本山さんは100年続く農家の4代目で、農業系の大学を卒業したのちに就農。
アスパラガスの他にも、トマトやニンニク、玉ねぎ、かぼちゃなども栽培している。
美瑛町で育てられている『幻のアスパラガス』と呼ばれるブランドアスパラガス。
もともとはホワイトアスパラガス用の品種で、風が吹くだけでも曲がってしまうほど繊細で柔らかいことが特徴。
幻と言われる理由は、種の生産元であるオランダですでに種が生産されていないうえ、曲がりやすくて育てにくいことから、栽培する農家さんが減ってしまったため。
種が生産終了しているラスノーブルを少しでも長く収穫するため、通常120cmほどの株間で育てるアスパラガスを株が伸び伸び育つよう、畝と畝の間隔を180cmに広げて効率よく光合成できるようにしている。
アスパラガスは生長速度がバラバラであるため、機械で一気に収穫することができない。
そのため、収穫は全て手作業!使用する鎌は、稲刈り鎌よりも持ち手が長い『アスパラ鎌』。
持ち手が長いことで腰をあまり曲げずに作業することができるため、腰への負担が少なくなる。
収穫する量は、多い時で1日約2トン!