2002年にひとめぼれとタカネミノリの交雑種。いもち病に弱い。強いいもち病抵抗性の遺伝子を持たないと考えられる。
2007年に毎年、いもち病に悩ませられていた男米といもち病に強いふくみらいを配合し、病気に強いTOKIOオリジナルの品種、新男米づくりを目指している。
ひとめぼれ | コシヒカリと初星の交配種。耐冷性が強い。いもち病に弱い。 |
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たかねみのり | アキニシキとヨネシロの交配。耐冷性は強いが暑さに弱い。いもち病に強い。 |
ふくみらい | 平成3年に中部82号を母、チヨニシキを父とし交配を行い10年間かけて育成された品種。倒伏に強く、耐いもち病や耐冷害への抵抗性遺伝子を持ち安定供給できる。 |
今年は、ふるさとである福島県に戻り、明雄さんの紹介で福島市に住む難波さんの田んぼの一角で植えことに。
【面積:1000㎡】
福島県福島市
吾妻連峰の麓に位置する盆地だが、平坦に広がっているため、風通しの良い環境。
吾妻連峰
福島県と山形県の県境に位置する。西吾妻山2035mを最高峰に西大巓(にしだいてん)、東大巓(ひがしだいてん)、中吾妻山などの2000m級の峰々を総称して吾妻連峰と呼ぶ。
吾妻小富士
標高1707m。富士山によく似た形状の火口であることから、その名がついた。
吾妻連峰の1つに含まれる。
福島市内の農家は吾妻小富士に積もった雪渓がウサギの形になるのを種蒔きの時期の目安にしている。
元はバス会社で仕事をしていた。仕事をしつつ、農業は趣味程度に行っていた。定年後、本格的に農業を行うようになった。主にコシヒカリを栽培し、今年からヒトメボレを栽培している。
難波さんの田んぼ
種蒔き
塩水選を明雄さんと礼斗で明雄さんの畑で行った。
※一昨年は塩水選で残る種もみは5割程だが、今年は9割程が残った。
塩水選・・・水10Lに対して1.9㎏の塩を溶かした比重1.13、濃度19%食塩水の中に種もみを入れ、充実したものを選別する方法。
今年は、DASH村でも使用していたポット育苗箱に1粒ずつ蒔いた。
田植え (5月)
出穂 (8月)
無事出穂し、たわわに穂も出揃ったが、今年の福島は猛暑に悩まされた。
今年の夏の福島市は本当に暑かったぞ。しかも、出穂する時期に猛暑で雨が少なかったから、米にも少し影響がでたかもな。やっぱり、出穂する時期に雨が降らないとダメなんだ。田んぼに水をかけ流すように、対策は出来るけど空気中に湿気も必要なんだ。
稲刈り (10月上旬)
利点
棒がけは、初めてやったぞ。DASH村は山に囲まれていて、木材が豊富だったから、はせ掛けが主流だったぞ。
脱穀 (10月下旬)
村では、昔ながらの方法、足踏み脱穀機や千歯こきを利用していたが、今年は難波さんが所有しているハーベスタ(脱穀機)にて行なう。15分とかからず完了してしまった。
籾すり
新潟県でも使用させてもらった籾すり機にて籾すり。DASH村で使用していた木摺臼(きずるす)は力と時間がかかったが、こちらもあっという間に籾が剥かれ、玄米になった。
放射能検査
精米し、昨年同様、DASH村の仲間たちが、明雄さんの畑に集合。一年ぶりに会う方も多く、久しぶりの再会を喜んだ。DASH村で定番だった豚汁とみんなが持ち寄ったおかずで新男米の大収穫祭を行なった。
最後には、明雄さんが小学生の頃から所有していたと言うハーモニカで「ふるさと」を披露。城島さんと若い頃、バンドに所属しギターを弾いていた難波さんの伴奏に助けられながら演奏し、みんなは大熱唱。大盛り上がりの収穫祭となった。
田んぼと平行して、10種類もの作物を福島市内で植えていた。
(トマト/トウモロコシ/ナス/ピーマン/スイカ/キュウリ/パプリカ/オクラ/インゲン)
そして、5月に出張DASH村で熊本県を訪れた際に伺った農家・井村さんの畑で見させて頂いた日本一長い大長なす。これを気に入ってしまった明雄さんが井村さんに頼み込み頂いた苗で栽培に挑戦した。熊本よりもずっと北にある福島県で栽培出来るか不安だったが、そこで使用するのが同じく出張DASH村で訪れた長野県で発見したピンクハウスを利用した。この中で大長なすを栽培してみたら、効果があったのか長くて甘い大長なすが何本も収穫出来、稲刈りの後にみんなであの絶品の焼き大長なすを味わった。