放送内容2023年8月20日(日) 24:55
あの日は消えない
被爆78年 背負い続けるヒロシマ
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原爆で亡くなった家族の遺体を自らの手で火葬した13歳の少年は91歳になった今も悲しみが消えず、広島の地には二度と足を踏み入れることができなくなりました。軍需工場で働く仲間を一瞬で失った16歳の少年は生き残ってしまった後ろめたさと被爆者への偏見にさいなまれながら生きてきましたが、94歳になった今年、78年ぶりに被爆地を訪ねます。原爆投下から78年、被爆者たちが背負い続けるヒロシマの記憶をたどります。
ナレーション/松田愛里(西日本放送アナウンサー)
制作/西日本放送 放送枠/30分
- 再放送
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2023年8月27日(日)5:00~/24:00~ 日テレNEWS24
2023年8月27日(日)8:00~ BS日テレ
戦争・平和
- 2025年2月2日(日)24:55命あるかぎり
被爆者・森 重昭2016年、広島で当時のオバマ米大統領と抱擁した被爆者の森重昭さん。会社員として働きながら、被爆死した米兵捕虜を調査し、12人の身元をつきとめた。「何十万という日本人に混じって、こういう悲劇があったことが将来にわたって語りつがれれば…」。87歳になった森さんは、腸の病気で手術を受け、入退院を繰り返している。「僕がやらなければ誰がやるか」。病の体を押して、調査と証言を続ける森さんの執念に迫る。 - 2024年12月15日(日)24:55【拡大枠】アボジが眠る海戦時中、海底炭鉱で起きた水没事故。犠牲者183人は今も海の底に眠る。その7割が朝鮮半島出身者だ。山口県宇部市の長生炭鉱。遺族は遺骨の収集と返還を願っている。地元の市民団体は国に調査・収集を要請してきたが、「見える遺骨しか調査しない」との回答が続いてきた。一方、市民団体は独自に調査も進めてきた。この秋、炭鉱跡地で念願の掘削工事を実施し、地下に埋められていた坑道の入り口を発見。遺族の期待は高まる。
- 2024年12月8日(日)24:55平和色の写真
~よみがえる被爆者の記憶~広島テレビの新人報道記者・庭田杏珠(22)に「お会いしたい」と一通の手紙が届く。送り主は…被団協の設立にも大きく貢献した被爆者の阿部静子さん(97)。戦争体験者に話を聞きながら、AI技術を活用し白黒写真をカラー化する「記憶の解凍」の活動を、高校時代から続けている庭田に、阿部さんが心を打たれたからだった。大切な写真のカラー化作業を始めたふたりの笑顔や涙を通して「平和」や「幸せ」について考える。 - 2024年10月13日(日)24:55【拡大枠】キノコ雲の上と下
~米兵の心に苦悩を刻んだヒロシマ~「絶対に敵を討つ」。被爆者の近藤紘子さんは、原爆を投下した米兵を憎んで生きてきた。終戦から10年後、アメリカで副操縦士のロバート・ルイスと対面する。しかし、目の当たりにしたのは思いもよらぬ姿だった。「私たちはなんてことをしたのか」そう言ってルイスは涙を流した。キノコ雲の上で一体、何が起きていたのか。彼らの思いに迫ろうと、私たちは資料を徹底調査し、音声や手記を独自に入手。心に刻まれた苦悩に迫った。 - 2024年10月6日(日)24:55キティちゃんと王さまの約束
~鉛筆1本から描く平和~キティちゃんをはじめ、世界中から愛されるサンリオのキャラクター。一見、戦争とは無縁そうですが、実はサンリオの創業者、辻信太郎さんの反戦の思いが込められています。辻さんは実家で遭遇した甲府空襲の体験から「みんなが仲良くなるための仕事をしよう」と、平和への新たなアプローチに挑戦し続けています。“大義を掲げる戦争”はいまだに世界中で後を絶ちませんが、キティとともに抗う96歳、まだまだあきらめていません。