出張DASH村

北海道美瑛町

  • 旭川駅から車で約30分。
  • ラベンダー畑で有名な富良野市にも近く、幻想的な風景が広がる自然豊かな場所。
  • 十勝岳連峰の山麓に広がるこの町では、農業や酪農が盛んに行われている。
  • 2005年には、本町を含む7つの町村で「日本で最も美しい村」連合を発足し、 美しい景観をまちの財産として次の世代に伝える取り組みを行っている。

お世話になった方

本山 忠寛(もとやまただひろ)さん・華英(はなえ)さん

本山さんは100年続く農家の4代目で、農業系の大学を卒業したのちに就農。
アスパラガスの他にも、トマトやニンニク、玉ねぎ、かぼちゃなども栽培している。

アスパラガス

  • キジカクシ科クサスギカズラ属に属する多年生草本の単子葉植物。
  • オランダ船で江戸時代に日本に伝来し、日本に自生する「キジカクシ」に似ていることから、和名は『オランダキジカクシ』。
  • 歴史は古く、紀元前2000年ごろには栽培されていた記録がある。
  • 冷涼な気候を好むため、北海道や長野県で盛んに栽培されている。
  • 収穫ができるまでは、種をまいてから3年ほどかかる。
    最初は2ミリほどの芽が生えてくるが、それを伸ばし続けて光合成をすることで株に養分を溜め込み、立派なアスパラガスが生えるようになる。
  • 本山さんのアスパラガスは、およそ20年育てている。

ラスノーブル

美瑛町で育てられている『幻のアスパラガス』と呼ばれるブランドアスパラガス。
もともとはホワイトアスパラガス用の品種で、風が吹くだけでも曲がってしまうほど繊細で柔らかいことが特徴。
幻と言われる理由は、種の生産元であるオランダですでに種が生産されていないうえ、曲がりやすくて育てにくいことから、栽培する農家さんが減ってしまったため。

本山さんの畑

広大な畑で様々な作物を栽培しており、アスパラガス畑だけで12ヘクタール、全体で140ヘクタールの畑を有する。

栽培の工夫

種が生産終了しているラスノーブルを少しでも長く収穫するため、通常120cmほどの株間で育てるアスパラガスを株が伸び伸び育つよう、畝と畝の間隔を180cmに広げて効率よく光合成できるようにしている。

収穫方法

アスパラガスは生長速度がバラバラであるため、機械で一気に収穫することができない。
そのため、収穫は全て手作業!使用する鎌は、稲刈り鎌よりも持ち手が長い『アスパラ鎌』。
持ち手が長いことで腰をあまり曲げずに作業することができるため、腰への負担が少なくなる。
収穫する量は、多い時で1日約2トン!

調理

照り焼きアスパラつくね

  1. 鶏もも肉を一口大に切り、叩いてミンチにする。
  2. 卵白、生姜、片栗粉、塩を入れて混ぜ合わせる。
  3. 生のアスパラを1センチ角に切り、肉ダネと混ぜ合わせる。
  4. 肉ダネを形成し、飾りのアスパラガスを埋め込む。
  5. 3分ほど焼いたら、蒸し焼きで5分中まで火を通す。
  6. 醤油、砂糖、みりんを加えて照り焼きにし、水溶き片栗粉でとろみを付けたら完成。
    お好みで卵黄をつけていただく。

醤油マヨおかかのアスパラ巻き寿司

  1. 海苔に酢飯を薄く広げ、醤油・マヨネーズ・かつお節・砂糖を混ぜたものを塗る。
  2. レンジで火を通した細めのアスパラガスを3本丸ごと巻く。
  3. 一口サイズに切り分けたら完成。

肉巻き串揚げ

  1. 塩こしょう、小麦粉をまぶした豚バラ肉をアスパラガスに巻き付ける。
  2. 3分の1の長さに切り揃え、竹串をイカダ状に刺す。
  3. 小麦粉→卵→パン粉の順で衣をよくつけ、170℃の油で4分揚げる。
    お好みでソースをつけていただく。

アスパラ&トマトソースのピザ

  1. 薄切りにしたニンニクをオリーブオイルで炒め、香りが出たら取り出す。
  2. レンジで火を通したアスパラガスをバター、コンソメ、醤油と一緒に炒める。
  3. (2)を(1)と一緒にフードプロセッサーにかけ、ペースト状にする。
  4. トマトソースとアスパラソースを交互にピザ生地に塗り、生のアスパラガスをトッピングする。
  5. 250度のオーブンで12分焼く。
  6. 仕上げに溶かしたラクレットチーズをかけて完成。