5月3日放送の「深イイ話」は、ワッキー夫婦にテレビ初密着！
現在、ワッキーさんは結婚14年目。奥様・あゆみさんと2人の子どもを持つ、子煩悩パパさん。
そんなワッキーさんを去年3月突然襲ったのが、中咽頭がん。
ワッキー「もしかしたら死んでしまうかもしれない。
　　　　　この幸せがプツンと途切れるかもしれない」
夫婦で共に歩んだ約8か月に渡る闘病生活の裏側、さらにはコンビとしての舞台復帰に密着！

密着初日、この日はデビュー当初から25年の付き合いがある品川庄司の庄司さんと復帰後初の地方営業。
庄司さんは奥様・あゆみさんのことをよくご存知だそうで。
グアム旅行中ダウンタウンの松本さん、今田耕司さんらと出会った時も、
周りの芸人家族がワイワイ遊ぶ中、あゆみさんは1人でサングラスをかけてずっと地平線を見ていたと言う肝据わりまくりの奥様。

奥様のあゆみさんとワッキーさんとの出会いは今から22年前。
お笑いイベントで司会をしていたあゆみさんに一目惚れしたワッキーさんの猛アタックで交際がスタート。
そして、8年の交際を経て2007年に結婚、2人の子どもにも恵まれた。

ワッキーさんには仕事復帰して一番やりたかったこと。それは、約1年ぶりとなるコンビでの舞台復帰。
元々2人は高校のサッカー部の先輩後輩。
デビューから26年、週に一度は劇場でネタを披露し続けてきたペナルティには舞台に人一倍のこだわりが！
しかし、劇場復帰には一つだけ不安が・・・
それはワッキーさんが患ったのどのがんの後遺症。
唾液が一般の4割ほどしか出ず、普通に話すだけでのどがすぐに渇いてしまう。
ワッキー「水を飲むわけにもいかないし」

そして迎えた劇場出番の日。劇場には大勢のお客さんが駆けつけた。
26年立ち続けた劇場でも、久しぶりの出番には不安が募る様子で、ワッキーさんはずっとソワソワ。
そして本番。ペナルティの舞台を一目見ようと舞台袖には後輩芸人の姿が。
後輩たちが見守る中、のどが渇く対策として入れた水を飲むボケもウケ、10分の舞台は無事終了。
しかし、楽屋に戻ると…         
ワッキー「元気ないでしょ？ちょっと体力が落ちている」　　
するとこの日を境に密着は一時中断・・・

舞台復帰から2週間後、
ペナルティの2人から報告したいことがあるとのことでスタッフが集められました。

ワッキー「今日、報告というのは今後の仕事を少しゆっくり。」
ヒデ　　「マイペース。自分のペースでいいと思う。」
ワッキー「自分のペースでやらせてくださいっていうのが報告で、2人でやる仕事も。」
　　　　「遡ればがんの治療が始まってる…。副作用がちょっとキツかったりがあって
　　　　　落ちている部分がある」
ヒデ　　「元気ないなとはずっと思っていた」
ワッキー「復帰して1ヶ月ぐらいは、何かこうそのままの(高い)テンションで
　　　　　出来たんだけど徐々に(闘病時の)気分がドーンと落ちちゃった時の感じに
　　　　　戻ってきちゃった」

がんとの闘いでワッキーさんを蝕んでいたのは身体だけではありませんでした。
がん宣告から1年、夫婦2人で戦ってきたワッキー夫婦には様々な思いと葛藤がありました。

ワッキーさんの身体に異変が現れたのは去年3月。
のどにできた2つのしこりを検査したところ、がんであると宣告されました。
6月、治療のため入院。外科手術を行わず、抗がん剤や放射線治療を行うことに。
しかし、コロナ禍であるため家族であっても面会はできず
ワッキー「ほぼ1人で戦っていた…」
つらい抗がん剤治療の中、癒しとなったのが子どもたちとのテレビ電話だった。

家族と離れ、たった1人、
病室で迎えた48歳のその日も…ビデオレターが。
あゆみ&子ども「お誕生日おめでとう。がんばれがんばれパパ！がんばれがんばれパパ！」
ワッキー「病気だなんて言ってられない」

そして、入院から2か月後、退院。
しかし、待っていたのは後遺症による激しいのどの痛み。
のどの痛みで夜もろくに眠れず、食事も胃ろうでの摂取が続き、体重は10キロも減ってしまいました。
退院して弱った夫の前に、普通はめげてしまいそうですが、そこは肝座りまくりの芸人の妻。
そんなことではヘコたれませんでした！

あゆみ「こういうので、治ったよーとか、経験した方の話とか聞くと、
　　　　ちょっと試してみたりとか」
定期検診に付き添うのはもちろん、医師・看護師、さらには同じ境遇のがん患者さんから情報を集め、少しでもいいサポート方法を寝る間も惜しみ、調べ続けました。
あゆみ「一番辛いのは病気にかかった主人。私の方がうろたえたり、辛い顔をしていると、
　　　　主人ももっと辛い思いをする」

1か月の闘病生活で、夫の前でつらい顔を見せることは一度もなかったあゆみさん。
がん発症からおよそ1年。
闘病生活を支え続けたあゆみさんが、芸人ワッキーさんに対して気づいたことがありました。

それは・・・

あゆみ「いろんな人から声援を聞いて、やっぱり愛されている」

私の夫はみんなから愛されている

闘病中、芸人仲間、サッカー関係者など、とにかくたくさんの声援がワッキーに届いた

ヒデ　「どこ行ってもワッキー大丈夫？
　　　　タクシー乗ればタクシーの運転手さんに。
　　　　買い物したら相方さんによろしくお伝えください。とか。
　　　　こいつこんなに愛されている人なんだって改めて思いました。」

愛され芸人ワッキーは入院中もストイックにギャグを作っていた。それが・・・

ワッキー「ダンディーケロッコデメタン。
　　　　　ピーヒョロケロケロピーヒョロロ。ピーヒョロケロケロピーヒョロロ」
ヒデ　　「がんの告白よりも頭真っ白になった。」