かまどの土には塩を入れよ〜ひび割れ防止策 (明雄さん)
かまどづくりの材料とは、土壁や炭窯に使ったものと同じ、
粘りのある赤土に、腐食すると粘りを出して「つなぎ」の役目を果たす
切りわらを混ぜたもの。
明雄さんは、かまどには土壁や炭窯の土の他に、
ある秘薬ともいえる成分を入れるように勧めてくれた。
この成分とは、塩。
塩には、土の湿度調節をする効果があり、乾燥後のひび割れを防ぐ。
これまで、DASH村でつくり上げてきた土を使うものでも、
土壁・・・赤土、切りわら、水
炭窯・・・赤土、砂(有機物を多く含んだ赤土だけだと炭窯の高温では
燃えてしまうため、砂でひび割れを防ぐ)
かまど・・・赤土、切りわら、塩、水
と、混ぜる材料がそれぞれ異なり、このあたりからも、より丈夫なものをつくるための先人の知恵を学んだ。
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