過去の放送内容一覧2024年12月
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2024年12月15日(日)24:55【拡大枠】アボジが眠る海
戦時中、海底炭鉱で起きた水没事故。犠牲者183人は今も海の底に眠る。その7割が朝鮮半島出身者だ。山口県宇部市の長生炭鉱。遺族は遺骨の収集と返還を願っている。地元の市民団体は国に調査・収集を要請してきたが、「見える遺骨しか調査しない」との回答が続いてきた。一方、市民団体は独自に調査も進めてきた。この秋、炭鉱跡地で念願の掘削工事を実施し、地下に埋められていた坑道の入り口を発見。遺族の期待は高まる。
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2024年12月8日(日)24:55平和色の写真
~よみがえる被爆者の記憶~広島テレビの新人報道記者・庭田杏珠(22)に「お会いしたい」と一通の手紙が届く。送り主は…被団協の設立にも大きく貢献した被爆者の阿部静子さん(97)。戦争体験者に話を聞きながら、AI技術を活用し白黒写真をカラー化する「記憶の解凍」の活動を、高校時代から続けている庭田に、阿部さんが心を打たれたからだった。大切な写真のカラー化作業を始めたふたりの笑顔や涙を通して「平和」や「幸せ」について考える。
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2024年12月1日(日)24:55ドツボと俺
更生支援を続ける理由【ドツボ=酷い・最低の状態にあること】兵庫県尼崎市で清掃業を営む松本和也社長の周りには〝ドツボ〟にはまりそうな人、はまっている人が集まる。親に見捨てられた少年院出身者、金にルーズで借金を繰り返す若者、覚醒剤で刑務所に4度服役した兄。彼らを救いたいと自分の会社で雇用したが、更生への道は一筋縄ではいかない。罪を犯した約2人に1人は再犯する世の中だ。「ほっとかれへん」諦めが悪い社長の更生支援の現実。