毎週日曜夜10時30分〜放送の日本テレビ系ドラマ『崖っぷちホテル！』。
5月27日（日）には第7話が放送される。

「ホテル グランデ・インヴルサ」が抱えることとなった“負債総額３億”の原因を作って行方不明になっていた佐那の兄・誠一が登場し、徐々に一体感を持ち始めていた従業員たちは再びピンチに？ラフな格好で「桜井誠一、ただいま帰りました！」と突如ホテルに現れた彼は、果たして何をしようとしているのか気になるところ。第7話の放送を控え、誠一役の佐藤隆太にインタビューを行った。

誠一は「こんなキャラクターを演じたことはないぐらい」の役

--今回演じる桜井誠一という役には、どういう印象をお持ちですか？

「すげぇ喋るじゃん！」というのが正直な第一印象です（笑）。ただ、最近はいい意味で落ち着いた役が多く、彼（誠一）のようにここまでアクセル全開で突っ走る役を演じていなかったので、この役は楽しいだろうなと思いました。
誠一は思ったことにひたすらまっすぐな、自由な人です。だからこそ極端な判断をしてしまう事もありますが、彼なりの自信と愛情を持ってやっている、どこか憎めないキャラクターです。

--撮影現場の雰囲気はいかがでしょうか？

最高です。今回はゲストとして呼んでいただきましたが、レギュラーで最初からいられたら楽しかっただろうなぁと思います。ゲストの役で、チーム感が出来上がっている現場に飛び込むというのは本当に難しいものですが、今回は大好きな先輩方もたくさんいましたし、スタッフさんも「久しぶりですね！」なんて言える方がたくさんいて、その雰囲気に助けられました。撮影がトータル3日だけで終わってしまったのがすごく寂しいです。
また、演者同士が細かい動きにもすごくこだわっていて、休憩中もずっとみなさんが「このシーンはこうだろう」「もう一回いってみようよ」などと話していて、素晴らしい現場だなと思いました。

--今回は、戸田恵梨香さんときょうだい役を演じますね。

恵梨香ちゃんとはずいぶん前に共演させていただいて、久しぶりにお芝居ができて嬉しかったですし、一緒に演じていて気持ちのいい方ですよね。今回は複雑なきょうだいの関係でしたけど、いつか仲の良いきょうだい役も演じられたらいいなと思います。

「崖っぷち」を乗り越えるには「ひたすらやる」こと

--「崖っぷちホテル！」にちなんで…佐藤さんが実際にホテルに泊まる時に意識していることはありますか？

コンセント（の場所）です。また、私物を置くポジションを「この間取りだったら、ここにこれを...」などと、テトリスみたいに組み合わせていって、短い滞在でも自分の空間にできるようにしています。もちろん家も安心するんですが、初めてのホテルに泊まるのも好きなんですよ。どこでも馴染めるタイプで「このホテルは落ち着かない」ということはないですね。

--また、「崖っぷち」がテーマということで、佐藤さんが考えるピンチの乗り越え方を教えていただけますか？

僕が（その方法を）教えてほしいぐらいです（笑）。ただ、ひたすらやるしかないなと思っています。例えば今日のような撮影でも「もう一回（この場面を）やりたいな」と思う時もあります。でも、OK が出ていればそのまま進んでいきます。次の時に納得できる芝居ができるまで（そのような納得がいかなかったシーンを）引きずるんです。結局、芝居で自分にかかっちゃったモヤモヤは芝居でしか解消できないんですね。前々からそのように思っていましたけれど、最近は特にそう感じます。

--最後に、第7話の見どころについて教えてください。

ホテルスタッフの成長・団結力が強く出る回ですから、みんなの中に生まれた信頼関係を見てもらいたいですし、そこに感情移入できると思います。そのために僕（誠一）を使ってもらえれば！と(笑)。