2018年4月22日 放送内容出張DASH村 ~香川県 さぬきのめざめ~

DASH村で培った知識と経験を生かし、日本全国の農家さんをお手伝い!
今回、城島と達也がやって来たのは、香川県丸亀市。
城島「香川と言うと、うどんのイメージ」
しかし、こちらで作られているというのが、アスパラガス。
今回、お世話になるのが、アスパラガス農家の鈴木茂昌さん。
鈴木さんは、元々サラリーマンとして働いていたが、
人に気を使いすぎてしまう性格ゆえ、疲れ果ててしまった。
そこで「人」ではなく「野菜」と接する農家に転身。
30歳の時に実家を継いでから、9年。今では…
鈴木さん「超~楽しいですね!」
早速、そんな鈴木さんご自慢のアスパラガスを見せて頂くと…
城島「なんやこの長さ!」
達也「アスパラガスでは考えられない長さだよ」
2人が驚くのも無理はなく、その長さ70㎝ものアスパラガスが!
長さもさることながら、その太さも、見慣れたアスパラガスに比べると段違い!
かつて福島DASH村でも作っていたからこその疑問が…。
城島「70cmのアスパラなんて、普通は枝みたいに硬くなる」
福島DASH村のアスパラの収穫は、長くても30cm。その理由は、
放っておくと、枝のようになって硬くなり、食べられたものではなくなるため。
でも、こちらで作られるアスパラガスは、70㎝になっても…
達也「軟らかいし、甘いよ!普通、繊維が残るけど、全くスジが残らない」
この巨大アスパラガスは、『さぬきのめざめ』という香川県オリジナルの品種。
鈴木さん「農業試験場で開発された、長くしても軟らかく美味しい品種なんです」
このアスパラガスを開発したのは、地元・香川県の農業試験場。
実は、アスパラガスの中には、ごく稀に30cmを越えても枝が出てこないものが。
その性質を持ったもの同士を交配し、それを10年繰り返したことで、
30cmを越えても枝にならない、この『さぬきのめざめ』が生まれた。
そんな『さぬきのめざめ』のおススメの食べ方は、茹でアスパラ。
1分湯通したものを、そのままかぶりつく。
達也「美味い!最高!」
城島「めちゃくちゃ糖度増しますね」
甘さを示す糖度は、驚きの10.7!これは、イチゴなどのフルーツ並みの甘さ。
城島「何でこんなに甘いんですか?」
鈴木さん「アスパラガスは、大きければ大きいほど甘くなるんです」
アスパラガスは、繊維の中に甘味や栄養分を溜め込むが、
この繊維の数は、太さに関係なく同じ。
そのため、太いものほど、より多くの栄養分や美味しさを溜め込める。
さらに、
城島「下の根っこの株相当大きいでしょうね」
鈴木さん「ここが8年ものです」
と、いうのも、この太いアスパラガスになるには、種を蒔いてから3年もかかる。
1年目、芽を出したのは、直径5mmの赤ちゃんアスパラ。
これが、やがて枝を伸ばし始め、150cmにまで成長し、アスパラの木に。
松の葉のように伸びた茎で光合成をし、作られた養分は根に貯められる。
これを3年繰り返すと、根は養分を蓄え、どんどん巨大に。
4年目、たっぷり貯めた養分を使って、初めて、大きく太いアスパラガスとなる。
4年目以降は毎年出てくるが、年数が経った大きな根ほど、美味しくなるという。
鈴木さんに1年ものと4年ものの根を見せていただくとその違いは歴然。
鈴木さんのアスパラガスは、8年ものなので、畑にはもっと大きな根があることに。
達也「そりゃ甘くなるよ」
城島「これは、他の県でも育てられるんですか?」
鈴木さん「種苗法というのがありまして、まだ県外には出せない」
日本では新品種を開発した努力を簡単に奪われないための「種苗法」という
法律があり、その保護期間は25年。
そのため、この『さぬきのめざめ』は、2030年までは門外不出!
城島「米もそうだけど、日本の開発技術や工夫する力ってすごいですよね」
そんな甘みをたっぷり蓄えた春の恵を、一本一本手作業で収穫!
収穫の目安は、
鈴木さん「基本的に50cmの長さで出荷します」
70cmになると、枝になるアスパラガスも出てきてしまう。
目安棒の50cmを超えれば、収穫できる証。
50㎝を超えたアスパラガスを収穫する際に使うのが、
アスパラ収穫鋏(税込み4,536円)。
鋏の上にクリップがついており、切ったアスパラガスをそのまま挟むことができる。
こうして収穫した採れたてのアスパラガスは、すぐに50cmに切りそろえ、箱詰め。
全国へ発送される。
長さと甘さを生かした地元ならではの食べ方を教えてくれたのは、
鈴木さんのお友達の川村章子さん。
まず、一品目は、地元のブランド豚のオリーブ豚を巻いて、
甘辛いタレを塗って焼いた『アスパラの肉巻き』!
城島「食べ応えあって美味しいな!」
達也「うまい!ホクホク!」
2品目は、長いアスパラをピーラーで薄く切って麺に見立て、
そこにパスタとクリームソースで和えた『アスパラ麺のクリームパスタ』!
城島「麺に見立てたアスパラがシャキシャキしてて、甘みもある」
3品目は、エビとアスパラをさっと揚げた『かき揚げ』。
城島「甘いな!天ぷらに合う!」
達也「合うね!」
4品目は、オリーブ牛とタケノコ、乱切りにしたアスパラガスを炒め、
オイスターソースで味付けし、水溶き片栗粉でとろみをつけ、
ごま油で香り付けした『オイスターソース炒め』。
達也「このシャキシャキ感がいい。味が濃くてもアスパラの味がちゃんとする」
城島「全部美味しいね!驚きました!“あ~すぱら"しい!」
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