島原半島は、約430万年前の海底火山の噴火から始まり、その後の火山活動で成長し、ほぼ中心にそびえる普賢岳(1,359m)から、なだらかな斜面で形成される地形。
→火山砕屑物が長年かけて形成した水はけの良いなだらかな斜面が広がり、その斜面にそって石垣の段々畑が作られている。
中学卒業とともに農業の道に進んだが、幼い頃に父を亡くしているので、教えてくれる人がおらず、周りの農家さんの見よう見まねで農業を学んだ。
そして、まだ珍しかったアスパラガスにいち早く目をつけ、栽培し始めた。
元々、南島原市は粘土質で固い土壌なので、アスパラガスの栽培に向かない場所だったが、それを手で耕す事で土壌をやわらかく保ち、アスパラガスの産地にした。
その地道な努力から、収量日本一にもなり、近隣のアスパラ農家さんの師匠的存在に。
太いものは、固くて大味という印象があるが、穂先から根元まで柔らかく、甘くてジューシー。
→アスパラガスは、太くても細くても繊維の数は同じだが、太いアスパラガスは、その分、繊維1本1本にたっぷり水分や栄養を含んでいる。
ハサミで切るときに、断面が潰れたり、傷ができたりするので、2回に分けて切る。
→1回目は斜めに切り、2回目は回しながら丁寧に切る。
収穫されたアスパラガスは、選果場に集められて、重さを元に8段階に選別される。
その中で、一番重い3Lになったものだけが、王様アスパラになる権利が与えられるが、さらにその中から、一本一本目で確認し、判別される。
判別ポイント
→一つでも該当してしまうと、王様アスパラになる事はできない。
[下ごしらえ]
アスパラ:ピーラーで根元の皮を剥き、2分茹でてから、3等分に。
豚肉:ひと口大に切り、塩・こしょうをする。
いか:飾り包丁を入れて2cm幅、4cm長さに切る。
むきえび:背ワタを取る。
かまぼこ:4cm長さの短冊切りに。
キャベツ:ザク切り。
玉ねぎ:くし形切り。
しいたけ:薄切り。
たけのこ:薄切り。
もやし:ひげ根を取る。