「カニに取り憑かれた俳優」吉沢亮 究極の越前がに「極」を求めてセリに挑む!
12月24日(金)放送の『沸騰ワード10』は、カニに取り憑かれた俳優・吉沢亮に密着。
幼い頃、たまの贅沢だったカニの味が忘れられず「カニ俳優」になっていたと語る吉沢。
これまでにも番組では、吉沢のカニの旅に3度密着してきた。3年前には、越前がにの中でも最高峰と言われる「献上品質」を体験。献上品質とは、皇室に献上される重さ1.1kg以上の特大サイズで、一匹4万円(ロケ当時)もするカニ。吉沢は「あんなおいしいの食べたの、人生で初。あの旅が僕の中で最高」と振り返る。
しかし、「1つだけ、とんでもないカニの心残りがある」と吉沢。
というのも、3年前に値段も未知数で奇跡と呼ばれる最上級の「極」(きわみ)を食べられなかったのを後悔しているという。
「極」とは、重さ1.5kg、甲羅幅14.5cm、爪幅3cm以上、以上の究極の越前がにだけに与えられる称号。「極」と認定されるのは全越前がにのわずか0.05%で、全身無傷であることも条件だそう。
「当時は全然買えなかった」が、「3年かけて極貯金」もし、「カニ愛もどんどん積み重ねてきて、ようやく今なら極と向き合えるんじゃないか?」と意気込む吉沢。
果たして、3年越しの極リベンジで「極」を手に入れることはできるのか!?
「極」を求めて福井県の三国港へ
越前がにの聖地・福井県へ。やってきたのは、全国でも珍しい夕競りが行われる三国港。
どこよりも鮮度の良い上質なカニが水揚げされるため、100年近く、三国港から皇室に越前がにが献上される歴史を持つという。
しかし、「極」は1回のセリで水揚げゼロも当たり前の幻のカニ。今年開催された5回のセリの中でもまだ一匹も出ていないとのこと。(11月17日段階、三国港において)
この日漁獲されたのは5000超、9隻分の漁船のオスの越前がに。この中に「極」は見つかるのか!? 緊張しながら、午後6時にセリがスタート!
今回もし「極」が出た場合、3年前にお世話になった「やまに水産」の山野社長にセリ落としてもらうよう交渉。
「金額はりますよ!?」という山野社長に、「買い取りますよ!そのために来ましたんで!」と一歩も引かない吉沢。
いよいよ夕セリ開始!
セリがスタートすると、巨大なカニが次々セリにかけられていく。仲買人は瞬時にカニの良し悪しを見極め、一箱およそ5秒で競り落とされていくという。
「速っ!速っ!何これ!?」「速すぎて何やってるか全然わからない」と驚きを隠せない吉沢。
すると、吉沢の前に1.59kgのカニが登場!「極」の基準である1.5kgはクリアしている。
しかし、動かない山野社長。
重さはクリアしているものの、やはり身のつまり、美しさ、全てが完璧でないと「極」とは認められないよう。
1時間半が経過するも、「極」は出ず…。
9隻目のセリで会場一変!?
8隻の漁船のセリが終了したところで、何やら会場の空気に変化が。
今までになく人が集まりはじめ、丁寧に1匹のカニが運ばれていく。
すると、競り子から「初極!」の声。
奇跡の初極ととうとうご対面!
「10万!」「15万!」「20万!」と次々と声が上がる。
「極」のタグもしっかりとついている様子。果たして山野社長はセリ落とせるのか…!?
「25万!」「30万!」
響き渡る「やまに、30万、やまに!」の声。
なんと、30万円で見事今年三国港で初の「極」の落札成功!
丸ごと茹でた「極」を実食!
3年越しで「極」をゲットすることができた吉沢。
「これが極!?超でかい!すごすぎて言葉になりません」と感激。
重さはなんと1.63kg。ここまで大きくなるのに14〜15年はかかっているだろうとのこと。
「確かに分厚さが全然違いますね」と「極」をまじまじと観察する吉沢。
そして、ゲットした「極」をいざ実食!
今回は、30万円の「極」を丸ごと塩茹でに。
35分かけてじっくり茹でた「極」がこちら。
さっそく解体してみると、中から大量のミソが!
ハサミで切るのも一苦労。
「やばそうこれ。緊張する…」と言いながら、「いただきます!」と吉沢の口に運ばれていく「極」。長年、海底を生き抜き引き締まった身のその味は…!?
「うわっ」と言葉にならない第一声を発する吉沢。
よく噛み締め、ようやく出た一言は…「This is カニ」!
「すごいこれ!風味がすごい」「カニの風味だけど海をすごく感じる。めちゃめちゃ今海を感じました」と吉沢。
お次は、濃厚なミソと絡めてパクリ。
「言葉にできない」「すごすぎて、何て言葉で表現したらいいのかわからない。この極を褒める言葉がまだ存在しない」と絶賛。
初めてのカニの旅から3年をかけ、ついにカニ俳優としての極にたどり着いた吉沢。
しかし、「吉沢さんのカニの旅は続く?」という問いに「当たり前」とキッパリ。
吉沢のカニ愛は引き続き沸騰中!