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戦争・平和
- 2025年2月23日(日)24:55戦火に舞う
あるプリンシパルと日本人芸術監督の挑戦「戦時下にバレエは必要か」ウクライナ国立バレエのオリガ・ゴリッツァさんは戦争で国外に避難したあと、度重なる足の手術を経て一時は踊ることを諦めた。日本人監督、寺田宜弘さんの励ましと、日本からの熱いエールに支えられて復帰。空襲警報が鳴り響き、度々公演が中断しても、今も劇場は満席だ。まもなくロシア侵攻から3年。“芸術の灯を絶やさない”主演作に込めた思い、爆撃への恐怖を抱えながら今も踊り続ける原動力とは― - 2025年2月2日(日)24:55命あるかぎり
被爆者・森 重昭2016年、広島で当時のオバマ米大統領と抱擁した被爆者の森重昭さん。会社員として働きながら、被爆死した米兵捕虜を調査し、12人の身元をつきとめた。「何十万という日本人に混じって、こういう悲劇があったことが将来にわたって語りつがれれば…」。87歳になった森さんは、腸の病気で手術を受け、入退院を繰り返している。「僕がやらなければ誰がやるか」。病の体を押して、調査と証言を続ける森さんの執念に迫る。 - 2024年12月15日(日)24:55【拡大枠】アボジが眠る海戦時中、海底炭鉱で起きた水没事故。犠牲者183人は今も海の底に眠る。その7割が朝鮮半島出身者だ。山口県宇部市の長生炭鉱。遺族は遺骨の収集と返還を願っている。地元の市民団体は国に調査・収集を要請してきたが、「見える遺骨しか調査しない」との回答が続いてきた。一方、市民団体は独自に調査も進めてきた。この秋、炭鉱跡地で念願の掘削工事を実施し、地下に埋められていた坑道の入り口を発見。遺族の期待は高まる。
- 2024年12月8日(日)24:55平和色の写真
~よみがえる被爆者の記憶~広島テレビの新人報道記者・庭田杏珠(22)に「お会いしたい」と一通の手紙が届く。送り主は…被団協の設立にも大きく貢献した被爆者の阿部静子さん(97)。戦争体験者に話を聞きながら、AI技術を活用し白黒写真をカラー化する「記憶の解凍」の活動を、高校時代から続けている庭田に、阿部さんが心を打たれたからだった。大切な写真のカラー化作業を始めたふたりの笑顔や涙を通して「平和」や「幸せ」について考える。 - 2024年10月13日(日)24:55【拡大枠】キノコ雲の上と下
~米兵の心に苦悩を刻んだヒロシマ~「絶対に敵を討つ」。被爆者の近藤紘子さんは、原爆を投下した米兵を憎んで生きてきた。終戦から10年後、アメリカで副操縦士のロバート・ルイスと対面する。しかし、目の当たりにしたのは思いもよらぬ姿だった。「私たちはなんてことをしたのか」そう言ってルイスは涙を流した。キノコ雲の上で一体、何が起きていたのか。彼らの思いに迫ろうと、私たちは資料を徹底調査し、音声や手記を独自に入手。心に刻まれた苦悩に迫った。