市街地は、利根川とその支流の片品川・薄根川により形成された日本一の河岸段丘上に広がっている。(河川の中や下流域に流路に沿って発達する階段状の地形)
このような地形から、地域における産業や生活面などに様々な特色を生み出しており、「玉原高原」や国指定文化財「吹割の滝」など、スケールの大きい自然環境がある。
豊富な温泉群やリゾート施設などの有数の観光地として知られている。
総面積443.46.平方km、人口約52,000人の自然豊かな地。
農作物は高原野菜のレタスや枝豆、リンゴや桃といったフルーツなども栽培されている。
5年前、自動車などの部品メーカーを定年退職後、本格的にきゅうりづくりの道へ。
味にこだわるあまり11種類もの様々なきゅうりを栽培し、現在のきゅうりにたどり着く。
他にも、リンゴやネギなど数多くの農作物を育てている。
一般的なきゅうりと違い、白い粉で覆われているきゅうり。
この白い粉は、ブルームと呼ばれるブドウやリンゴなど果実に多く見られるロウのような物質で、病気などから実を守るために植物自体が出す防衛本能のようなもの。
またブルームが表面にあることで、外に出ようとする水分や旨味をブロックしている。
市販されているきゅうりのほとんどは、ブルームのないブルームレスきゅうりと呼ばれ、 病気に強いカボチャの根に接木をして育てられる。
その結果、カボチャのように皮が厚くなり、水分が蒸発するのを防いでいる。
自分の根で育つブルームきゅうりは、皮が厚くならない為、身を守るために土の中からケイ素を吸い上げブルームを作り出す。
断面を比ベるとブルームきゅうりの方が皮が薄い。
30年前まではブルームきゅうりが主流だったが、白い粉が後から人間つけたものだと誤解され、ブルームレスきゅうりの普及とともに減っていった。
その結果、現在、市場に出荷されているのは3%ほどしかない。
水分のバランスが重要なきゅうりは、少しでも水が多いと根腐れし、水が少ないと形が悪くなる。
長谷川さんの畑周辺は、1500年前榛名山が噴火した際の、火山灰や軽石が積もった水はけの良い土地。
特にこの軽石があることで、石と石の間の隙間に余分な水分が流れ、水はけが良くなる。
また、軽石の穴に、程よい水分が保たれることで栽培が難しいブルームきゅうりが元気に育つことができる。
材料(きゅうり10本分): 塩 大さじ1、砂糖 大さじ1弱、酢 大さじ1、刻み昆布 大さじ1、鷹の爪 1本