〜 梅干し 〜


DASH村役場の裏には、何十年も前にここに植えられたという古い梅の木がある。
この梅の木は、毎年、初夏になると、たくさんの青い実をつけてくれ、今年も、7月、とってもとりきれないほどの実をつけた。
そこで、この枝いっぱいについた青く、まだかたい実を集め、梅干しと梅漬けづくりに挑戦。果たして、DASH村の梅干しは、どんな味に仕上がるのか?






梅といったら何といっても梅干し。幕の内弁当には必ず入っているおなじみの梅干しは、一旦梅の実を干してから漬ける漬物。
地方によってとれる梅の形も、漬け方も様々なこの梅干しであるが、DASH村では、とれたDASH村産の梅にもっとも適した方法を漬物づくりの師匠の孝子さんに教わり、挑んでみた。


1.収穫した梅をよく洗う

棒でつついて落としたたくさんの梅を水でよく洗い、混ざっている葉っぱやごみを落とす。
2.塩水に漬ける

たらいに入れたたくさんの梅に、塩をなじませながら、水を張る。こうして塩水に漬け込むこと、約1週間。水と塩分とをじっくり吸った梅は、青々とした緑色から、渋い茶色になる。
3.天日干しにする

漬けて色が変わった梅を、晴れた日を選んで、外に干す。
干す期間は、弾力がなくなり、しわが出てくるまでで、天候によって大きく変わるが、DASH村では約1週間干して、しなしなになった。このとき、雨に当たらないように注意して、何度も梅をひっくり返し、全面にまんべんなく日が当たるようにする。
4.赤じそを塩でもむ

梅干しになくてはならないのが、梅に天然の色と香りをつけてくれる、赤じそ。収穫した赤じその葉を、すり鉢で塩もみすると、すぐに、しなやかになる。なお、葉っぱをとった赤じその茎を再び畑に植えると、よみがえってもう一度、たくさんの葉っぱをつけてくれるため、元に戻しておく。
5.漬ける

天日干しをした梅は、まずは、熱湯で2、3分、殺菌消毒。
そして、干してやわらかくなった梅と、塩もみをして、十分に塩を含んだ赤じそ、そして、より梅の香りが出るようにと細かく刻んだ梅を、大き目のすり鉢で混ぜ、よくなじませる。
そして、よくなじんだら、壷に混ぜて入れ、重石とふたをして漬け込み。果たしてDASH村の梅は、おいしい梅干しとなるのか・・・。
6.味見

約1ヵ月後、壷のふたを開けてみると、えんじ色になっていた。そして、味見してみると・・・とてもすっぱかったが、味わい深くいただけた。
ただ、今でも、食べることはできるが、じっくり漬かってもっとおいしく食べられるのは冬。そこで、再び、古民家の奥の物入れの中にしまい、さらに漬け込む。冬、果たしてどんな味に仕上がっているのか?



梅はいろいろな食べ方があるが、漬物も、おなじみの梅干しだけではない。
DASH村では、すぐにおいしく、カリカリいただける梅漬けづくりにも挑戦した。


1.収穫した梅をよく洗う

棒でつついて落としたたくさんの梅を水でよく洗い、混ざっている葉っぱやごみを落とす。
2.赤じそを塩でもむ

収穫した赤じその葉を、すり鉢で塩もみ。赤じそはすぐに、しなやかになる。なお、葉っぱをとった赤じその茎を再び畑に植えると、よみがえってもう一度、たくさんの葉っぱをつけてくれるため、元に戻しておく。
3.梅に小さな穴を開ける

梅の表面に、竹串で小さな浅い穴を開ける。こうすることにより、塩がよりしみこむようになるという。
4.漬ける

穴を開けた梅と、塩もみをした赤じそ、そして、ひとつかみの塩を、大き目のすり鉢で、よくなじませる。そして、これらを混ぜて入れ、落し蓋と重石をして、漬け込む。
5.できあがり

漬け込むこと約20日、味わってみると・・・、カリカリ、すっぱく、とてもおいしくいただけた。

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