放送内容2025年1月5日(日)24:55【拡大枠】
言えない心のうちがわを
家庭内の性虐待・子ども達の葛藤

長年タブー視されてきた子どもへの性加害の中で、なお潜在化しがちな被害が、家庭内での性的虐待。家族間の被害特有のさまざまな葛藤から、子ども達は被害を隠すと言われている。子ども達が被害を隠し、痛みを背負う背景にはどのような現実があるのか。大人になった被害当事者の証言を中心に、家族の中に被害者も加害者もいる、家庭内性虐待特有の葛藤や複雑さを紐解き、被害を言えない子どもの心を掘り下げる。
語り/文音 制作/日本テレビ 放送枠/55分
- 再放送
-
2025年1月12日(日) 8:00~ BS日テレ
2025年1月12日(日) 5:00~/ 24:00~ 日テレNEWS24(CSなど)
犯罪・アクシデント
- 2025年1月12日(日)24:55せみごえ
~中国の性被害…圧力で潰されて~声があげにくく、表面化するのは“氷山の一角にすぎない”といわれる性被害。しかし中国では、声を挙げることすら許されない実態がある。著名テレビ司会者からの性被害を告発し「中国版#MeToo運動のシンボル」となった女性は、警察の圧力やSNS制限など様々な抑圧を受けた。医師からの性被害を公表した別の女性にも圧力が。声を挙げた瞬間に始まる当局や社会の巨大な圧力のなか、それでも進み続ける彼女たちを追う。 - 2024年7月7日(日)25:05未解決誘拐事件
―吉川友梨さんがいない20年―大阪府熊取町で当時9歳の吉川友梨さんが下校途中に誘拐された事件は、未解決のまま20年以上が過ぎた。元捜査員らの証言、大阪府警の内部資料、初動捜査を指揮した警察幹部が初めて語った言葉から見えたのは、浮かんでは消える容疑者を追い続けた捜査の裏側だった。あの日、直前まで一緒にいた同級生が初めて明かした願い、訴え続ける両親の姿、そして30歳になった友梨さん。21年の歳月と、未解決事件の「今」を見つめる。 - 2024年6月30日(日)24:55孤独といらだち
少女たちの更生保護売春や違法薬物・・・貧困や虐待など様々な事情で非行に走った少女たち。少年院を仮退院しても4割近くが親元に戻れない現実がある。その受け皿になっている福岡の更生保護施設「田川ふれ愛義塾」。理事長の工藤さんは、両親の離婚をきっかけに非行に走った“札つきのワル”だった。「うちに来るのは社会から見過ごされた子。試されているのは大人たち」そう語る工藤さんは、孤独といらだちを抱える少女たちに向き合い続ける。 - 2024年6月23日(日)25:25【拡大枠】死刑囚の子
殺された母と、殺した父へ「44.7%」。殺人事件の約半数は親族間でおきている。残された家族の多くは被害者としてだけでなく、加害者の身内として社会の目にさらされる。最愛の母を殺したのは父だった。父は死刑囚となった。葛藤の末に父を受け入れた息子は、母への罪悪感に苦しみながら、いつ訪れるかもしれない死刑の執行に怯え生きてきた。ベールに包まれている究極の刑罰。事件から24年、親の罪に翻弄されてきた息子がたどり着いた答えとは―。 - 2024年6月9日(日)24:55塀の外の死刑囚
“袴田事件”58年後の再審裁判1966年旧清水市で一家4人が殺害された事件で死刑判決を受け、再審請求の過程で釈放されたが、今も死刑囚の袴田巌さん88歳。去年、再審裁判が始まり、まもなく判決となる。争点は事件から約1年2か月後に味噌タンクから発見された5点の衣類が、犯行着衣なのかだ。再審を決定した東京高裁は、捜査機関による証拠捏造の可能性を指摘している。事件から58年、袴田さんとその家族らが、ようやくたどり着いた再審裁判の行方は?