しては背中のカゴに入れる重労働。
満杯になるとその重さは20kgを超えるという。
加藤さん夫婦は、多い日で1トンものブロッコリーを収獲。
採れたてをすぐに箱詰めし、東京を始め全国へ出荷される。 |
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そんな田原市のブロッコリーを地元ならではの食べ方で!
一品目は、蕾をピーマンの代わりに、
茎を細く切ってタケノコ代わりにし、地元の田原牛を使った、
『チンジャオロース風炒め』!
城島「タケノコより美味しいかも食感も面白いし」
長瀬「牛肉の脂も甘くてブロッコリーの甘さもあって、これは美味しい!」 |
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続く二品目は、合挽きミンチにブロッコリーの蕾と茎をふんだんに混ぜ込んだ
『ブロッコリバーグ』!
生産量全国3位の愛知県産トマトで作ったケチャップをつけて頂く。
城島「これ美味しいな!芯の部分がサクサクしてて蕾の食感もあって」
長瀬「恐ろしいくらい美味い!」 |
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そしてシメは、地元産コシヒカリで作った『ブロッコリーチャーハン』!
城島「間違いないね!茎が甘味あって」
長瀬「風味を強く感じる」
城島「ブロッ“コリー"でほっ“こりー"って感じやね」
長瀬「ブロッコリーで来ると思わなかった」
城島「難しいねブロッコリー…」
長瀬「田原で来ると思った」
ブロッコリーは甘くて美味しかったが、ダジャレは甘くはなかったようで。 |
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