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ストーリーSTORY

#22025.1.25 OA

前の事務所をクビになった真戸原(松村北斗)が、たかなし法律事務所に入所してくる。瀬奈(川口春奈)は、真戸原とコンビを組み、新たな案件を請け負うことに。クライアントは会社員の兼木浩司(加治将樹)。依頼内容は「妻・真弓(愛希れいか)の10年前の浮気に対して慰謝料を請求したい」というもの。夫婦仲が悪化した兼木が離婚の危機について相談したところ、不憫に思った同僚が「10年前の浮気写真」を提供してくれたらしい。

真弓が男性とホテルに入っていく証拠写真は10年前のもので間違いなさそうで、訴訟が順調に進む中、瀬奈は真戸原とともに母校(大学)に立ち寄る。するとそこで宇井(田中圭)と再会してしまう。瀬奈と宇井は担当教官に促されて、付き合っていた頃の懐かしい映像を見ることに。8年ぶりに話す二人の心は少しだけ近づき、瀬奈は「別れた時に本当は何があったのか」を今度話したいと宇井から言われる。

一方、真戸原は「兼木が離婚ではなく慰謝料を求めている理由が気になる」と瀬奈へ相談する。瀬奈は、真弓が浮気をしていたことは事実であり、理由なんてないと答える。10年も一緒にいたにもかかわらず、過去を強く否定する兼木の態度にも違和感を感じた真戸原は、もっと調べたいと瀬奈へ訴えるが、8年前の失恋と重ね合わせた瀬奈は、「今まで過ごしてきた時間が無駄だと思う兼木の気持ちがよくわかる」といい、心を閉ざしてしまう。

真戸原は、クライアントのため、瀬奈のために独自調査を進める。すると、浮気の証拠写真と兼木の証言の違いに気がついて…。

以下、ネタバレを含みます。

裁判当日。真弓側の弁護士は突然新たな証拠を提示する。それは、10年前、兼木が探偵事務所へ依頼していた不貞調査の報告書。調査対象は真弓…兼木は10年前から真弓の浮気に気づいていたのだ。真戸原は、「なぜ今まで真弓へ浮気を追求しなかったのか」と問うが、兼木は黙り込んでしまう。

続いて真弓が証言台に立つ。真弓は10年前の浮気の事実を認めると、深く後悔していることや、兼木とやり直したいと思って不妊治療を続けていたことを明かす。真相を知った兼木は動揺。「許されるならこの先も兼木と一緒にいたい」という真弓の言葉とともに閉廷する。

裁判後。瀬奈は、10年前から浮気を知っていたにもかかわらず、なぜ今になって真弓を訴えたのかと兼木に問う。すると兼木は、愛する真弓と別れたくない思いから、「過去の浮気を認めさせれば、離婚を切り出されないと思った」のだと話す。しかし、今回の裁判で真弓の思いを知った兼木は、二人で過ごしてきた10年間を信じることができなかった自分が悪いと涙を流す。そして、お互いの気持ちを知った兼木と真弓は無事に和解へと進む。

瀬奈は、なぜ真弓の弁護士は、兼木が探偵事務所に調査依頼をしていたことを知っていたのだろうかと口にする。すると真戸原は、証拠写真には写っていなかったホテル名を兼木が知っていたことに違和感を抱き、写真を撮影した同僚に<調査依頼をしていた可能性>を指摘したのだと言う。真戸原の勝手な行動を咎める瀬奈だったが、「過ごしてきた時間が無駄だったと小山さんに思ってほしくなかったので」と話す真戸原に、何も言い返せなくなる。

数日後。毎年必ず行っていた母の誕生日祝いを断り、瀬奈は元恋人・宇井と会う。瀬奈は過去と向き合って前に進むため、宇井と会うことを決めたのだ。しかし、そこで知ったのは、宇井に娘がいるという事実…瀬奈は、その場から衝動的に逃げ出してしまう。

逃げ出した瀬奈に、冷たい雨が降り注いでくる。動けないでいる瀬奈の元に駆けつけたのは、真戸原だ。真戸原は瀬奈にマフラーをかけると、「私はなんにも変わってない」と吐露する瀬奈の手をとり、優しく受け止める。真戸原は、瀬奈をスケート場に連れて行く。楽しい時間に思わず笑顔になる瀬奈…そして「小山さんの笑顔が見たかった」と言う真戸原に瀬奈は照れてしまう。二人は笑顔で別れるが、一人になった真戸原は、なぜか不安げな表情を浮かべる…。

その頃、帰宅した瀬奈を見て、母・祥子(瀬戸朝香)がイライラと誰かに電話している。「ちゃんとやってくれないと困る」と言われたその相手は、なんと宇井で…。

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