永く木と暮らす為に〜木を建てる方角 (島崎棟梁)
日本家屋の解体、移築する際、島崎棟梁は、
柱の場所を建っていたときと同じように建てるように教えてくれた。
200年もの間、建っていた古い民家の柱は、
長い間自然から様々な影響を受けている。
例えば、南側の柱は日に当たり乾燥している。
逆に、北側の柱は日に当たらず湿気を多く含んだ木材。
このように、それぞれの方角には木に「くせ」がついているので、
建っていた時と同じ方向に建てる事が木にとっても自然で馴染みやすい。
DASH村の日本家屋も、解体した家と同じように南向けに建てられた。
玄関は「巽(たつみ)」の方角(南東)に設置。
昔から「巽」の方角からは、風に乗ってよい情報や人が入って来て縁起がよい、といわれている。
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