「魚は水の神様」〜囲炉裏の話 (明雄さん)
日本家屋の玄関から入ると、すぐ目に入って来るのが囲炉裏。
これは、家族はもとより、来客にも暖をとってもらう為に、
玄関からすぐそばにつくられている。
囲炉裏の上には、木製の魚の人形と天井から棒がぶら下がっている。
これは「自在鈎(じざいかぎ)」と呼ばれ、炊事、調理をするときに、
魚の鈎を動かす事で、棒に吊り下げられた鍋が上下自由に調節できる
便利なもの。
筒は竹で、鈎の部分は木製の魚である。
魚は「水の神」を意味し、「火事にならないように」という
昔からの言われがある。
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