いたるところに山岳、丘陵が起伏し、海岸線は多くの半島、岬と湾、入江から形成されており、海岸線の延長は4,184kmにおよび、北海道に次ぎ全国第二位の長さを示している。
びわの収穫量が全国1位で、その他にもジャガイモ、春ダイコン、春ハクサイ、春ニンジン、春レタス、春トマト、春ピーマンなどが全国生産量ベスト10に入っている。郷土料理には、長崎ちゃんぽん、皿うどん、カステラなどがある。
昭和48年2月7日(1973年)に設立され、1252人の社員を有する造船会社である。
主力商品のバルクキャリア(バルカー)は、穀物類や鉱石類、石炭など一次製品といわれる固形粒状貨物を貨物倉庫に直接積み込んで運ぶ船のことを言い、日本語ではバラ積み貨物船という。また、二次製品を主に運ぶボックスシェイプと呼ばれる箱型の貨物倉にしたものや比重が軽い貨物の専用船として建造している。
平成25年3月期で、1414億円を売り上げている。
大島造船所の農産事業部の方々によって生産されているトマトであり、「ファースト」という昭和10年頃から栽培されているポピュラーな大玉品種である。ファーストトマトは普通に育てるとソフトボールほどに大きくなるが、水を極限まで押さえながらじっくり育てると、ミカンほどの小さな果実にトマト本来の旨みを濃縮していき、真っ赤に熟れたものが大島トマトとなる。
味の特徴として、甘味だけではなく、ファーストの品種である本来の酸味もあり、味が濃い。さらにゼリー部分が少ない品種なので全体的に味が強く、コクもある。
大島造船所の「地域と共に」というモットーのもと、船だけでなくトマトや焼酎や地ビールといった人の心に残る特産品を持つことで、全国の皆様に愛される「ふるさと」になって欲しいとの願いが込められている。
糖度が7℃以下だとファーストトマトとして販売され、8℃以上になると大島トマトとして売られている。中でも大島トマトの中でも特に糖度の高いもの(9度以上)で、形、大きさが全て一級品であるのがルビーのしずくと名が付けられ贈答用で1.2kg(9~18個)、3600円(税別)で販売されている。
大島トマトは、昭和63年頃、造船所が不況で仕事がなかった時期にその土地に合った作物を栽培して事業の活性化のきっかけにということで始まった。その土地は石や痩せた土だらけであった為、元々の原産がアンデス山脈で生息しているトマトを栽培すれば育つのではとのことで、トマト栽培が始まった。
種から育て、より強い樹に育つよう根の強いトマトに接木する。8月下旬にハウス内に定植し、暑さの厳しい時期を小さな苗で過ごす。果実は寒い時期に育つが、節水と低温の影響で成長は遅くなり、その分時間を掛けて糖分を溜め込む。収穫量が少なく、収穫時期は5カ月と短い。
水分を1か月程やらない程、極限まで水分をきっていく。その為、「もうじ」と呼ばれるトマトに生えている毛が空気中の水分を含んで生き延びようと自己防衛本能を働かせる。