息子に本物の昆虫を触らせたいと思い、クワガタやカブトを幼虫から育て出す。
その時飼育するのに使用していたのが、おがくずとキノコの菌(ヒラタケ)で作られた菌糸瓶と言われるもの。
ある日、その瓶から食用のキノコ(ヒラタケ)が生えているのを発見し食べてみたところ、その美味しさに感動。
そこから、八丈島の気候風土がキノコ栽培に向いているのでは。と考え、環境によって味が変わる椎茸に着目。4年かけて八丈島に合う椎茸菌を探し出し栽培を始めた。
自然のクワガタの幼虫は、朽ち木の中で育つ。
その理由は、幼虫の餌が木の成分セルロースのため。
幼虫が食べられるよう分解してくれるのがキノコの菌。