埼玉県北部(群馬県との県境)に位置し、利根川と荒川の二大河川に挟まれている為、豊富な水、肥沃な土地に恵まれた北関東屈指の農業王国。
冬季は赤城山から強烈な冷たい北風〝赤城おろし〟が吹きつける事でも有名だが、間にある利根川が天然の湯たんぽの役割(水温は気温より下がりにくい)を果たし、気温が下がり過ぎない。
18歳の頃から深谷市で農業を営み、トレードマークはねじりハチマキ。
白菜畑は全部で67面あり、総面積は約7ヘクタール。
1日の収穫数は約5千個(800~1000ケース)。1シーズンで約30万個収穫する。
深谷にある埼玉工業大学のラグビー部に所属するトンガからの留学生。
ラグビーがオフシーズンの間は、トレーニングになると毎年バイトに来ている。
この時期でこんなにキレイな白菜はなかなか見ないな。
それもこの土地の気候と風土のおかげなんだろうなぁ。
霜対策
白菜は霜が降りると、外側の葉からどんどん枯れて垂れ下がってしまうので、それを防ぐ為に通常1個ずつアタマの部分をヒモで結び、外側の葉だけを犠牲にして中の葉を守る。
しかし、三友さんの畑では作業の手間を省く為に、全ての白菜を1本の長いヒモで結んでいる。
白菜の結び方は目からウロコだった!
1本のヒモで繋がっているから、立ったまま簡単にほどけて楽チンだったぞ!
埼玉県深谷市周辺で栽培されるブランドネギ。
深谷市はネギの生産量が全国第一位。
糖度が高いものでは10~15度前後の糖度があると言われており、「すき焼きに深谷ネギを入れれば、砂糖を入れなくてもいい」という人もいるほど。
栽培
ネギは生長し、地面から出て日光に当たった部分が青くなってしまう。
深谷ネギは柔らかい白い部分を食べる品種なので、ネギの生長に合わせ収穫までに3~5回土を被せ、日光に当てない様に栽培する。
更に、澤野さんの畑の土は元々瓦にもなったほどの硬い粘土質なので、中身が詰まった
美味しいネギになる。
簡単にやっているけど、しっかり根を張っているからかなりの重労働!
穫れたての深谷ネギは生でかじってもとても甘くて驚いたぞ!
皮むき機(むきむき)
農協(JA)に出荷するにはまず根を切り落とし、土の付いた皮を剥く。
その為の機械が皮むき機(むきむき)。
機械にネギを差し込むだけでセンサーが感知し、強力な空気の力でネギの皮がめくれる。
選別
皮を剥いたネギをサイズ(太さ)事に選別。
更に重要なのは柔らかくて甘い、白い部分が長いこと。
通常白い部分の長さが30cm以上だと一級品といわれる。
澤野さんのネギはどれも白い部分が長い超一級品ばかり。
それだけ高く畝を盛ってるって事だから大したもんだ!
深谷ネギもたっぷり!霜降り白菜と豚肉の重ね鍋
深谷ねぎベーコン
こんなにも甘いネギと白菜を食べたのは人生で初めて!
こんなのが毎日食べられたら最高だな!!