農業高校を卒業後、地元をメインにバンド活動をしていた。その後、車好きだったことから、26年間タイヤメーカーの卸販売に携わる。
トップクラスの営業マンだったが、46歳の時、父親の跡を継ぎ、農家に。
細井家は元々周りの宿や家に行灯などの油を販売する油屋だった。(細井さんで18代目)
"箱根西麓三島野菜"は、標高50m以上で栽培される野菜のこと。
白菜の他にも大根・馬鈴薯・甘藷や人参などが栽培されている。
特徴:みずみずしくて味が濃く、肉厚で芯まで甘い。
標高約350mに位置する畑
標高が100m違うごとに気温は-0.6℃ずつ下がる。
さらに、山頂から吹き下ろす風により平地に比べてこの畑は、マイナス3度に。
白菜は寒さを感じると、凍って枯れてしまわないよう、自らの身を守るため糖分を作り出し、ぎゅっと溜め込み甘い白菜に。
急斜面の畑
山を切り開いた土地で畑を作ったので、この辺りは急斜面の土地が多い。
この急斜面のおかげで、水が下へ下へと流れていくため、余分な水分を吸収しないので、味が濃く美味しい白菜になる。
また、雨が降ったら平地の畑は作業できるまで2~3日程かかるが、細井さんの斜面の畑だと、次の日には作業出来る。
関東ローム層の「赤土」
水はけがよく、ミネラルやマグネシウムが豊富な為、甘く美味しい白菜になる。
こんな良い条件の畑だが実は…
生きていくための苦肉の策で、渋々切り開いた畑だった。
箱根西麓牛販売店『だいいちはむ』で購入できます。