福島DASH村で、米作りを始める。
<男米>
2002年から育てている品種。「ひとめぼれ」と「タカネミノリ」の交雑種。いもち病に弱い。
<新男米>
毎年、いもち病に悩ませられていた「男米」といもち病に強い「ふくみらい」を配合し、病気に強いTOKIOオリジナルの品種「新男米」が誕生した。
<ふくおとこ>
さらなる美味しさを目指して、2016年から品種改良に挑戦。
掛け合わせたお米は、明雄さん自らが作っていた米「チヨニシキ」。
前回TOKIOは、より美味しいお米を作るため、去年収穫した「ふくおとこ」の種を城島・太一・松岡がそれぞれ選び、3パターンの種類に分けて、種まきと田植えを行なった。
城島が選んだ種「福のやまびこ」、松岡の選んだ種「福の旅人」、太一が選んだ種「No.1太一」を米の美味しさを判定する米食味鑑定士である入口さんに美味しさの順位をつけてもらった。
幕を開けた20回目の米づくりは、緊急事態宣言の中、福島に向かうことはできない。
そこで城島、太一、松岡、そしてともに福島に通ってきたスタッフが手分けをして、東京の自宅で種から苗まで育てることになった。
さらにベランダの苗作りと並行して、都内で苗を植える田んぼ探しが始まった。
城島と太一が向かったのは、23区イチ人口が多い世田谷にある東京都立園芸高等学校。
創立112年を迎える農業系の専門高校。世田谷の一角に広がる東京ドーム2.3個分の敷地には、トマト、ナスなど約30種類の野菜や桃、ぶどうなどの約17種類の果物が栽培されている。
ここは以前、昆虫が苦手な嵐の二宮にカブトムシを触ってもらおうと、太一が二宮と大都会の中に緑を探して訪れた場所。
ジャガイモ畑だった場所を掘り、地下30mから汲みあげるミネラル豊富な井戸水を溜め、田んぼにした。そして、東京のベランダで43日間育てた苗で田植えを行なった。
田植えから20日後。
東京の田んぼに太一、そしてV6の井ノ原快彦と一緒に稲を様子見。
田植えの時から初めて経験する東京の水と空気で背丈は2倍以上に伸び、茎は枝分かれし7本に分けつしていた。
しかし、いつもと比べると1本1本頼りない。
田んぼを覆っている大きな木から落ちてくる枝によって茎が折れてしまっていた。
茎が折れたり、葉が水に浸かったままだと腐ってしまう可能性がある。
そこで今年は強い風が吹く日が例年より多かったため、太一やスタッフが小まめに掃除していた。
ホウネンエビ
見た目が似ていることからエビと付いているが、ミジンコの仲間。
梅雨時の田んぼでよく見られる水生生物だが、比較的温かい水温を好み、主に関東より西の地域に生息する。
水田が良い環境だと出てくる生き物。ホウネンエビは漢字に当てると“豊年"。
豊作になるという言い伝えがある。
ホウネンエビの卵
ホウネンエビの卵は水が無くても生き続け、その寿命は100年以上という説も。
創立112年を迎える園芸高校。建った頃は、この辺りに田んぼが。そこから鳥が運んだか?
もしくは苗の育てた土に混ざっていたか?その卵が田んぼを作ったことで目覚めた可能性が。
ハイイロゲンゴロウ
平地から里山の水田、水溜まり、池、屋外のプールに見られる。
水草が多い水域よりも開けた水域を好み、くるくると泳ぎ回っている。
飛翔性が極めて高い種で、他のゲンゴロウの仲間の多くは飛ぶ前に一旦、陸にあがって体を乾かさなければならないのに対し、このハイイロゲンゴロウは水面から直接飛び立つことができる。
オオシオカラトンボ
水田や湿地、樹木に覆われた薄暗い水たまりなどにみられる。
シオカラトンボに似ているが、やや大きく体は太め。
オスは濃いめの水色で、メスはくすんだ黄色と色が異なる。
シオカラトンボより色彩の濃淡が明瞭。大型で太めのトンボ。
掃除中に太一がコガネムシが稲の葉を食べてしまっているのを発見。
コガネムシは葉っぱを食い散らかし、作物を枯らす。農家の天敵とも言われている。
主に畑に生息する為、福島では見られなかった。
ただでさえ今年は弱々しい稲の為、これ以上食べられてしまうと光合成が十分に出来ず、成長が止まってしまう可能性がある。
対策
20年前に明雄さんに教えて頂いたことを活かし、コガネムシバージョンの無農薬農薬を作ることに!
※今回使用している無農薬農薬は虫を駆除目的ではなく、寄せ付けない為の予防対策。