森田家の長女。海外に出て、初めて日本の桃の美味しさや、技術に感動。
結婚後、オーストラリアに住んでいたが、祖父の体調が悪くなった時、『桃農園を残したい!』と思い、日本にUターンして就農した。
ニュージーランド出身。オーストラリアのホテルで副支配人として働いていた時、絵美さんと出会い、結婚。山梨の桃の美味しさに感動し、日本で桃農家になることを決意。
日本に来て一番驚いたことは、『日本人はみんな優しい』ということ。
<袋掛け作業>
まだ実が青く、小さい時に、専用の袋をひとつづつ手でかけていく。
これは果実を病害虫から果実を守り、実が割れたり傷が付いたりするのを防ぐ。
収穫の2週間前にまた袋を外し、日光に当て、糖分をためさせる。
※岡山の『清水白桃』など実が白い桃は、収穫まで袋をかけたまま。
そうすることで、色白で繊維質の少ない柔らかい食感が特徴の桃ができる。
※福島DASH村では、手作りの和紙で袋がけをした。
<反射シート>
袋を取った後、木の下にシルバーまたは白いシートを一面に敷くことで、太陽の光を反射させ、下からも実に光を当て、赤く色付けさせる。
日光に当たることで、赤い色素のアントシアニンが分泌され、赤く色づく。
だからといって、袋掛けをせず初めから日光に当てていると、小さい実の時に含んでいる。
葉緑素『クロロフィル』の色の上に赤付いてしまうため、綺麗には色づかない。
<葉っぱとり>
太陽に当てる期間中、実にかかっている葉っぱを一枚一枚、手で取る作業。
葉でかげると、太陽に当たらない部分が出てくるので、甘味が落ちる。
しかし、桃も他の作物同様、葉で光合成をして糖分作り、実に送っているため、取りすぎにも注意しなくてはいけない、神経を使う作業である。
★ちなみに山梨県は日照時間日本一!
そのため、より多くの日光が当たるため、甘みをたっぷりと含み、色づきの良い桃ができる。
★他にも、冬から桃の木の剪定、摘蕾、摘果、授粉作業など、桃の栽培にはいくつもの作業が必要!
味には全く問題がないが、色付きがまだらだったり、割れてしまったりして出荷できない桃は…
→凍らして、スムージーに再利用!
マットさんのアイディアで、スムージーの移動販売を2年前から行っている。
ピンクのキッチンカーで河口湖駅前など山梨県内を中心に販売。
一番人気の『桃スムージー』の他にも、自家栽培のすももやベリー系、スイカなどのスムージーも販売。冬にはホットパイ、ホットスムージーなどもある。