2012年4月3日放送

想像もつかない(意外な)材料で、アート作品をつくる女性がいます。
エッグアート作家 あだち三和子(みわこ)さん
卵の殻に彫刻し、装飾を施したオブジェを作るあだちさんは、
壊れやすい卵の殻の美しさに惹かれたそうです。

「自然のものなので自然に割れたってことが、
またそこでひとつの案をもたらしてくれるので、新しい発見があります」

繊細な神経が求められるエッグアート。
そんな彼女が好きな言葉、それは。

「私はガウディの作品がとても好きで、
人間は創造しない。」

「人間は創造しない 人間は発見しその発見から出発する」

(出典:「建築家ガウディ全語録」より) アントニオ・ガウディ

これは、建築家 アントニオ・ガウディのことば。
自然が持つ美しさは、人間では作りだすことはできない。
自然の中にこそ創造のヒントが隠されているという意味

ガウディの作品に影響を受け、身につけてきた繊細な技。
あだちさんはエッグアートの魅力を多くの人にも知ってもらおうと
その輪を広げようとしています。

「これが卵の殻で出来てるのかなって、想像が
ふくらむような作品をつくっていきたいです」

自然が作りだす美しさを大切に、
今日もオリジナリティ溢れる作品づくりに励みます。