2003年8月3日(日)/55分枠
地上90センチの挑戦者
〜車椅子バスケに賭けた情熱〜
制作=日本テレビ
5月、車椅子バスケの日本選手権が開かれた。全国95チームの頂点を極めたのは過去4年連続で決勝敗退の千葉ホークス。メンバーは、主将としてチームを引っ張る元Jリーガー・京谷和幸(31)。得点力に磨きをかけるため単身米国に留学した元暴走族の安 直樹(25)。高校の後輩に夢を持つ大切さを訴える田中恒一(27)ら。地上90センチの死闘・車椅子バスケを通して『あきらめない…』その先に待っているものを探る。


 2003年8月10日(日)/25分枠
改革が夢だった…
〜細川政権から10年〜
制作=日本テレビ
1993年8月、細川護煕を総理とする非自民連立政権の誕生に日本中が沸いた。「改革」を全面に掲げる細川政権の誕生で55年体制は崩壊。しかし小沢一郎と武村正義の対立などにより、政権はわずか一年で終焉を迎えた。そして、その後の「失われた10年」。今も細川の幻影(政権交代)に怯え、二度と下野したくない自民党は、連立を組んで政権を維持し続ける。“細川政権が残したものは一体何だったのか?”…十年目の検証。


 2003年8月17日(日)/25分枠
シリーズ 戦争の記憶(1)
58年目の再会
〜 甦る特攻隊員の肉声 〜
制作=山口放送
太平洋戦争の末期、大量の爆薬を抱いて敵の艦隊に体当たりした人間魚雷「回天」。特攻隊員145人の尊い命が散った。その遺品の中に、手作りの小さな慰問人形がある。当時、回天の部品を製造していた女学生が送ったものだ。梶山美那江さん(73)は去年春、自分が作った慰問人形に再会した。戦死した塚本太郎大尉の遺品だった。戦後を生き続けた美那江さんと21才の若さで散った塚本大尉の人生をひも解き、戦争を見詰め直したい。


 2003年8月24日(日)/25分枠
シリーズ 戦争の記憶(2)
麻美が見た夏
〜 19歳のナガサキ 〜
制作=長崎国際テレビ
原爆投下から58年。長崎の若者の平和への取り組みが広がりを見せている。3年目を迎えた高校生1万人署名はその輪を海外に広げ、アジアの子供に学用品を送る活動も始めた。高校時代署名に奔走した長崎大・中村麻美さんはこの夏、被爆者を訪ねたり、基地がある佐世保で関係者との交流を考えている。今感じていることや平和への思いを仲間と一緒に本にするつもりだ。被爆地に与えられた課題は何か?長崎の19歳の夏を追う


 2003年8月31日(日)/55分枠
シリーズ 戦争の記憶(3)
チンチン電車と女学生
〜 2003・夏・ヒロシマ 〜
制作=広島テレビ
広島は世界最大の路面電車の町。130台が1日10万人を運ぶ。58年前、原爆投下からわずか3日後に、路面電車は運転を再開。町に響いたチンチン電車の音は市民に生きる勇気を与えた。そして被爆を逃れた650型は今も広島の町を走る。当時、被爆の瞬間まで電車を運転し続けた女学生と歴史を残そうと動くOB。そして、この夏誕生する女性運転士。路面電車に託した様々な思いを軸に、戦後58年を迎えた広島の"記憶"を伝える。